玖妙夢堂
春月〜hazy〜
櫻愛づるも月詠むも
薄紅、朧の其の先の
浮かびし姿に囚はる
指伸ばし觸る花瓣の
柔らに春は微笑みて
風温めども聲聽くも
逢瀬、難し其の戀の
飽くなき夢に囚はる
近付きて觸る香馥の
傍らに燈は微笑みて
櫻愛づるも月詠むも
薄紅、朧の其の先の
浮かびし姿に囚はる
指伸ばし觸る花瓣の
柔らに春は微笑みて
風温めども聲聽くも
逢瀬、難し其の戀の
飽くなき夢に囚はる
近付きて觸る香馥の
傍らに燈は微笑みて
(506SH/s)
玖妙夢堂
襟首〜nape〜
襟首に漂ふ
好みの色香
其れがもう
堪らなくて
背中を傳ひ
蜜の在處を
求める舌先
熱さと甘さ
溺れ繋がり
今年も冬へ
襟首に泛ぶ
果てた痕跡
其れがなほ
愛ほしくて
背中を傳ひ
深い寢息を
聽くも風情
併せて暫し
夢も繋がり
今年も冬へ
襟首に漂ふ
好みの色香
其れがもう
堪らなくて
背中を傳ひ
蜜の在處を
求める舌先
熱さと甘さ
溺れ繋がり
今年も冬へ
襟首に泛ぶ
果てた痕跡
其れがなほ
愛ほしくて
背中を傳ひ
深い寢息を
聽くも風情
併せて暫し
夢も繋がり
今年も冬へ
(Android/s)
玖妙夢堂
秋香〜scent〜
仄かに木犀の香る
徑に想ひは膨らむ
待ち侘びた逢瀬が
些細な仕種にさへ
戀をさせてくれる
きっと更に多くの
今を紡いでゆける
そんな秋のひと時
確かに素肌に香る
熱い想ひに溺れる
待ち侘びた逢瀬が
熟知の反應にさへ
戀をさせてくれる
もつと深く烈しく
今を繋いでゆける
そんな秋のひと時
仄かに木犀の香る
徑に想ひは膨らむ
待ち侘びた逢瀬が
些細な仕種にさへ
戀をさせてくれる
きっと更に多くの
今を紡いでゆける
そんな秋のひと時
確かに素肌に香る
熱い想ひに溺れる
待ち侘びた逢瀬が
熟知の反應にさへ
戀をさせてくれる
もつと深く烈しく
今を繋いでゆける
そんな秋のひと時
(506SH/s)
玖妙夢堂
超悦〜platonic〜
觸れられぬから尚更に
膨らむ想ひを言葉にし
其の首筋に觸るゝほど
近くて遠い接吻にする
甘味に微笑んでゐる君
見詰めるもまた趣向か
伯拉多の答へは如何に
屆きさうだから尚更に
膨らむ切なさ夢見ては
其の胸先に屆かんほど
近くて遠い愛撫にする
壽司に舌鼓してゐる君
見詰めるもまた酒肴か
伯拉多の答へは如何に
觸れられぬから尚更に
膨らむ想ひを言葉にし
其の首筋に觸るゝほど
近くて遠い接吻にする
甘味に微笑んでゐる君
見詰めるもまた趣向か
伯拉多の答へは如何に
屆きさうだから尚更に
膨らむ切なさ夢見ては
其の胸先に屆かんほど
近くて遠い愛撫にする
壽司に舌鼓してゐる君
見詰めるもまた酒肴か
伯拉多の答へは如何に
(506SH/s)