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1 mop

妄想短編小説

書け!
(W31S/au)
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(PC)
74 おしゃれ苺
さあ 次は同窓会に溶け込む為に
いくつかの話題を用意せねばなりません
壁の花なんて聞こえはいいけど
浮いてしまうのはやはり好ましくありませんから


差し当たり 関係が良好であった(と当人は思ってるんでしょ)
女子達に近況を聞く為
やはり手紙を書きます

こちらに来てからの他愛ない出来事や
好ましい容姿の男の子がいるとかいないとか
書き慣れない手紙ではありましたが
それなりに尋ねる事は多く
筆が鈍る頃には夕餉の時間となっていました
母から食事の用意を手伝うよう
呼び声がかかります
そろそろ行かねば
夕食がおあずけになりかねませんので
仕方なく台所に向かう事にします
いくつかに分けた質問を含む手紙なので
後々同じ質問等を書いて混乱しないように
それぞれの手紙の内容を
別の紙に書き留めておくことにしましょう
(PC)
73 おしゃれ苺
そうなると早速
同窓会に向けての準備を始めなければなりません

先生への手紙は年男に対して取った不手際から察するに
かなりおめでたい頭の持ち主だとわかりましたから
「やはり幾人かの仲の良かった数少ない理解者達には会いたい」といった理由をでっちあげて送る事にしました


そして気取らず目立たず かと言って暗くなりすぎないように
そんな服を見繕いながら
あまり友達付き合いが無い故か
滅多にあけなかったクローゼットを開きます
澱んだ樟脳の臭いが優しく私を包みますが
それを振り払うようにして
買い与えられはすれど袖を通さなかった服たちを
次々と体にあてては辺りに置いていきます
この時に初めて
周りの女の子達と同じように
身を着飾る喜びを感じる事ができました

動機が些か暗かったのは
この際考えません
(PC)
72 おしゃれ苺
「・・・・・・・・・ふっ」
小さく溜息をついて
片してあるちゃぶ台を居間に広げ
再度先生宛に手紙を書きます

いえね 年男の事を告げ口してやろうなんて
これっぱかりも思っていません

ただ 同窓会への欠席を取り消して貰う為に
今度は自ら進んで筆をとっています

皆に愛され受け入れられた彼なら
必ず出席するという
あまりに根拠のない考えではありましたが
私に己の正体を明かした彼に近付く手だてとしては
個人的に会いにいくより
同窓会というイベントに格好付けて会う方が
都合も良いでしょうから


問題はいかに彼からの手紙を忘れ

「年男が騙った先生からの手紙には
何も書かれていなかった
と装えるか」
ですが


一度は二度と読むまいと決め
畳んでしまった彼からの手紙を熟読し
無知を演じる為に
必要な事を確認しました

多分今私の目は鈍く輝いている事でしょうね


ふふふ
(PC)
71 おしゃれ苺
いや あの婆さんから近況を確かめるみたいな電話があってさ
何で急にと 思いつつ話を聞いてると
どうやっても僕を探ってるとしか思えなくてね
そしてやたら君の名前を出しやがるもんだから
ピンときてさ

仮に君がこの件に係わりが無くとも

僕だってたまには昔の記憶に苛まれる事もあってさ
いい機会だし
まあ洗いざらい吐いちゃおうと思ったわけだ


ちなみに このインクは2日程度で消えるタイプの
所謂 子供向け探偵グッズの玩具なので
君の目に入る前に消えてたら
僕以外には何の意味もないんだけどさ


じゃあね
・・・・・・・・・・・・・・・・・
不思議と 取り乱したり又ショックで茫然とする事もなく
静かに手紙を折り畳むと
私はトイレに向かいました

嫌な渇きが焼き付いた喉を押さえて
便器に逆流する胃液を吐き捨てます


腐乱臭と酸っぱいにおいが目に刺さり
漸く涙が流れてきました
泣いていたのは10分位でしたでしょうか
あれほど激情に揺れるのは久しぶりでした

年男という人間の為に麻痺させてきた感覚が
皮肉にもまた年男により蘇らされ

また その事実が私を苛立たせます
どこまで彼に振り回されなければならないのでしょうか


無視すれば それで済む事なのでしょうが

手紙に書かれていた
消えるインクの事を思い出すと
いかに彼があざとく世間を欺いているかがわかり

私の頬の熱はいっこうに引きませんでしたが
逆に彼を人として許すわけにはいかないという気持ちだけが
冷静な憤りとして
蘇ったばかりの心の中に息づく事になりました
(PC)
70 おしゃれ苺
時候の挨拶を省かせてもらう非礼よりも まず
あなたの気持ちに気付いて差し上げられなかった事への謝罪を受け取って頂けるでしょうか


いえ 今更赦して貰おう等と言える立場ではありませんし
仮に赦して頂けたとしても
私 いえ 当時の私達が犯した罪は
簡単に拭えるものではありません

少なくとも私は 当時の年男君に関して
どこか擁護している部分もあり

彼の貴女へ対する行為を軽く考え
また 周囲にも寛容を強いて来たきらいがあります
それだけでも 教育者として値うかの懊悩すべき失態であるというのに

最近になってさらに私を苛ませる事実を知りました

前に述べた理由から
本来なら他人様を云々できる人間ではありませんが

貴女からうかがった話を元に
彼 年男君について
私なりに調べてみる事にしたのです
結論から言わせて貰いますと

彼は 健常者 です

いえ 程度が軽い 等という理由からではなく

はじめから 障害など無い
という意味です
つまり知恵遅れを演じていたと言い換えれば
ご理解いただけると思います


彼が何故そのような不便をわざわざ行ってきたかといいますと


障害者に支払われる給付金の為でした

といいますのも

貴女ならご存知かもしれませんが
彼の家庭はけして裕福ではなく
彼が産まれる以前には
日々の生活費を借金で埋める事もあったそうです
しかしながら
そのような家庭は何も彼だけの話ではありませんし

周囲を謀り糧を得るなど・・・

ただ
彼自身自分を傷つけ周囲を傷つけ
それに甘んじるしかなかった子供故の力の無さを考えますと
私は彼を責めきる事ができません
勿論 私自身の力不足も否めませんし


それについてはただ頭を下げるばかりです


なあんちゃって

年男より
(PC)
69 おしゃれ苺
し後悔しましたが
それでも心は随分と楽チンになった気がします
その三日後の事です

帰宅した私の目に居間の机の上にある白い封筒が飛び込んできました

飛び込む なんて大袈裟な言い方なのは
差出人に先生の名前が書かれていたからでしょう
本当なら見たくも無い代物ですが
色々とぶつけてしまった負い目もあり
また
多少気分も晴れてはいたので
その手紙は開封をまたずして
ごみ箱に移されるという憂き目には会わず
その責務を果たす事ができました

何より


生まれて初めての返信ですから捨てるのも忍びなかったのもありますが・・・
割としっかり糊付けされた物で
爪でもってノリシロを剥がすのは無理だと思い

封筒を電球に翳し
頭をハサミで切る時に手紙を一緒に気ってしまわないよう
端を確かめます

その時の私は
少しばかり緊張した面持ちだったかもしれません
ともかく
いくらか時間をかけて開封された封筒の中から
顔を覗かせた便箋は萌葱色で
妙に目に優しく映りました
しかし
書かれている内容については
一瞬目を疑うような話であり
私に以前の苦い日々を思い出させ
憎しみを思い出させ
さらに倍加
いえ
それ以上に膨れ上がらせるものでした
内容は次のようなものです
(PC)
68 おしゃれ苺
本当に面倒臭い

今でもいっぱいいっぱいの
私の貴重な時間を潰してまで
好きでもない人達の集まりへ

参加しない事に対する理由に気を回す必要なんてあるのかしらん
といいますか
そもそも好きどころか憎んでもおかしくない扱いを受けていた私が
今になってさえも
何故遠慮したような事をしなければならないのか?
等と考える内に
そういった昏い気持ちに支配されつつある感覚を自覚しながらも押さえられなくなり
当時の鬱屈した日々を

何も知らずに笑っていた先生への当て付けも兼ねて
ありのままを書き記し
葉書では足りなくなったので
手紙として出してしまったのです

めておくことにしましょう
(PC)
67 番犬は
四月も十日が過ぎた。世間は花見で場所取り合戦。
私も流行を先取りして五月病を取り入れてみた。
やる気がしない。

何をするにもスランプに陥っていた。やった事も
無い事でもやるまえからスランプ。
そもそもスランプってなんだ?トランプの仲間か?
というオヤジギャグが頭の中を滑って転んですってんころりん。

スランプのスを消しゴムで消した。ランプを丁寧に擦ると
中から妖精が現れた。

妖精は言った「ご主人様。また月曜日が現れました」
そう告げると妖精はしゅるしゅるしゅるとランプに戻っていった。

まんでーもんでーちゅーしてー上戸彩ってZ-1ってアイドル
グループだったね。上戸彩ってやっぱり下戸なんですかね?
それとも、、、という辺りで目を覚ました。

睡眠中に見る夢というのは現実じゃ考えられない出来事が連続
して起こる。夢の中ではあまり不可思議な出来事に対して疑問を
抱くことはそうない。

わたしは夢の中でほっぺたをつねったことがある。とても痛くて
飛び上がって夢から目覚めてしまった。どのような痛みかというと
好きな子に告白したら、いきなりストーカーと言われてホッペタ
を綺麗にバシッと音がでるように引っ叩かれた様な感じだ。
体の部分が痛いというよりは精神的に痛い。心臓をつねられた感じ。

わたしはその夢の中でほっぺたをつねって飛び起きた時に夢精を
していた。

厭な夢精によってパンツを洗わなければならない
悲しみを想像して欲しい。夢精というのは不思議なもので、
夢の中で性的な交渉をしていなくても逝ってしまう事もある。

今では自分がほっぺたを好きな女の子に強めにつねられているのを
想像しているだけで、自然とパンツにテントが張られてしまうのだ。

もとい女の子でなくとも、誰かにほっぺたをつねられてる痛みを
想像しただけで勃ってくる。たとえ男でもだ。ガチムチホモでもだ。
むしろその方が、、、おっとこれ以上はここでは言えない。

最近はスランプなのか、ただ単に免疫がついたのかは解らないが、
強くつねられるを想像するだけでは勃たなくなってきた。
しかしこれは普通に考えればそれが正常なのかもしれない。
いままでがおかしかったのだ。

私はほっぺたつねられインポテンツになった。これは社会復帰だ。
此れを機につねられるより撫で撫でされるのに興奮を覚えるよう
リハビリを行いたいと思う。これが私の現実の夢だ。

現実で見る夢も、睡眠中に見る夢も、矛盾だらけで馬鹿げている事に
大差はない。部屋のベランダから見えるサクラの木から花が散るのを
見て、どうせ散るのだからやるべきかやらざるべきかと迷っていた。

咲かぬなら咲かせて見せようぞ。まずは種から。
(PC)
66 ザムザ
二月も半ばにさしかかり
仕事的にも暇ができたので
久しぶりに昔の散歩コースをたどってみる事にした
寂れてしまった雑居ビルの階段を跨いで
屋上のフェンス際をつたい懐かしき我が魂の避難場所へと腰をおろす
多少服の汚れが頭をよぎりはしたが
餓鬼じみた気分にまかせて寝転がる事にした
やれやれ歳のせいか息があがってるなぁ
冬特有の青い闇のせいでほの暗く冷たくなりつつある空気を
廃ビルの上から仰ぎ
それを肺いっぱいに吸い込みながら
ああ ここで煙草にでも火を着ければ絵になるのかな
とポケットをまさぐれば
無骨なコリブリのライターが指をつく
しかしながら
いまだ動悸が落ち着かぬ様を認め
白く濁った溜め息一つを
煙りの代わりと考えて
意味もなく笑ってみたり
(SH902i/FOMA)
65 ザムザ
ぼくはじぶんにしぬことをゆるしていないからまじめなはなししねませんえいえんのいのちそれはのろいであることをしったときからぼくのりょううではあたまをかかえるためだけのそんざいとなりはてましたもういいじゅうぶんだいまならばまんぞくしつつじぶんのりょうめをつぶせることだろうさただうつろなるうつわとなりてなにもみえぬこのちにころがっておこうとおもうさようならぼくこんにちはじごく
(SH902i/FOMA)
64 おしゃれ苺
とは言え
やはり新しい環境に居続けるというのは
いろんな事を
ある程度頭の隅に追いやらねば
対応できませんので
以前のように囃されたりしなくなったのと
自分の居場所作りの忙しさもあいまって
友人や学校を前に上手く立ち振る舞えるようになった頃には
年男君に対する心中の靄も晴れはしませんでしたが
多少は薄らいでいきました 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時は流れ 私が引越してから3年
ある日学校から帰って郵便受けを覗いてみると
小学校の同窓会を開くという知らせが
先生の名前で送られて来ていました

もちろん出席の意などさらさらなく
欠席を伝えるために返事を書くため
居間のちゃぶ台に向かいます

そう言えば生まれ落ちてこのかた
知り合いに葉書なんて一枚も出した事ありません
初めての手紙が断りの話とはね
まあ 暗い私にはお似合いなのかな
なんて
青みがかったインクを見ながら自虐的な気分に少し酔いつつ ペンを走らせます
 
 
先生への宛て先を書いたあと
よくよく考えてみるに
欠席の理由へ ホントの事が書けないなと思い
適当な話をでっちあげる必要がでてきました
ああ面倒くさい
(SH902i/FOMA)
63 おしゃれ苺
続き
そんなパッとしない小学生時代を過ごした私にも
人生の転機が訪れます
父の転勤に伴い 地方へ引越しすることになったのです


ああ やっとこれで煩わしい人間の和から解放される
そう 思うと 憎らしい男子や 同情はすれども実際は知らぬ顔の女子達にさえ
寛容な気持ちで接する事が出来ました
どうせもうすぐおさらばですから
 
 
でも
年男君は許せません
絶対に許さない
あなたさえいなければ
あなたさえいなければ
 
 
もっと私は笑えていたのにクラスの皆に冷めた気持ちで
接する必要なんてなかったのに
あなたは明るい顔で笑っているのに
あなたはまっすぐ皆にぶつかっていけるのに
 
そう思えば思う程 何か 頭から熱い泥をかけられたような感覚が
私を飲み込んでいきますが
かと言って 私に何をする力があるわけでもなく
望んでいた新しい日々にも
ただ私にとってのその理不尽を
受け入れるべく理由をひたすら探し続けるしかありませんでした
(SH902i/FOMA)
62 削除済
61 ザムザ
夕日に彩られていた筈の校舎は
いつの間にか記憶の中でセピア色に塗り替えられ
時折夢に蘇っては甘酸っぱい苦笑いを
既に己を癒す事に匙を投げた頭の中に齎しては
多少残っているであろう人らしい心を確認させてくれる

思い出す場面はだいたい決まっていて
誰か 名前を呼ばれた女の子が 公民の教科書を朗読していて
たしか 内容はサリドマイド事件を延々と繰り返すものだった

投薬を敢えて受けた 偉大なる母 は
今でも僕の中で聖母として奉られている
生体実験者の汚名もあれど
我が子を贄とし 彼女以降の妊婦達と
それに連なる子々孫々を守ったのだからね


露出した脳に針を刺され瞼を切り取られた目に毒物を塗られる
動物実験を見て見ぬふりしながら
ヒューマニズムを語る奴は
とっとと子宮か押し入れの中へ戻って寝てしまえばいいのだ
(SH902i/FOMA)
60 おしゃれ苺
言いたかっただけかい
ダリアねん と
(SH902i/FOMA)
59 mop
つか も 分かってるよ
一を聞いたら十を解す
(W41S/au)
58 おしゃれ苺
ダジャレきの子=マツシュルーム


mixiしてりゃわかったろうに
(SH902i/FOMA)
57 mop


多分 それホントに俺だわ

今日 確かに南浦和のホームに居たわ

浦和に用事あって 南浦和止まりで イライラしてた


カチカチしてたのは…


『すんません ちと遅れますわ 汗』





お前 ダリよ?
(W41S/au)
56 ダジャレきの子
〜ひょっとして妄想外事件簿〜

『火星婦は見た!』


今日は朝から 
前から観たかった上野の森の美術館へ『ダリ』を観に行くために
最寄の駅から東京方面行き京浜東北線へ乗り込んだ。

記憶はさだかではないが 乗り込んだのは
9時20分前後ではなかったかと思う。

乗り込んですぐ 
椅子取りゲームの脳内B.G.M.に合わせて
ダーーーッと 空いてる席にケツをうずめた。

ドアが閉まった。

ガタンゴトン ガタンゴトン
ベタな描き文字と共に電車は次の駅へ。

(ここも記憶がさだかではないのだが)
(たぶん浦和駅か南浦和駅だったと思う)

ドアが開く音と共に ダーっと乗客が乗り込んできた。

何気 斜め右の方に目をやると


・・・え・・・


電車内中央に立ちはだかり
「よしっ」と気合を入れたような?素振りの、
携帯を取り出してカチカチやってるこの男…

この横顔… この背格好…


どう見ても 火星の王様という肩書きを持つ あの男じゃないのかーーーーっ!!?


(ごくり…っ)

やべーーーーーーーーーっ殺されるぅっっ

とっさに自分は携帯を見るふりをして顔を隠した(←小心者)

(や、まさかな…と思いつつ、携帯の脇から覗き見る自分)


世の中には、自分にクリソツな人間が100人はいるというが(←100人はいねーだろ)

いくらなんでもマジで似すぎだよ!!


たのむっっ…

アカの他人と言って欲しい…
(や、他人は他人なんだけども)


火星の王 モ プ マ ン がっ


スーツ姿……っ(滝汗×100)


なんのコスプレ!?

忘年会ですか!??????????

ひぇーーーーー(%%◎−◎%)


話しかけるかどうか迷った末、
だまって見過ごすことにした。
 ↓
(理由:今日に限って 自分、超ド近眼の
『のび太めがねをかけていたため』
(そんな姿を晒すのが怖かったのだ)


実にくだらない 理由であるさ。


ああ

声をかけるべきであった。

たとえ アカやアオ、黄色の他人でも。

今は それが本人であるかどうか
知るすべは無ーーーーーい。

もしかしたら
朝 電車の中でうたたね中に見た まぼろしだったのかもしれない。


しかし


そのスーツ姿は、微妙にイカしていた(*´∀`)


復帰イベントの衣装に どうよ。。。

のぁ〜〜〜〜んて 妄想してしまった。

−fin−

(※誤字脱字はご了承ください)
(PC)
55 おしゃれ苺
冷たいと思われている一番大きな理由は

皆 年男君が私を好きな事知ってるからです

いつもつきまといます
 
ですから 最近 休み時間なんかになると
 
私は トイレに逃げ込みます

空々しい蛍光灯を 少し遮る空間の下で

時間がたつのをひたすら待ちます

私だって 本当は 
皆と昨日買った明星の記事の話をしたいのです

でも 年男君が一緒にいると

男子が夫婦といって囃し立てます

予定日はいつですかと 無邪気な声で

本当は仲がいいんだろう お前ら

みたいな感じで聞いてくるのです
(PC)
54 蠢く者
ある男が野良猫に名前をつけて可愛がっていたそうだ
名前を仮に てとら としよう
長い間 その猫のいる場所に通う内

自分の他にも餌付けしている人間がいる事に気づく

かといって別段なんとも思う事も無く
いや むしろ こいつを可愛がってくれてありがとうという
感謝の念さえ浮かんだそうだ


・・・・・・・・・・・・・・・・

ある時 男は その猫が違う名前で呼ばれている場面に出くわす事となる
猫は食後らしく 機嫌よさげに 
食事を与えた相手に対しにぃにぃと応えていた


さうがにその時は少し寂しかったらしく
軽く唇をまげて笑い
持ってきた餌を他人の目に触れぬよう隠してそそくさと
その場をあとにした


次の日

男が昨日呼ばれていた名で猫に声をかけると
猫は応えず
てとら と呼ぶときちんと反応したようだ

名前に託された呪というものはくくられるものにとって
一定のものではない理由がここにある
(PC)
53 おしゃれ苺
私の家の近所には 年男君ていう
すこし知恵遅れの子がいます
症状はあまり酷くないので
特殊学級には入っていません

とても元気で真っ直ぐな子で

周りのみんなにも好かれています

でも 私は年男君が大嫌いです

それはなんでかと言うと
時々自分のよだれや鼻水なんかを
手につけたまま 私に触るからです

集団登校の時とか
私以外にも人がいるのに
私にだけ触ります


そんな事があって
私はあまり年男君に近きません

私は冷たい人だと思われてるかもしれません


続く
(SH902i/FOMA)
52 mop
いや 夢を見ていたのは俺の方なんだよ そして夢を失ったのも俺の方だ


ごめんな キチガイ扱いをして


分かってるんだ 狂ってるのは俺の方で そして自分を変えられないのも やっぱり俺の方なんだよ


あれから随分時間も経ったし 色んなこともあった それはお互いそうだろうけど

笑ってくれよ 俺は君が忘れられなくて で… 忘れたくなくて やっぱり君から逃げようとしているんだ


ごめんなキチガイ扱いして


君から声がかかると 俺は 壁を作る


昔はさ これ以上君を寄せ付けないように壁を作ってたけど 今は俺が近づけ無い様に壁を作ってるんだ


解ってくれなくていいよ


一人忘年会にて…
(W41S/au)
51 蠢く者
赤子の頃のような情報処理能力で
まどろみに浸る時とは真逆の状況におかれ
幾分か自分の不機嫌と二度寝を悔やみつつ布団を跳ね除ける

布団は何も悪くないというのに その扱いが不満であろうな

畳に落ちた時 抗議とともに部屋に巣食っているであろうとダニと埃を舞い上げたに違いない

うん 布団のくせに生意気だ
噛み千切ってやる
と口に運んだが
汗の臭気が想像させる それ がミライに触れずとも味となって
口に広がる いや
自分の臭いなら臭くてもどこかに少しばかりの懐かしさをもっている故か
拒絶まではしなかった

捨てる時湯で出汁をとってみるか?
・・・・・
とっくに止んだ電話の相手を頭に浮かべてみるが
アドレスには碌な奴がのっていないので 相手への第一声に 出れなかった事の謝罪は含めなくともいいだろう

なに 向こうは向こうでこっちを軽んじてるのだから
さして問題はあるまい
でないと
僕と関わる人間にしては重すぎる
絶交を勧めなければ こちらが耐えられなくなる
  
果てしなく続く道化のフリは他人の笑いという甘い毒に
軽蔑の眼が自我の確認となってしまった人となるに
慣れてしまったのは多分幸い 僕の話を聞いた際は煩いわいと
唾棄すべき一言を荒い語気でもって投げかけて頂きたい
そうすれば僕はその言葉をそっくり分解して 切り返す為の言葉を錐のように磨き上げ
その作業でもって一日中でもほくそえんでいられるのだ

終わり
(PC)
50 蠢く者
漸くまどろみに沈む感覚が頭の中にひろがり
渇きも体も意識の支配下を離れたころ
昨日からダイニングに置きっぱなしにしていた携帯が
自室より離れている故
小さな
しかし不吉な音で [怪物君のテーマ]を奏ではじめ
僕の世界を玉葱の皮をむくようにしながら
徐々に徐々にこちら側へ かけた相手の念を押し付けようと迫ってくる

「俺は怪物だ」ってフレーズだけループさせたのが
間違いだったんだろうな

なんにせよ
我が眠りを妨げる者は何人たりともゆるさん
とも思いつつ
戻ってきた体の自由と渇きにも促されて
結ばれた目を開く


パチリと瞼から音がした


雑音へのリミッターはまだ戻っていないらしい
(SH902i/FOMA)
49 蠢く者
こちらを向いたままのクーラーが落とす冷気を口に受けながら
渇きを癒そうと企むも 当然の事ながら暗く開いた粘膜は乾いていくのみで
徐々に唇の皮がささくれ立って行く感触をべとりとした舌で確かめつつ
たまに歯でそれら皮膚の残骸を剥がし 口内に運ぶという作業を行う
上唇の1番先にあるものが いっとう歯ごたえもよく
それでいて 唾液に湿らされた時の もったり とした官能的な吸い付きは
無味なはずではあるが
えもいわれぬ味を想起させる

己の血の鉄臭さの奥にある甘さを知れば
大概のものの味がわかるわけだが
これには初め驚きを禁じえなかった


顔のさしたる部分をしめぬはずの口から力強く存在を主張する
己の死骸の一部は消化されるかどうか不明ではあるが
まだ舌と歯の上でにたにたと残るその特異な感触でもって
確実に今の自分を満たしてくれたのだ
(SH902i/FOMA)
48 蠢く者
壁一枚隔てた世界から聞こえてくる蜩の鳴き声

このところ変な時間に寝る癖がついていて
夕方に目覚めてしまう

ゆっくり立ち上がり目に入るシスプリカレンダー
ギャルゲーキャラが告げる夏休み最後の日
いつ見ても君は可憐だ
と呟き

今年もなんもなかったな

と続ける
起きた途端どっと疲れて

二度寝しようと布団に目を落とす

シーツに浮かぶひと夏分の汗染みが
何か自分自身を表しているようで気分も悪くなってきた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あーあ
あーあ
ぁあアア゛ア゛

ア ア ラララ アア
声に合わせて魂が出てっちゃった感じだ

そのまま膝を折って夢の中へ 夢の中へ

行ける筈もなく
シーツからの臭気が粘っこく体をつつむ感覚に襲われる
枕に埋めるもその臭いに耐えられず
一度は布団へ落とした顔が 次第に慣れはじめ
眠気の訪れと同時に
意図せずに定位置へと戻りはじめるのだ

この現象はもしかして 死 に似ているのかもしれないぞ

根拠のない考えが巡る頭を掻きながら溜め息一つ

やがて
外の喧騒 (とは言え蜩と近所でやってる工事の音だけだが)が
なにか別の空間から響く虚ろな存在になりかけた頃
喉の乾きに気がつく


手を伸ばせば届く位置に昨日買ったお茶のペットボトルがあるものの
ここでカフェインを摂るのもどうかと思い
眠りと覚醒の狭間をたゆたう

自分の意識の外から来る
音を聞き続ける
これはこれでなかなか悪い感覚ではないのだ
(SH902i/FOMA)
47 番犬
長い夏休みがようやく終わった。しかし私にまだ秋はこない。
あきずに宿題をやっている。夏休みの定番の読書感想文。
これを提出しないと3年生に進級が出来ない。今まで
どれだけの若者達がこの宿敵に殺られてきたことか。

2年になりクラスが変わって国語教師が担任になった。

この担任が厄介もので、毎年のように嘘の感想文が提出
されるので、作文が本人が書いたものであるかどうか
審査する制度を採用している。

昨年は友人に昼飯代3日分で誘惑して口説き落として
事なきを得たが、今年はそうもいかない、、、。

活字というのがどうも苦手で、見ているだけで
頭がくらくらして気が遠くなって、
それだけで死にたくなる。

漫画でも字が沢山あるものは、適当に飛ばして読んで
るので、たまにストーリーがわからなくなる。それでも
勢いで読んでるとなんとなく解るし、すごい漫画っていう
のは、絵を見ているだけで感動するから字なんかなくても
いいのだ。

ただ一つ問題なのは彼女が卒業して大学に行くと言う事で、
一緒に行こう!なんて言われたのは良いけど勉強できねぇオレ。
高校はサッカーの推薦で入れたから良かったものの、
怪我して復帰できない身としては肩身が狭い。これが
八方塞がりってやつなのか?

しかしそれよりもっと問題なのは大学にいくまで
彼女がさせてくれない事だ、、、。それまではキッスどまり。
いまどきキッスなんて中学生だってしてるっつーの。
つーか中学生だってしてるよSEX。ああ童貞って虚しい。

彼女いてもSEXできねぇなんて生きた屍だぜ。
早くパソコンの動画じゃなくて、ナマのアソコがみてえええ。

考えてるだけで勃ってきた。
とりあえずぬいとくか。

平成18年度課題図書「その日のまえに 重松清」、
「オリーブの海 ケヴィン・ヘンクス」、「オシムの言葉 木村元彦」

この中から選ぶならオシムしかないだろう!

限界には、限界はありません。
限界の定義は何だと思いますか。
限界は個々の選手の目標で、
限界を超えれば、
次の限界が生まれるのです。

ふむふむ。要するにあれだ。限界っていうのは無限に
あふれでてくるもんなわけだ。今のオレはセックスしたい
ていうのが限界だけど、セックスしたらまた次の限界が
うまれてくるわけだな。さすがオシム。深けぇええ。

「不可能」とは、自分の力で世界を切り拓く事を放棄した、臆病者の言葉だ。
「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にしかすぎない。
「不可能」とは事実ですらなく、単なる先入観だ。
「不可能」とは、誰かに決め付けられる事ではない。
「不可能」とは、可能性だ。
「不可能」なんて、ありえない。

ありえねえええ。ありえねえけど不可能なんてないんだ。
解ったぜ。オシムありがとう。努力はオシムなってことだな。

そういえばマラドーナも言ってたな。

私はありとあらゆる悪いことを行った、
しかし、フットボールを汚したことは、一度も無い
           〜マラドーナ〜


オレはありとあらゆるオナニーを行った。
しかし、彼女でオナニーで汚したことは、一度も無い
          〜マラデーカ〜

読書感想文に向かってシュート。
早く彼女のゴールにハットトリック決めたいな。
(PC)
46 蠢く者
裸のCD サモンの瓶 踏んで壊したマジンガー

アングラなんて題名だけで衝動買いした サリン事件簿

通販で買ったボックスに まとめてぶち込みご満悦


自分の記憶を切り取った コピー用紙を焼く為に

ろくにさわらんジッポーオイルを
掴んだとなりにゃアルカポネ

勇んで買った安葉巻を見

口に広がる苦笑い

我が秋の空はまだまだ低い
(SH902i/FOMA)
45 heavy
妖怪 人騙し

「よし!今日の練習はこれまでだ。絶対みんなでプロになってやろうな!」
夕暮れの公園 少年野球チームの監督は言った
監督と言っても 彼は少年である
少年による 少年達の夢の球団
だから ユニフォームなんてものは無い
いつも服は泥だらけになり 埃まみれだ
帰れば毎日の様に お母さんに怒られる
でも 彼らは全く気にしていない
この 少年野球チーム 皆でプロになると言う夢を持っているからだ
そこには 上手い選手もいれば 下手な選手だって居る 中には 泣き虫な子もいれば
監督と言われてる少年の様に 全員を統率できる少年だって居る
彼らの中に差別は存在しない
そりゃ 上手い下手の区別はある
そうしないとチームを纏める事は出来無いからだ
どんなに下手な子でも なにか得意な事は無いか?それを探して 見つけ 伸ばし 活用する
そんな流れを 自然とやっている 地元では弱小で有名でも やさしさと思いやりに溢れたチームだった

ある日 影がやってきた
「君達 いつも楽しそうに野球してるね?面白い?」
そう 親しげに話しかける影があった
監督は 影に戸惑いながらも元気な声で答えた
「はい!僕等 いつか みんなでプロになって最強のチームになるんです!」

影は その答えにこう答えた
「ふ。バカじゃねぇの?オマエラ 夢見すぎなんだよ プロだって?ちゃんちゃらおかしいねぇ。何でそんな大それた事を平気で言っちゃうわけ?大体 ちゃんとした野球チームでもなければ ユニフォームだってないじゃないか?オマエラ自分達で練習してるわけ?ははは 馬鹿だね きちんと大人の監督に指導してもらわなきゃ 本当のプロになんてなれるわけないし ほら そこのデブ オマエなんて すっげぇ ウスノロで動きトロイじゃねぇか オマエなんてぜってぇ無理!それに オマエも!オマエも!ぜってぇ無理!馬鹿だろオマエラ 死ねよ いいか 出来る奴と出来無い奴をまず選別して そこから 本当に才能のある奴だけ探すんだよ それでも プロになる奴なんてのは 居るか居ないかわかんねし 夢だけでプロになれるわけねぇだろ お前らからプロになる奴なんていねぇの!ロクに野球も分からん奴が野球なんてしてんじゃねぇよ!バカ!解ったら ほら さっさと解散!」

その言葉に打ちのめされた少年達は 一人・・・また 一人と 泣きながら公園を後にした・・・
いつも割れんばかりに響いていた公園の子供たちの声は 今は微塵もなく
ただ 寂しそうに歌う風が ボロボロの玉をコロコロ・・・コロコロ・・・と転がすだけだった・・・

そして影はニヤリと笑うと最後に
「ただの暇つぶしなのにな・・・」
そう言って消えていった・・・

人の魂を喰らい行き続け
無限の地獄に閉じ込められた者

ヒトダマシ・・・

それは 今も ココに閉じ込められたまま 私たちの心の隙間を狙い
希望や夢の魂を喰らおうと暇を潰している・・・
(PC)
44 HEAT DA MC
「そういうものだから!マンゴーってそういうものだから!」

マンゴーを栽培するリンさんはマンゴーについて熱く語りだした。

よく人はマンゴーと聞く度マンコとか言っちゃうけど関係ない。

実が熟し綺麗な色と艶が出てこそ美味しいマンゴーが出来上がる。

「おまえらマンゴーは好きか?」

「俺リンゴの方が好き!」

そう言われた瞬間リンさんは自殺を考えたそうだ。

契約農家はそれだけの農作物の栽培に徹しなければいけなく

「りんごが好き!」と言われたからって

「じゃありんごも一緒に作っちゃおう!」とか

そういう兼業は出来ないのがデメリットなのだ。
(PC)
43 heavy
あー
携帯壊れたー
。゜(゚´Д`゚)ノウンコ-
(PC)
42 蠢く者
じっとぎりしめたポケットの中の小銭
ずいぶん金属臭くなったであろう汗ばんだ手には
母から書き写された買い物リスト

豚の細切れ三百ぐらむ

大根半分

重曹一箱

以上

僕にとって初めてのお使いだ

お駄賃は
おまけ付きのお菓子
猛獣をかたどったロボットの描かれている箱がとてもカッコイイんだ

中にどんなロボットが入ってるかってのは
持ってみればわかるんだけど

今回は
あくまでお駄賃のおまけというところに
楽しみをおいてる僕としては
無作為に選ぶのが粋ってもんなのさ


ふふん
(SH902i/FOMA)
41 錯乱坊
私が両脇にいた鬼達に鍬のような矛で地にねじ伏せられると

よい…

閻魔大王が口を開いた

鬼達は閻魔大王に一礼をし、矛を収める

閻魔大王は更にこう続けた

貴様の魂はまだ朽ちてはおらん、その証拠に我に向かいがむしゃらに心をぶつけおった

“鬼に云う”と書いて魂と読む。
貴様は我らにまだ物申す力が残っておった。
その魂、朽ちぬ間は貴様は地獄の住人とはなれん。
もうよい、連れていけ


目の前が真っ白になった…
目をさます

ここは何処だ…


「先生!先生!患者さんの意識が回復しました!」


あぁ、そうか…
帰ってきたんだ
(EZ)
40 錯乱坊
私はこう答えた
何もありません。


閻魔大王の眉間にシワが寄る

何もないと申すか…
貴様は我に対して何も言うことは無いと?

依然としてその顔は怒りを滲ませた鬼の形相のままだ。


しばしの沈黙を経て
私は口を開く

「何を言ってもよいのですか?」

両脇でおそらく看守であろう鬼達がびっくりした仕草をみせる

閻魔大王は何も応えず不敵な笑みを浮かべた。

そこから私は脈絡のない不透明ともいえる思いの数々を関をきったかのように語りだした…


…どれくらい話しただろうか…

閻魔大王は私の話をただ黙々と聞いていた

口元には微かに笑みを浮かべ、だがその目はただ私の心一点を凝視しているかのような眼差しだった。

気付けば私は閻魔大王と目と鼻の先まで詰め寄っていた。
(EZ)
39 錯乱坊
罪人よ
面をあげよ…

体のいたる所に拘束具をはめられ
目前では閻魔大王が罪状に目を細めている

どうやら私はどの地獄へ落とすかを審査されているらしい

別に何処だろうと構いやしない

現世における己の存在価値はもはや無となったのだ

何地獄だろうと構いやしない

再び現世に転生するまでの半永久的な苦しみもまた己の矮小さに相応しいとほくそ笑む…

そんな時だ、
閻魔大王が私に問いかけた

何か言いたい事はあるか?


質問の意味が分からない

なにをだ?自分の罪に申し開きするのか?

罰の軽減を乞えと?

質問の意図など私にとっては無意味だ。


私はこう答えた

何もありません…
(EZ)
38 mop
ドロッとした熟れた杏の実の様な月を見ながら夏の夜に散歩をしているのは良いもんだ。
こんな夜には僕の大脳は普段の激しい活動をやめてしまい代わりに小脳が根深い活動を始める
根深いと言ったのは、実際には、この散歩の間に自分が何をしているのかあまり自覚はなく、何か根本的な欲求の解決に繋がっているような気がしているだけなんだ。
(W31S/au)
37 HEAT DA MC
ふと貧乏人ザムザはこう叫んだ。

肉が食いたい!

肉が食いたい!

肉が食いたい!

アメリカ産でもいいから

肉が食いたい!

HEATは仕方なく

(ま、貧乏人だからコンビニの缶詰あたりがご馳走になるべ)と思い

焼肉の缶詰を差し出した。

ザムザは缶詰をまじまじと見つめていた。

そして5分間じっと見つめていた。

(コイツひょっとして缶詰の開け方すら知らないのか?)

そう思いHEATは親切に缶詰を開けてやった。

ザムザ「まいう〜」

なんともオールドスクール的なリアクションで

貪り食っていた。

これが貧乏人か!と思い知らされた。

調子に乗った貧乏人ザムザは更に物乞いしてきた。

「馬鹿か?おめぇ。缶詰で満足したべ?」

ザムザはそう言われてもHEATの足を掴みはなさなかった。

(続く)
(PC)
36 mop
…作り出す為だけに僕は十代の全てを費やした。

世の中は正に神ばかりだ。誰もが無神論を気取り、あたかも目に見えない物は存在さえしないと言うがとんでもない。殆どの人はまるでオマジナイの様に、そんな事を口にするだけで寧ろそんな論理にもならない神を信仰しているだけじゃないか。

僕はもっと確証が欲しい


いや、僕にしてみれば神なんてどうでもいいんだ。要は僕に物理的報復をする人間以外の存在がいるかいないかでしかない。そして、それが果たしてどの程度の悪事から発動するのかだけが知りたい。
つまり、僕が僕の世界を作る上で弊害になる「不測の事態」を招く予測不能な力を知っておきたいだけなのだ。
そう。僕は恐らく誰よりも、この漠然とした力を信じている

大体… 僕がこの世に居て、また僕が特別な存在であること自体が不測の事態じゃないか。
スタートで転ぶなんて愚かな事を僕がするはずはない、寧ろもっとも時間を掛けて検証するべきポイントだろう。
(W31S/au)
35 mop
僕は小さな頃から自分を特別な存在だと感じていた。
いや特別なのだ、僕の様な人間は、そのことに早くから気づくものなのだ。
だが、客観するならば恐らくは僕の自覚の瞬間からが親兄弟の失望の始まりになった。

当然だ。

優れたとされた能力は、その瞬間から己の欲求の為だけに使われ始めるのだから。

僕は僕の世界を作ることにしか興味を持たない。
覚醒した時より今までの間、僕は精神的に成長していない。


僕を脅かす唯一のもの…それは漠然とした神と言う存在だった。
物理的な力ではない、或いは証明のできない物、僕はそういう物を嫌った。

試しに背徳とされることを、敢えて習慣にしてみるが、どうやら直接的な天罰は食らわないようだったので、僕は恐れながらも少しずつだが漠然とした存在と戦える自分を…
(W31S/au)
34 heavy
アク禁〜アク禁〜

悪党の金玉〜

アク禁〜アク禁〜

悪党の金玉〜

アク禁したってぇ〜どうせ それを誇示するだけだろぉ〜?
そっちの方が〜バカじゃねぇ〜のぉ〜?

俺は 荒らし〜
ゲームセンターアラシ〜

と言うより〜

書き込む奴等 実際 みんなあらし〜

よって 全員アク禁!!!!

で?
(PC)
33 heavy
みーなーのーもーのー
ワタシニサカラウトヒドイコトニナルヨ!

イイアルカ?

私には 非常に多くの信者がいる
彼らにとって 私は神である!

おい!そこの女!私以外の男性と会話する事も許さんぞ!

ふはははは ハーレムだ!

俺のハーレムだ!

なに! 私の世界を誹謗中傷し否定する団体が居るだと!
生意気な!誰か潰しに行ってやれ!

はっはっは 私は神だ!

そして田舎モンなのだ!

がっはっはっは


で?
(PC)
32 heavy
ある ラッパー気取りの愚かな若者が居た
まずは 彼の愚かさについて説明しよう
彼は 実生活では 非常に貧しい
何故なら高校を中退して就職を決めたからだ
彼は 毎日肉体労働で生計を立てている
しかし 上を目指すことは常に頭に於いている
将来は社長になる事だそうだ
叶わない夢物語だろうが可愛そうなので見守る事にしよう
さて そんな彼は 日々の生きていく事の辛さから 少しでも自分の心を開放してくれる物はないものか 模索をしていた
そんな時に出会ったのが 携帯で見つけた ネットライムだ
彼は 最初戸惑った 何故なら 彼は言葉を知らなかったからだ
韻が踏めない・・・彼は貧しい日常の世界を変えるために一念発起し一生懸命 言葉を覚え始めた
あ・・・あ・・う・・・んこ ちん・・ちん
彼の語学は 初めは 誠に未熟なものだったが 数年すると ある程度の語学力を身に付けれるようになった
彼は 寝ても冷めても日々ライムの事ばかり考えるようになった
いつしか ある程度の初心者にはライムバトルで勝てるくらいに成長していた
次から次に現れる初心者を潰しては喜んでいた
まるで 自分が神であるかのように感じ始めていた
そうだ 俺は神だ!俺の前には誰もが膝ま付く!
そんな事さえ思うようになっていった
かわいそうに・・・
テレビでポップに歌うラッパーを見て あんなものは ラップじゃないと
批評するまでになった
彼は いつしか 自分は一番のラッパーなのだと確信しはじめた
独自の理論で 屁理屈を理屈とし 自分の部が悪くなると 気まぐれを装う
そうして自己を人前から隠し むやみに他人を傷つけては喜んでいた
ある日 彼は 自分の事を中傷した歌を聴かされる事になった
神に立てつくとは!
そう 思いながらも 彼は 自分がラップを出来無いのを思い知らされたのだ
違う ラップが歌えないんじゃない
ネット上に曲をアップする術を俺は知らないんだ!
そう言い聞かせ どうしようもない状況を伝える事にした
事細かにアップの仕方や 録音の方法を教えてくれるものも居たが 自分はPCの使い方が解らないのだと説明した
自分の無力さを感じ始めたときに 今まで自分とは接触を持たず見守って居た者さえ 自分に対し 牙を向かれるようになった
つまらない・・・これは俺の求めていた場所ではない
自分がヘタレである自覚を隠す為に彼は最後にこう言い残した

おめぇらに 食わせる タンメンはねぇ!
(PC)
31 HEAT DA MC
タイミングの悪い事に
heavy曰くへタレのHEAT DA MCが現れた。

heavyとHEATはどちらがへタレか。
満場一致でheavyに決定。

heavyはDJ SAMURAI、Sageとあと一人無名の雑魚と共謀し

自分不参加のDIS SONGを作る計画を打ち出した。

「なんとかしてHEATをぎゃふんと言わせたい」

そうして出来上がったDISをHEATに聴かせ
更に初のスタジオ収録を体験したDJ SAMURAIは
舞い上がり他のHPで

「HEATをDISしたので聴いて感想を書き込んでくれ」と
初心者かつ猿並みの発言を繰り出した。

しかしHEATはそのDISを聴けば聴くほどくだらなさを感じ

「コイツらマジでアホじゃねぇ?」と嘲笑していた。

それから徐々に勝手な妄想世界を繰り出したheavyはHEATをシカト

その他の愚民もHEATをシカトしだした。

その背景にはとてつもない憎悪と悔しさが満ち溢れていた。

HEATは仕事に追われ同時につまらなさから全てを投げ出し

火星陣のくだらない報復をあっさりと跳ね除けた。

「くだらない挑発にはのらない」というHEATの方針は

逆説的に火星の愚民達の低脳さを物語っていた。

最終的な報復を試みたheavy。

LinkしたHEATのHPのサイトに「(ヘタレ)」と付け加えた。

しかしHEATはそんなのどうでも良かった。
寧ろその程度で気持ちを落ち着かせているheavyなんて

最初から眼中に無かったのだ。

「災いは忘れた頃にやってくる」

自分を災いと称したHEATは天災と天才を掛け合わせ再び新生mars crewのHPに
姿を現した。

そして今も無能な愚民はただの暇潰しの道具つまり玩具でしかないのが現状だ。

「俺は荒らしだよ。アク禁にすればいいんだよ。」

正直、火星の活動は滞ったままだ。
クラブで歌いネットで活動範囲をアピールし
CDを通販するスタイルは他と変わらない。

それであるのに「新しさ」を追求してるというからワライモノなのだ。

それはたんなる自意識過剰です。

火星の1年後...2年後。

リアルで活動する人間の記憶には火星の名は刻まれているだろうか?

HEAT「絶対ありえないね。プッw」

国民「mars crew?なんかの宗教団体?」

そんな感じになること間違いなし。

heavyは「摂理」のオヤジと同じ単なる田舎のオヤジだ。

火星で唯一有能なのはmopman

しかしmopmanが不在となると火星は機能しなくなる。

mopman=火星の頭脳だからその頭脳が無くなると

機能しない体

即ち植物人間あるいは死体同然の扱いなのだ。

当然一人しか価値を得てない火星に魅力は無いため

ブランドとして成立せず、火星陣の作り上げた夢は瞬く間に滅びる。

音響に詳しいheavyもラップがヘボけりゃただのゴミ。

DJ SAMURAIなんて元から才能無し。

今だから言えるこの一言。

「お前らの挑発に乗らないで正解だったよ」

ブハハハハハハハ
(PC)
30 蠢く者
忙しい中 無理やりにとった久々の休暇に
こっちへ帰ってきたツレ達としこたま飲み
馬鹿言いながら黄昏時の道をふらついていると
昔よく皆で遊んでいた児童公園の前に来た
ここもずいぶん変わったものだが・・・


世間は夏休みということもあり
地元の学生達が花火を持ち寄って楽しげにはしゃいでいる

・・・俺らもよくやったなぁ
・・・やったなぁ
・・・まあ花火禁止なんだけどね?
・・・ほんとはな あからさまに禁止って書いてあるよな


 
そんな看板など存在しないものとする
あどけない彼らに自分達の姿を重ねながら
しばし懐かしさに身をゆだねる

昔はナイターなんて洒落たものは無く
五時になったらしつこいくらいに夕焼け小焼けと「はやくおうちに帰りましょう」
のアナウンスが流れるだけで
それでも帰らなきゃ
近所の暇な てかどっかいかれた爺さんが何匹も犬連れて
「帰れ」と一喝しにきたものだ
とか
その犬に石投げたとか
僕なんて調理実習で作った呆れるぐらい玉ねぎ入ったハンバーグを恵んでやったぜ?
とか
あまり穏やかでない話をして
ああやっぱアフォばっかりだと思い
各々に心地よい自虐的な再確認の為の沈黙がおとずれる

もっとも
ものの数秒ももたなかったのだけれど

それはこの一声によって崩された

・・・やるべ 花火

って声だ


・・・え〜〜野郎ばっかでかよ?
・・・不健康的な火遊びだな まあ 異議はないけど

・・・異議ねぇなら 野暮言うない!!
じゃコンビニ行くか 酒も買おうぜ?

・・・いいね

・・・いいねー

くたびれた四足のサンダルが
当時の拙い道路工事の名残か
欠けたアスファルトから地面が
覗く
田舎道には不釣合いな程の光をもらす
わりと昔からあるコンビニへ向かう

ちなみに12時閉店 ←ぜんぜん便利じゃねぇよ

・・・相変わらず客いねぇな なんで潰れねぇんだ

・・・てか花火ねぇぞ


なんて言ってると
やっとこさ店員が出てきた
頬に漫画のあとがある
ネロかこいつ  ゲフン

すかさず花火があるかどうか聞いてみると

・・・去年売れなかったから今年は出さない

らしい

・・・ほう では質問を変えよう 去年の在庫はあるのか?
この際しけっていてもかまわんさ

・・・
・・・
・・・

しばらくして包装のビニールが溶けてくっついちまい
そこに埃をまぶした元はカラフルであったであろう代物をひっさげ

多少眠りからさめた店員が現れる

・・・それ くれ 酒しこたま買うから
・・・うん? タダで 当たり前だのクラッカーだ
・・・ばれるとやばい? 水かけて捨てたことにしちまえ
どうせレジには商品としてのせてねぇだろ?
・・・は 寝てたことちくるぞ

・・・「ええい うぜぇ 主を呼べ」
カメラにむかって叫ぶツレ


・・・おまー そりゃ酔っ払ってから言うもんだろ?


→→→→→→→→→→→→→→→
店から出た後
馬鹿をたしなめながら
使えるかどうか危うい花火をゲットした我らは
ビール片手に先ほどの公園へ向かう

・・・飲みっぱなしだな 俺ら

タイミングの悪い事に
暗くなった公園の上には真新しいナイターが夜空を食いつくさんとばかりに輝いていた
(PC)
29 削除済
28 削除済
27 heavy
僕は 物凄い 親切な人だ
きっと 僕の親切さを知れば 皆は僕をこう呼ぶだろう
親切マン!
それくらい 親切なのだ それだけが 僕の取り柄かもしれない

僕が道を歩いていると 男の子がしゃがみこんで う〜んう〜んと 唸っている
大変だ!何か体の調子が悪いのかな?
そう考えると 居ても立ってもいられない
スグに 僕は 男の子に声を掛けてみた

男の子は 僕に気付くと ニヤリと笑うと一目散に走り出して行った

一瞬の出来事で あっけにとられた僕は その場に立ち尽くしてしまった・・・
ふと気付くと 男の子の居た場所に ホッカホカのウンチが残されていた

ぁぁ。ウンコしてたんだな それで 恥ずかしくて一目散に逃げたんだなと思った
もう少し 早く気付いてあげれば トイレまで連れて行ってあげたのに・・・
少し 残念な気分になりながら 他の人が間違って踏んだりしないように 近くに穴を掘って まだ 粘っこいウンコを埋めた

また しばらくすると 今度はおばあさんが倒れそうになりながら 唸っていた
大変!
おばあさん 大丈夫ですか?
そう声を掛けると おばあさんは 僕を見て にやっとすると 一目散に逃げていった
またも 僕は あっけに取られてしまった
あれが 年寄りの走る速さなのだろうか?
まるで レーシングカーのように 一瞬で僕の前から姿を消したのだ・・・
徐に足元へ目をやると さっきの少年と同じように またしても ウンコが置いてあった・・・
なんて こった 2度も同じ事が・・・
そう思いながら ウンコを先程と同じように片付けて居ると 急激におなかが痛くなった・・
こりゃたまらん!
どうせ 自分で片付ければいいやと つい その場にしゃがみこんでしまった
う〜ん う〜ん

すると 背後から 心配そうに お姉さんが声を掛けてきた
僕は ハッと我にかえり お姉さんを見ると ニヤッとして
一目散に逃げ出してしまった
(PC)
26 heavy
山の方から 物凄い呻き声が聞こえる
何故か 自分を責められてるようだ・・・
やましい事なんてないのに そう言う気分にさせられるのだ・・・
やまだけに・・・やましい・・・気分にさせる声が やかましい・・・
僕は山を降りることにした・・・

川のせせらぎを枕に寝ていると 今度は
いやらしい喘ぎ声に変わっていた・・・
川だけに・・・変わっていた・・・
川から離れる事にした・・・

海だ!波のざわめく音
心地よく 不規則に僕の心に響いてくる
なんて 素晴らしいんだろう・・・
そう 思いながら ウトウトとし始めると
ザザー♪ザッザー♪ザー♪ピー♪
本日の放送は終了しました。
とアナウンスが流れると共に誰かが僕を包み始めた。。。。
放送なだけに 包装されたようだ。。。

そして今 僕は 配送センターに居る
皆 袋の中から聞こえる僕の旅の話に夢中らしい・・・

郵便なだけに 雄弁に聞こえるようだ・・・
(PC)
25 heavy
賽の河原

幼子は その小さい手を血で染めながらも
一生懸命 石を拾っては重ねて行く

石のざらざらとした表面に その軟らかい手は 紙やすりのように削がれ
血みどろの手は 骨まで見え始める

それでも 一生懸命 幼子は石を積み重ねている

ワケも聞かされず それが運命だと・・・

可愛そうな幼子・・・

そう思い近づくと 幼子は牙をむき出し
私の心臓を抉り取ると おいそうに食べ始めた・・・

そうか。。。心臓をえぐり易くする為に その手を研いでいたのだなと・・・今 気付いた。。。
(PC)
24 heavy
右舷70度旋回
攻撃用意!!!

艦長!そこは射程領域ではありません!!

なに!ばか者めが!未知の領域にこそ我々は冒険するのじゃ!

すいません!わかりました!発射準備完了!

発射!!!!!!


こら!また 便座からおしっこはみだしてる!悪い子ね!ちんちん切るわよ!

夏のトイレは 人を狂わせる 何かがあるらしい・・・

( ・ g・)うそーん
(PC)
23 heavy
明日から お盆だ
既に盆休みに入った人も多いだろう
私は 毎年 母方の実家へ行くのだが
近くにコンビニすらない 山で囲まれた田舎なのだ
二十歳を過ぎるまでは 凄く嫌な行司だったのだが 歳を重ねる毎に 新鮮な空気を吸いに行くのが楽しくなってきた
もちろん幼少のときも同様に田舎は好きだった
でも 今は あの頃の好きとは 少し違う
幼馴染では 無いが 歳の近い 女の子が毎年 僕と同じように 盆には必ずやってくるのだ また 今年も会えたらいいな。。。
そんな 願いと 僅かな期待で胸を膨らまして出かけているのだ

思春期の頃は 年頃の性か 会う度に苛めてしまい 毎年の恒例のように おばさん連中に叱られていた。
でも もぅ そんな歳ではない
思春期を過ぎた頃から 彼女はぐっと大人びて 歳はさほど変わらないのに 随分姉さんのように 僕の相手をしてくれた
それから 数年 彼女は 結婚をしても 必ず 田舎には 戻って来てくれている
いつもは 彼女一人か 彼女の可愛い子供と一緒に帰ってくるのだが 去年は違った
旦那さんを一緒に連れて来ていたのだ
近所の おしゃべりで おせっかいなおばさん連中から聞いた噂では あるのだが
彼女の旦那は あまり良い亭主では無いらしく
去年の春先にリストラされて 暇で その年は一緒に田舎に遊びに来ていたらしい
初めてみたので どんな素晴らしい人なのか チェックしてやろうと思い 挨拶をしに遊びに行ったのだが・・・
もの凄く嫌な顔で 挨拶もソコソコに その日の内に彼女をを連れて帰ろうとしていた。
彼女は 悲しそうに 車の方へ子供と戻ると しきりに 彼女の親戚連中へ頭を下げてる
そんな光景を 遠くで眺めていた
僕の横を通り過ぎる車
運転している旦那は サングラス越しに僕を睨みつけていた
いや 気のせいかもしれない・・・
サングラスではっきりとは分からなかったが
何か 熱いものを感じたから そうに違いない
彼女と一瞬だけ目が合いそうになったが コチラに気付いて ワザとそうしたのか
うつむいたまま 僕の横を通り抜けてしまった。。。

あれから 1年間 僕は 彼女のあの時の 何が何だか解らない事件(僕には事件だ)から 気になったまま 色々な妄想にさいなまれながら過した

また 今年も 同じ季節になった
僕は 親戚の家に 今年は 親は一緒では無いので 一人で遊びに行くと伝えると共に 例の 彼女の事をさりげなく聞いてみた

おばさんは あの時 旦那が 彼女から噂で僕の事を聞いており 嫉妬深い旦那は 僕をみて 頭に来て彼女を連れ帰ったのだと聞かされた。
ついでに その旦那は あれから まだ ろくに就職もせずに 彼女一人に仕事をさせ フラフラ遊び歩いて居るらしい事
それから 彼女は 1年で人が変わったように 痩せこけて しまっているらしい事など
彼女について 聞いてもないのに 長い時間をかけて 噂を聞かされた
そして 彼女は 今年も また 田舎に来る予定らしいことも聞いて決心した

今年 旦那が一緒に来たら 殺そう
そして 彼女を 連れ出して 遠いところで一緒に暮らそう

さて どうやって殺そうか。。。。
(PC)
22 heavy
うんこしたいよー

うんこしたいよー

小さいカラスは しきりに私の肩で騒ぎやがる
まったく 煩い!
「そこでしろ!」そう言うと カラスは体の倍以上もある とぐろうんこ をしやがった
まったく なんて奴だ!こりゃたまらん!
すごい 異臭に 周りの西洋人ドモが俺を睨みつける。
終いには ごっつい体のニグロが俺の頬に俺の顔と同じサイズの拳をのめり込ませやがった。。。

ぁぁ。。。意識が遠のいていく。。。

気が付くと 僕は 元の自分の部屋のトイレに居た
どうやら あまりにもトイレが暑かった性で大便をしている間に 気を失ってしまっていたようだ。。。腕時計を見ると3日ほど トイレで気を失っていたらしい。
左肩が臭いので見てみると 干からびたウンコがあった。
あれは 夢だったのだろうか?
それとも・・・・

夏のトイレには 人を狂わせる何かがあるらしい。。。皆様 ご注意を・・・
(PC)
21 hrsvy
ふわふわと宙を漂うかのような感覚の中
ゆっくりと全身に重さを感じた
どこかへ運ばれて辿り着いたような感じだ
薄っすらと目を開けて ハッとした
僕はドコへ来てしまったんだ。。。
見渡すと古い西洋の映画の路地みたいな光景が広がっていた
少しずつ聞こえ始めた音が 僕を現実の世界である事を教えた
何故? 疑問を他所に時間の経過を現す如く急ぎ足で僕の横をすり抜ける人々
頭には手品でしか見た事のないような帽子を被り懐中時計を眺める紳士
馬車の上で退屈そうに四角い箱をしきりに指で押してる人
皆が其々 初めから この世界の住人である事を示すように風景に溶け込んでいる
しばし 呆然とその場に立ち尽くした僕は 次の瞬間 ハッと気付いた

何か違う・・・

そうだ ここの人々は皆 携帯電話らしきものを使い会話やインターネットをしているみたいなのだ・・・みたい と言ったのは まだ 確認出来てないから・・・

と そのとき 僕の肩に軽くぶつかる物があった・・・
肩へ目を落とすと 小鳥が止まっていた
よくみると カラスだ
サイズが極端に小さいので驚いたが さらに驚いた事に そのカラスは 僕を見上げると喋りだしたのだ・・・
(PC)
20 maki
気持ちいいな・・。

いつもと違いスッと目が覚めた僕は窓から射す日光を顔全体に浴びながらそう感じていた

めったにない心地よさをもう少し楽しもうと、布団の上に仰向けに横たわっていると

ん?

何か不思議な快感がへそを中心に身体全体へ広がっていくのに気がついた

シャツを捲ってみると

・・・身体が消えようとしている

後は顔と足だけだ

まぁいいか、消えているのは身体だけのようだ

そう思いながら消えかかっている眼を閉じた
(PC)
19 hrsvy
シャワーを止めた後に感じた
なにやらクサい 辺りの臭いを嗅いでみると
先程 使おうとしたリンスから若干のアンモニアの臭いがしていた

はっはぁん どうやら同じ寮に居る連中が誰かを騙そうとリンスに小便を入れやがったんだな

そう悟ると僕も同じようにリンスの容器におしっこを入れてやった

さて それでは上がろうか・・・と思って風呂の出口へ向かおうと振り向くと

やられた・・・先輩に一部始終をビデオに録られていた・・・

後で 話を聞いたら 全て仕組まれた事で
ビデオに納められた連中は 代々 先輩のおもちゃにされているらしい・・・

ぁぁ・・・僕もきっと先輩の・・・

そして 今夜も先輩の部屋に呼び出された
先輩の部屋は すごく良い香りの香水で溢れていた
ベッドには薔薇が巻かれ
悩ましげなランジェリー姿の先輩は僕をベッドに横たわらせると 怪しげな笑みを浮かべ部屋の明かりを消した

窓の外から挿し込む月の灯りが 僕らを包み込んだ・・・

先輩は僕の名前をかすれる声で囁いた・・・

・・・カルーセル・・・・
(PC)
18 maki
挫折!
(PC)
17 maki
ふと、リンスってのはやっぱりしといた方がいいのかな、と

同級生達が思い思いにアレンジを加えた、もはや何なのかも分からなくなっている
モノを目に浮かべ、少し後ろめたさを感じたが

なにを今さら、メンドクサイ

自分を、いや、むしろ同級生達を嘲笑し
シャワーを止めた
(PC)
16 maki
ザーザー

僕はいつものように必要以上に蛇口をひねり、孤独の時間を楽しんでいた。

外に出て人とすれ違うのも、家族と一緒にいるのも億劫がっている僕にとっては貴重な時間だ。

...ただ、髪を洗うのはメンドクサイな

と、髪にまとわりついた泡を神経質に洗い落としながら思っていた。
(PC)
15 hrsvy
なんで こんなところにカップ麺が置いてあるのかにゃぁ???

昨夜 不祥事を犯してしまい 同棲中の彼女に追い出された僕は 公園のベンチで目を覚ますと 股間にカップ麺が置いてあった

はっはぁ 哀れんだ 老婆が きっと僕の股間にカップ麺を授けてくださったのだと思い
早速 家に帰って 食す事にした

まず カップ麺の上と下をひっくり返し
カチンコチンポコチンの入る穴を開ける
そこへ熱湯を注ぎ込み 30分程待ち
一肌の温さになるまで待つ
僕は 猫舌では無いけど 熱いと焼けどしちゃうからね

さて おかずは何にしよう

決めた!

僕の巨乳コレクションから 選りすぐりのものを取り出すと さっそく作業を開始した

あぁ。。。気持ち良い。。。だんだん 意識が薄れていくの感じた。。。

遠くで むやみに落ちているカップ麺を食べないように警察やら消防がアナウンスしてるみたいだけど。。。

そんなもん 拾って食うかよ!

そう 思いながら・・・・遠くで 知らないおばさんが呼んでいる・・・・
(PC)
14 hrsvy
モッコリって何か知ってる?

彼女に言ったら オマエには無いな と返事が返ってきた

だから そう 僕のモッコリは故郷に帰っているんだ。。。

などと話していた

多分 盆に帰省しているのでは無いかと言う結論に達した

だから 僕のモッコリを見つけた方は やさしくナデナデしてあげてください

大切なものだから・・・

あ 可愛い女の子限定ね

と書いていたら 彼女に半殺しにされた。。。
(PC)
13 hrsvy
そんなに ぴょんぴょんしてたら 危ないぞ!

あんまりウザイもんだから 頭に来て つい強めに言ってしまった

そんな後悔をしてると知らん顔で ソイツは まぁだ ぴょんぴょんしてやがる

くそ!このバカたれが!
頭に来てついうっかり 踏み殺してしまった
やってしまったと言う感情と 共に なんか気持ちよさを感じて居た。。。

足をのけると ソイツは消えて居た

正確に言えば 足の裏にくっついていたのだ

足の裏をひっくり返すと そいつは 相変わらずコチラを向いて べ〜っと 舌を出してやがる・・・

死んでないのを確認して ほっとしたと同時に ニヤリと笑いながら ソイツにこう言った
これで 俺が歩くたびに オマエを踏みつけて苦しめられるなw

それでも ソイツは 足の裏で相変わらず 舌をベロベロ出してこっちを見ていた

さて とりあえず 仕事でもするかと あぐらをかきながら 椅子に座った

はぁ〜ん

ぺろぺろ

はぁ〜ん

ぺろぺろ

丁度 良い位置に ソイツが居やがったらしく なんか 凄く気持ち良い事になってやがる

もぅ 今までの話をすっ飛ばしても良いくらい 気持ち良い 死ぬまで コレを楽しめるのか?ぁあ バカだよ俺 はぁ〜ん

もの凄い快楽に酔いしれながら 爆発しそうになったとき 突然 体に異変が起きた

つ!吊る!

足が こむら返りしそうになった

慌てたから仕方ないでしょ?

思わず 足を真っ直ぐ伸ばしたときに あろう事か 机の角に足の裏をぶつけてしまい
ソイツは死んでしまった・・・

それ以来 俺の足は 色んな物を踏んで 相方を探し続けて居るんだよねぇ。。。

と 彼女を踏んだ 言い逃れをしたら 半殺しにされた。。。
(PC)
12 hrsvy
息が苦しい・・・

胸を押さえつけられた苦しさで 夜中に起きてしまった・・・

まだ 頭が ぼやっとしている・・・

薄目を開けると 胸の上に童子が居た

ちょこんと正座をしてコチラを見下ろして居る
少し笑っていたと思う
なぜ 小さい子供ではなく 童子だと言ったかと言うと
古いかび臭い着物に ほっぺたは紅く いかにも昔っぽい格好だったからだ

早くどいてくれないかなぁ・・・などと思い
体を揺すって起きようとしたが動かなかった・・・
金縛り???
そう思ったが なんせ 息もやっと出切るくらい 胸が苦しいのだ
とりあえずどいてくれないものか?
そう 思い やっとの事で ふぅーっと息を吐いた

すると それまで あどけなかった 子供の表情は 一変して 恐ろしいほど凶悪な性別の付かない鬼か?悪魔かの形相になったかと思うと 黒い影に変わり「たばこぉおおおおおんん」と悲しげな顔で 闇に吸い込まれていった・・・

あまりにも怖くて目を閉じたのか?
気を失ったのか?
よくわからないけど 次に目を開けた時には 朝になっていた。。。

もの凄い安堵を味わいながら ようやく回りを観察すると布団は汗でぐっしょりになっていた
胸元付近には 昨夜 子供の正座していた形にぐっしょり濡れて 泥まで落ちていた

と思ったが・・・やられた・・・・

ネコの小便とウンコだった・・・

道理で 昨夜 会った時に童子が怖くなかったわけだw
(PC)
11 hrsvy
都会の公園って夜中には使いたくないよね?
だって 犯罪とかに巻き込まれそうじゃん

でも 一つ面白い話があってね
これは そんなに怖くないから 一度 試してみてもいいかも
場所は あんまり覚えてないけど 渋谷の・・・

友人からの電話だ。いつもクダラナイ用件ばかりで 頭に来るので 関心の無い曖昧な返事で適当に相手が切るまで相手をしてやる。。。

そこのトイレにさぁ もぅ ベロベロに酔ってたからぁ ヽ('A`)ノウンコー 言いながら入ったわけよ。
んで まぁ とりあえず 用は済んだから ウォシュレットのスイッチ入れたんだけどぉ

はぁ?なんで 公園の便所にウォシュレットだよ!と まぁた コイツの嘘話が始まったと思いながら聞き流していたが・・・

水出ない癖しやがって 生暖かい 乾燥の空気だけ出てきやがんのょ
そしたら どうしたわけか ヽ('A`)ノウンコー がまた出てさぁ
それの繰り返し あははは
もぅね ヽ('A`)ノウンコー 止まらないんじゃねぇか?腸の中 空っぽになんじゃねぇか?って思ったわけさ

はいはい どぉも アンタのヽ('A`)ノウンコー話は シモネタ好きの俺でも退くっちゅ〜話ですがな。。。

で、結局 もぅ 流石に出ないんで 最後にウォシュレットして 出ないなら 紙で拭いて帰ろうとしたのね
んで やっぱ 水出ねぇで なまぬりぃ風ばっかだし 自分のヽ('A`)ノウンコーくせぇ臭いばっかだから・・・

また 余計な事をべらべらと・・・バカかこいつは・・・

紙で拭こうと 便座の中を何気見たらさ
居たんだよ!そいつ!

はぁ?ボットン便所なら 幽霊居たとか言っても恐い話でええけど 何言ってるんだ?こいつ?

ぜってぇ そいつ スカトロ!
スカトロ好きの幽霊だよ!
居たんだよ!
もぅ マジで 酔いも醒めてさぁ 尻拭くのも忘れたどころか ズボンも中途半端に走りだして逃げようとしたらさ そいつ・・・
尻の穴 べろっとなめて・・・
オイシカッタヨ マタキテネェ・・・
だって・・・
おかげで パンツにヽ('A`)ノウンコー付かなかったし なんだか 少し 気持ち良かったんだよなぁ。。。
あれ ぜってぇ便秘の女性にはエエな!

それから 一月後 彼は 他界した。。。

ものすっごい 幸せそうな顔で死んでた彼は 公園のベンチで見つかった。
ただ 腹部には 内臓が一つも無かったらしい。。。

未だに 彼の臓器を盗んだ 猟奇的な犯人は捕まっていないそうだ。
公園のトイレは やはり夜中は使わない方が賢明そうですな。。。。
(PC)
10 hrsvy
このところ 毎晩の様に雨が降っている
(蒸し暑いなぁ・・・)
そう心の中で呟きながら 私は家路を急いでいた
私の住んでいる所は 会社から少し離れているが、車で通うとなると 通勤時間には大通りでなければ通れないのだ
まぁ 離れているとはいえ 歩けない距離ではないし 路地裏を通って 公園を抜けたりと 小道を選べば そう時間も掛からないのだ
それに 歩くのが 私は好きだ
ただ 雨の日は流石に気が滅入ってしまう
今日は なんといっても お気に入りの靴を履いていたから。。。
なんか 遠回りに話しているけど そういった事から いつもなら 知らない振りしてさっさと仕事を切り上げ帰っているのに 午後に雨が降っていたので 残業なるものをしてしまい 遅くなってしまった。。。
(はぁ・・・明日も早いのよねぇ。。。)
などと重い足を更に重くさせるぬかるんだ道を 靴を汚さないよう 選びながら勇み足で帰って行ったのだった。
それにしてもキモチワルイ夜だ。
満月なのに この辺は 変に高い家の壁や木々で覆われているので薄暗い
その上 少し前まで降っていた雨の性で まるでミストサウナのように感じ 着ていた服も 結局 自分の汗で濡れてしまっていた。
(こりゃ帰ったら速攻シャワーして寝よう)
少しばかり 帰り道に嫌気が差していた私は 小心者なので、いつもは怖がって通らない道を通る事にした。
墓地だ。
(こんな日だから幽霊さんも出ないよね)
などと 本当は霊なんて信じた事も見たこともないくせに臆病な自分を励ましながら 墓地へ足を踏み入れた。。。。

(ぁぁ揺らぐ・・・何?)

墓地に入るなり 誰かに足を捕まえられたようだ。
いや 気のせいで実は草に足が絡まったんだと論理的に自分の思考を働かせ 墓地から一端 元の道に飛びかえった。。。
(ぁぁびっくりした)
そう 思い 足首に絡まったと思われる キモチワルイ草を取り払おうとし・・・・

しばらく身体を硬直させ 自分の目を疑った

絡まっていたのは 草ではなく 長く黒い長さの不揃いな 女性の髪だったのだ

(うそ!)

今 自分の一瞬入った墓地を見返して 全身に鳥肌が立つのを感じた

人のやっと通る程に開いた墓地への入り口の地面に人の顔らしき物が置いてあるのだ。

私は何が起こったかか確認もせず ただ恐ろしさのあまり、靴の汚れるのも構わず家に踊るようにして帰った
あまり覚えて居ないが 実は美容師が練習で使う頭だったと思う

いや そう信じていたいだけなのかも知れない
よくわからないから・・・
足首に絡まってたはずの髪も家に帰った時には無くなっていたし・・・

次の日の朝 通勤する際に 同じところを怖いけど確認しに行ったけど。。。案の定 何も無かった

ただ 昨日見た頭らしきものより 全然小さい 日本人形の頭を おばさんが ブツブツ言いながら片付けているのを目撃しただけ

おばさんは「可愛そうに 誰に踏まれたんだい・・・」そう言いながら 墓地の中へ消えて行った・・・

あの日から 私は 雨が降ると偏頭痛に悩まされるようになった

まぁ この世に霊なんて存在しないから 気の性かもしれないけど・・・もしかしたら・・・
(PC)
9 hrsvy
「あいたたたた!こらっ!またこんな所で電車ごっこして!だめだろ!」
「でもね おとうたん・・・」
「はいはい わかったから さっさと電池も電車も片付けなさい。ほら 大事な10円も こんなところにおかないの!」
「・・・↓はぁい↓・・・」
「うわっ!また こんなところでアリが死んでる・・・おいおい・・・虫眼鏡は片付け・・・あ!こら!たたみが焦げてるじゃないか!」
「・・ぁ・・・」

夏休みは子供を殺人鬼に変える・・・・かもしれない・・・
(PC)
8 hrsvy
危ないところだった・・・

もう少しで充電が切れるところだった・・・

額から粘着質の物体を払うと
落ちていた小枝を拾いなおした

さて どこへ行こうか
そう思い 財布の中を覗いた・・・

10円しかない・・・
さっき買った電池で お金を使い果たしたようだ

どうしたんだろう 頭の中の計算機がうまく働いてなかったのか 記憶までおかしくなっている・・・

全て アツガナツイカラ・・・

オチコミナガラ マタ センロヲ ススミダシタ・・・

小枝をかじりながら まだ 見たこと無い海を目指して ゆっくりと・・・そうか・・・
海が見たかったんだった・・・

夏の日差しは 黄金色の肌をじりじりと照らし続ける・・・

さっき体に差し込んだ銀色電池は97%の残量を示している
かじる事で形を整えた小枝を 壊れた車軸と入れ替えて 線路を進み出した・・・

研究所で殺した人間ドモを思い出すとニヤケテクル・・・

先ほどまで頭の上にとまってた小鳥を握り潰し 海を目指して さらに加速をした

「電気殺人車両トマス」
(PC)
7 mop
思い出の日行き〜思い出の日行き〜 ご乗車の方はお急ぎくださぁい


河原の花火大会の後、混雑する見物客を避けて帰宅しようとして土手に寝転がっていると、こんな声が聞こえてきたので振り返ると、屋台の風鈴売りの車があってワンカップを片手にした店主が酔っているのだろう、まるで駅のアナウンスの様なことを叫んでいた。

ただ、確かにこんな街頭も無い土手の上で裸電球で照らし出された風鈴の棚は、とても懐かしい雰囲気をもって見えたし、何分にも蒸し暑い夜だったので、この店主の言う「思い出の日」と言うイメージにピッタリではあった。

「おじさん何処へ行くんだい?」
「あんたの一番行きたい所へさ」


風に揺らされ風鈴が良い音色で鳴っていた。
「僕の行きたい所とは何処の事だい」
「それは、あんたの決める事だろう」


昨夜、夢を見た。嫌な夢だ、僕は時々この夢に悩まされるんだが、夢の中では逃げる術がないもんだから
(W31S/au)
6 mop
おばあさんには申し訳ないと思いつつ僕は店にカップ麺を届けることにした。
サービスカウンターの女性は僕の説明を良く理解はしていなかったが、取りあえずカップ麺を受け取ってはくれた。

翌日ニュースで二つの事件を知り僕は青ざめた

一つは連続殺人犯の逮捕だった。毒入りの飲食物をあちこちに置き食べた死傷者は三人、生き残った被害者の証言を元に犯人は捕まったそうなんだが、なんと80歳の老婆だそうだ。

そして最後の被害者とされる人の写真が公開されていたのだが、それは昨日僕がカップ麺を渡したサービスカウンターの女性だった。

その日もやたらと暑い夏日だった。
(W31S/au)
5 nam
僕の家にはリックスタイナーの着せ替えプラモデルがある。

ムキムキした体に白いスパッツ

とってもかっこいい。

エアコンが効いた部屋は寝心地がよく、あっという間に睡魔が襲ってくる。

電気を消そうと眠い目を擦りながら起き上がると、リックスタイナーは僕にこう言った。

「見上げてごらん」

無表情な瞳に抱かれたまま、僕は眠りに落ちた。

AM5:00

いつもより早い目覚めだ。

いつもより早い目覚めとは、いつもとは異質の世界だ。

僕はリックスタイナーの元へ向かった。

「ありがとう」

日常とは違う世界を見せてくれた事へのお礼だ。

しかし、どこを探しても彼はいない。

探しても 探しても どこにもいない。

途方に暮れ、カーテンを開けると

青白い光に包まれた朝焼けが広がった。

リックスタイナー

僕のリックスタイナー

ムキムキした体に白いスパッツ。
(PC)
4 heavy
その銀色に輝くボディは 滑らかな曲線を描き 艶かしく僕を誘っていた

きっとデザイナーは 女性をモデルにしたんだろう・・・

そんな事を考えながらも しきりに股間に熱いものを感じていた

気が付くと足元で 人魂が燃えていた

あちっ!

目の前のものに気をとられ過ぎた性で 危うく股間を火傷するところだった・・・

頭に来たので まだ 足元に居る 人魂に小便なんざ かけてくれた

人魂は「くちゃいくちゃい」と言いながら僕の元から遠ざかっていった

邪魔者は消えた・・・

僕は 目の前で 艶かしく光る銀色の物体を手にすると 深く自分の身体に挿入した

・・・ぁぁ・・・なんて 気持ちが良いんだ・・・
(PC)
3 mop
真夏の外回りは地獄だ。

なんだかよくわからない土地に営業に来たのだが、待ち合わせにはまだ大分時間があるのでなんとか避暑をしたいのだが、やたらと不便な場所で喫茶店も見当たらない。
仕方なく田舎にありがちなスーパーの階段踊り場で休憩していると、おばあさんが「おにいちゃんコレ」とカップ麺(未開封)を僕の膝の上に乗せ、そのまま立ち去ってしまった。

お礼を言うべきなのかさえ判断出来ないほど短時間だったし、顔を上げるころにはもう階段を降りかけていたので姿は半分消えかけていた。

膝の上には、どこのメーカーとも見たことのないカップ麺が残っていたが、追いかけるのもおっくうだったから暫くそのままでいた。
しかし思えば奇妙でしかなく、僕はこのカップ麺はあるいは盗品なのかもしれないと考えたんだが、だからと言ってこういう場合どうすれば良いのだろう?

一、持って帰る
二、置いて帰る
三、店に届ける
四、おばあさんを追う

君ならばどうする?
(W31S/au)
2 蠢く者
12月 30日 大雪
むりやり「仕事納め」に区切った作業を終え
今日はとっとと一っ風呂浴びて寝ちまおう
などと考えながら仲間に 
よい年を と挨拶しコートを取ると
事務のおばさんが 
今から皆で飲みに行くんだけど 来る?
なんて 聞いてきた

ああ 予想はしてたよ 
毎年の事だもんな

で やっぱり去年と同じように答える

ゴメンネ 今から里帰りなんだ 僕

もちろん実家は地元でたいした距離も無く
里帰り なんて大仰なんだが
仕事終わってまでなんで何時ものメンバーの顔みなきゃなんねぇんだ
って理由から 毎年忘年会は辞退させてもらっている
ちなみに社員名簿にのっとる出身地は嘘八百だ

それにしたっていい加減おぼえろよ 
このパターン

てか 気づいてるだろ 本当の理由ってやつにはよ

ともかく つかまっては大変だと家路を急ぐが

会社の玄関で外気に一瞬心臓をつかまれた

やれやれ
肺に力をいれて狂った鼓動をいさめる

昼から降ったりやんだりの雪は
いつの間にか踝ほどまでつもっていた

傘はコンビニで買えるとして
長靴はどうしよう なんて考えながらも
靴下にしみこむ水の事は半ばあきらめて歩き出す

いつも こんな感じだ


気が向いたら続く
(PC)