前田慶次
なあ、どうすりゃいい?…なんて、あんたにゃ聞けねえよ
俺が今一番怖いのはあんたの心を裏切るのとあんたに嫌われる事だ、自分が一番よく知ってる筈なんだ
だから明日にはちゃんといつものくれねえかい、一言でいい…それだけで俺は今の俺のまんまで居られる
俺にとってあんたは一番じゃなくて唯一だって実感が欲しいんだ
徳川家康
今でもお前と過ごした幸せだった日々が、心の中に鮮明に残っている。
ふとした瞬間に蘇り、思い出す度に恋しく思い、もう届かない言葉を繰り返す。

距離が離れていても、傍にいてくれてありがとう。
お前が教えてくれたこの気持ち、今後も色褪せることはないだろう。

二度と戻るはずなんてないとわかっているのに、今日も明日も明後日も…ずっとまた会えることを夢見てしまう。
黒田官兵衛
…真実を知る事が幸せとは限らない。
寧ろ、それは常に残酷なものでしかない。

……彼奴を見失ってから、瞬く間にこの世が大嫌いになった。
自分の事なんざとっくに嫌いだ。
穴熊どころかとんだ化け物だよ。
知らなくても良い事を知った上に、大事にしたい人間との絆をこの手で滅茶苦茶にした。

…笑って全てを全うする。
もう心から笑えなくなったとしても、それが小生に出来る償いだ。笑ってやるさ。
石田三成
いつもそうだ、本当に助けが欲しい時にこそ手を伸ばせない。そうさせているのは私だ…だからそれで良い筈なのに。何だこの感情は。ならばせめて…涙を流す術が欲しい。叫びたい。塞き止められた棘だけが錆びて次々と溜まっていく。この胸を切り裂いて取り除いて欲しい。本当に耐えるしか、術はないのか…応の声が欲しい。