月いろの手紙 SONG NOTE2/FREE
過去ログ114
2008/7/29 22:54
●來里愛夢のひとひら私が寝ている場所に
月のあかりが満ちる
瞼ごしのあかりに
まどろむ私は
樹に背を預けて
そっと目をあける
夏の幻のように
はかない約束を交わして
私たちは別れていった
あなたと創った
思い出のかけらたちは
私のなかに生きる
はかない約束は
もういらないわ
だから私に触れて
あなたの着せてくれた
愛の衣々(きぬぎぬ)を
私はいまも大切にしてるの
時が来るまで
私は此処にいるの
つまらないことや
いやなことも
世界には溢れていて
人々は悲しみ、傷つけ
そして生きる
不幸は檻となって
ひとを囚えてしまうの
私のなかにも
たくさんの忌憶(きおく)や
苦しい想いもあるけど
私は幸せよ
つつましやかな
日々のなかにも感じられる
飾りつけた宝石(うそ)や
纏った素敵なドレス(みえ)
きらびやかなものはなくてもね
綺麗な嘘はいらないから
そっと私を抱いて
言葉たりずとも
私はあなたを想い生きる
想いの焔
囚われた私の檻を
消し去って
幸せを伝えて
風のように速く
あなたのもとに
空を舞う蝶のように
脆くも、確かなものを
触れられないせつなさと
あなたの残したぬくもりを
持って私は祈っています
2008/7/29 22:54
HP
●來里愛双想星"そばにいるよ"
言葉を交わして
いつも時は流れていく
私とアナタを過去として
別れてしまったら
もう逢えないのね
はかない約束はいらないから
お願い、私の目のまえで
散って逝かないで
独りはもう嫌だよ
もう一度、独りきりに
馴れてしまえば
もうアナタを想うことも
きっと出来なくなる
壊れていく
私の大切なものは
一緒にいた日の思い出も
アナタがくれたぬくもりも
ひとつ残らず
かすみのように
散って逝かないで
手紙に託しても
詩(うた)に秘そめても
すべて読めなくなる
アナタにわすれられたら
もう、誰も愛せない
だから誓って
"もう独りにしない"と
ほんとうはね、
こんなことばじゃなくて
私の想いを伝えたくて
私は重いかな?
アナタの重荷になってない?
すごく不安な気持ちと
アナタのくれた
言葉や名前や思い出たち
幸せな気持ちがあふれそうで
すこし苦しいの
初めて感じたものが
あまりにも大きすぎたかな
でもね、お願い
私をおいて逝かないで
初めてよね
こうして伝えるのは
"愛してます"、私も
安くならないように
ありったけの想いを込めて
2008/7/29 0:02
HP
●小夜閉ざした心あなたを忘れようと、
思って頑張ってた日から
あたしには、気持ちが。
亡くなったみたいだ。
涙も流さなくなった。
笑うことさえ少なくなった
どうして君を忘れようとしただけなのに…。
きっと、あたしは…君がいなきゃダメなんだ。
2008/7/28 22:12
HP
●悟詩君がいた夏君がいなくなって初めての夏、いつも二人両手で持てない位抱きしめてた季節
君と過ごしたあの頃、今は遠い思い出の中どこまでも澄んだ青い世界に二人だけ永遠の春を描いてた
誰もいない海岸で二人の夢を砂浜に書いたあの頃
あの高すぎる真夏の太陽より眩しく揺れてた君の笑顔夕暮れの空に浮かんだ星と輝いてた君の瞳
君と出会ったあの日からいつも思い出以上に二人を遠ざけてた白い季節
夏だけが思い出いっぱい作れた季節だったよね…今は写真の中だけ二人の笑顔がまだ揺れて…
君のいないこの場所で一人思い出を逆戻り…あの高い真夏の空より高すぎたかな僕らの夢?…
今もあの頃と変わらない青い夏色僕は何故か流れる雲の隙間に忘れたはずの誰かを探してた
2008/7/27 18:35
HP
●タイラー闇夜の合図静かな夜をフクロウが飛びゆき
街の静寂が叫びを上げる
俺は秘密の地下室で
棺から目を醒まし
ゾンビの墓を通り
女神の微笑の噴水を抜けて
夜の勘をたよりに
聖なる血を吸いに走る
息を潜め
腰をかがめて
虫達に静寂を命令し
魔法の眼で安全を確認する
俺は夜目が効く
いま夜と目が合っている
指笛を鳴らせばグルリと3マイルの仲間が笛を返す
見えない敵と闘い
仲間を集める為
何処にでも現れるし
腹にある銃の
撃鉄は下りてる
ウイリー
スタン
ジョニー
デップ
タイラー
手でクラップの輪を作り
葡萄酒の血を呑み
ライカンに見付からぬようしゃがんで歩く
舌を出すコウモリ
パトカーのサイレン
回る紅い灯
闇夜の合図
2008/7/27 14:49