鶴姫
私、自分は好かれていて愛されているんだと思っていました
だから、毎夜ふらふらと今迄の縁を断ち切れず、幾度となくかのお方々と逢瀬を繰り返していました
でも私、気付いてしまったんです!
愛しているのは私で、依存していたのも紛れもないこの私です
愛しき貴方へ出会えない、何処か満たされない、そんな気持ちを埋めて居たんだと気付いてしまったのです
言葉では愛を囁き合い、毎日寂しさを埋め暇さえあれば文を交えて居た筈なのに、目が覚めてみると貴方の心はここにはないんだと、思いました

まだ体の関係はない私達ですが、体の関係を持ってしまったら、私自身の貴方を見る目が変わってしまいそうなんです
どうか、私の我儘を聞いていただけるならば、愛を囁かず静かに私の前から去り、私より良きお方をお探し下さい
貴方の前では本音も言えず、弱虫にもなれない私はただの見栄っ張りなんですよ
貴方が好きだと言ってくれるその姿は、所詮作り物に過ぎません
ならば、作り物もバレてしまう前に、矢張り私は貴方の前から自ら去りましょう
お別れです!さようならは言いません、またどこかで☆
片倉小十郎
懐かしさでなく、愛しさと苦さで以て今でもお前の事を考える俺は。
正しく、馬鹿野郎だな。
前田慶次
あれは紛れなくあんただろう?暫く傍らに居たんだ、間違える訳がねえんだよ。

新しい姫さん、大事にしてやんな。散るも咲くも美しきかな、っとね。
伊達政宗
欲しいと願う事が恐ろしい。
引かれた手がいつか放たれる刹那を恐れている。
久しい感情。何年も昔、捨て置いた感情。

Ah, 完全に敗北。
女々しくて反吐が出る。