月いろの手紙 置き詩版

ひと
逃げない人生を目指して

立ち止まらない愛を目指して

それでも何でもあり

迷う弱さを受け入れて…

最愛〜merit〜
　
利得なんか要らない
君のすべてが嬉しい
語り合って食事して
映畫を觀てそれから
昨日とは違ふ今日を
傍らに確かに感じる
然うして巡る季節が
ひたすらに愛ほしい

理由なんか要らない
君のすべてが欲しい
抱き合って唇重ねて
心繋ぐ夢はそれから
今日とは違ふ明日を
傍らに確かに觸れる
然うして繰る予感が
ひたすらに愛ほしい
　

朝
朝が来た
ラジオの機嫌が悪い

朝が来た
月曜日

朝が来た
父も
母も元気だ
私は仕事頑張る

未来から過去に
あの頃遠い未来だと思っていた時が
いつの間にか過去に変わった

流れ行く時の中で思い出が交差す

飲みこむ力
愛は飲みこむ力
噛んだり
味わったりするけど
長い付き合いになれば
長い付き合いになるほど
飲み干す勇気

愛は飲みこむ力
じたばたしても
自分の性格は変わらない
まして相手の性格は変わらない
だから愛は飲みこむ力

好きなら好きなだけ
知らないふり
要所要所を
さりげなく
押さえるだけ
この押さえ方が
腕と技の見せどころ

最後は飲みこむ力