石田三成
家康、貴様が恋しい。斯様な状況で新たな恋など出来るものか。…毎日が苦しい。
石田三成
もういい。…貴様から私を解放しろ。私も、私から貴様を解放してやる。…恋慕も掠れた、ただの腐れ縁にいつまでと果てもなくただ情が移ったからと縋るのは…、もう疲れただろう。
毛利元就
斯様に容易く切れる糸だと分かっておれば。

再会など、したくはなかった。
かすが
今でも、御前を愛している。
解っている。もう、悔いても遅いんだ。
佐助、佐助……もう一度だけ、御前の腕の中で微睡みたかった。