OTHERS
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歌詞専用としての、解放部屋ですが、500文字を越える作品もこちらへどうぞ。
1500文字まで対応出来ます。
玖妙夢堂
春月〜hazy〜
 
櫻愛づるも月詠むも
薄紅、朧の其の先の
浮かびし姿に囚はる

指伸ばし觸る花瓣の
柔らに春は微笑みて


風温めども聲聽くも
逢瀬、難し其の戀の
飽くなき夢に囚はる

近付きて觸る香馥の
傍らに燈は微笑みて
 
(506SH/s)
玖妙夢堂
襟首〜nape〜
 
 襟首に漂ふ
 好みの色香
 其れがもう
 堪らなくて

 背中を傳ひ
 蜜の在處を
 求める舌先

 熱さと甘さ
 溺れ繋がり

 今年も冬へ


 襟首に泛ぶ
 果てた痕跡
 其れがなほ
 愛ほしくて

 背中を傳ひ
 深い寢息を
 聽くも風情

 併せて暫し
 夢も繋がり

 今年も冬へ
 
(Android/s)
玖妙夢堂
秋香〜scent〜
 
仄かに木犀の香る
徑に想ひは膨らむ
待ち侘びた逢瀬が
些細な仕種にさへ
戀をさせてくれる
きっと更に多くの
今を紡いでゆける
そんな秋のひと時

確かに素肌に香る
熱い想ひに溺れる
待ち侘びた逢瀬が
熟知の反應にさへ
戀をさせてくれる
もつと深く烈しく
今を繋いでゆける
そんな秋のひと時
 
(506SH/s)
玖妙夢堂
超悦〜platonic〜
 
觸れられぬから尚更に
膨らむ想ひを言葉にし
其の首筋に觸るゝほど
近くて遠い接吻にする

甘味に微笑んでゐる君
見詰めるもまた趣向か
伯拉多の答へは如何に


屆きさうだから尚更に
膨らむ切なさ夢見ては
其の胸先に屆かんほど
近くて遠い愛撫にする

壽司に舌鼓してゐる君
見詰めるもまた酒肴か
伯拉多の答へは如何に
 
(506SH/s)
玖妙夢堂
秋暑〜buried〜
 
暦上では秋といふ
まだ汗ばむ午後に
改まって鰻を戴く

平成最後のなどと
枕詞が付くだけで
何處か寂しくまた
名殘惜しい時間に
感じられる不思議
少しお疲れの表情


只管にと溢れさす
その艶づく部分に
埋まって愛を囁く

最近不調だなどと
言葉を吐くたびに
何處か寂しくまた
名殘惜しい時間に
感じられる不思議
暮れる街には涼風
 
(506SH/s)