黒木庄左ヱ門
話そうよ、少しでも…また、
鉢屋三郎
本当に久方振りに来たものさ。
今やすっかり人も消え、愛しい君との連絡すらも…出来ないでいる。
あの頃君と交わした鉢植えを見返しては、少しばかりくすぐったい気持ちを思い出す。
本当に楽しかったよ。
君に…、否。君と、此処へ来ていた皆々様の幸せを切に願う。
願わくば、もう一度光が射さん事を…。なんてな。
小松田秀作
お邪魔にならないように文を絶ち、宿も変わり、あなたとの繋がりは何も無くなっちゃいました。
それでもたまに、夢に出るんですよ。
あなたはどうか、生きてください。
雑渡昆奈門
ここが私の始まりだった、懐かしいと感じるが同時に寂しさも感じるよ
鉢屋三郎
…此処にくると色んなことを思い出すな。うん、私も若かった。
変わらないのは、なんだかんだ此処が好きだって事ぐらいか。
次屋三之助
心が曇っちまった時に此処へ来るんだけどさ。
懐かしさで死にそうになる。
 
…、あー‥全盛期に鬼ごっこをしたお前等。
元気でやってんのかなあ‥なァんて。
ぼんやり想っちまったりして、な。