月いろの手紙 SONG NOTE2/FREE
過去ログ97
2008/6/6 21:38
●こぴひとりの夜夜ひとりきりのときは訪れ
しじまにざわめく砂の模様を抱いて
傾いた鏡を直して
暗い海揺らさぬよう
静まりかえる世界で
今宵はあなたを想って
彷徨いながらも
居場所を探した
闇夜の帳の中を
漂う旅は
･･･悲しみ･･･
戸惑いながらも
あなたを求めた
闇夜の帳にそっと触れて、あああ
美しい想いのカケラをちりばめ
闇夜の帳の中を漂う旅は
･･･悲しみ･･･
2008/6/6 21:38
HP
●黒陽戦姫夢幻まほろばの現に
在りし頃の幼き日よ
私のなかの私がみた
夢幻のような過去は
あまりにもはかなくて
私と世界に境界はなく
透けるひとや
眠りに堕ちたものが
光の粒子に
光のおびになり
私を包み込む
私の心、私のつばさ
粉々に散って
かなたに消えていく
私は誰？
現に眠る私と
夢に眠る私は
いつか廻り逢うの？
はかない現は
泡沫にきえゆき
柩におりて
眠りましょう？
終わりの時は
静かにきたりて
夢幻と現との狭間
硝子のように
砕けて消えてゆく
宿命とされたことや
あわれな教え
現とともに破戒して
ふたりは廻り逢う
ふたりはひとり
まじわらざる夢うつつ
狭間を越え逢う
ふたりの私と私
未来も過去も現在すら
もういらないの
だから
頬を伝うものを
やわらかく受け止めて
朱のつなぐものも
残り続ける因果も
なにもなくても
私は私だもの
だから私を
腕(かいな)に包んで
私と私
ひとつになり
夢に眠る私は
現に眠る私と
ともに眠りに堕ちて
幻の柩におりて
おだやかな現と
やすらかな夢をみて
光の粒子になるまえ
最後に約束をして
粉々に砕け散る
私は私
2008/6/6 19:29
HP
●りぇ密室朝も昼も夜も皆無で
日々繰り返された宴
貴方の人形は性別♀
貴方の望みは違った
試行錯誤の末の断念
私は性別を消した人
暗く暗くと遮光暗幕
密室のドラマは悲痛
愛しちゃいけないのなら
そう言えばいいじゃない
涙より人形を選んだ
それを哀れと呼ぶ♀
私も諦めを覚えた愛
天秤にかけた傾斜度
愛の傾きが殺めた性
人形なら人形として
可愛く高価な飾り物
完璧な理想の交差癖
仕方ないの仕方ないの
人間に覚醒した私の頭
疑問符が唄い踊ってた
密室が錯覚させた尊愛
2008/6/6 15:51
HP
●D.PinkMy dear poem明るい詞を書こうなんて
近頃そんな気分じゃないのに
ねぇ こんな気持ちじゃ
退屈な言葉しか浮かばない
生まれない My dear poem
あなたにお願いがあるわ
私を惜しみなく愛して
性格も、格好も、声も、詞も
私の代わリに愛して
私の代わリに
もし今死にたいなんて言えば
元の私達には戻れないの？
弱音を吐いたなら ねぇ
気の迷いにうまくつけ込んで
さよならを言うつもリね
興味のあるフリは辞めてよ
いい加減なことばかリ言って
的外れもいいところ ねぇ
褒めればいいって訳じゃない
知ってるわ はじめから
それなリの態度でいるじゃない
実際感じずにはいられない
私だけに説得力があるのよ
あなたにお願いがあるわ
私を惜しみなく愛して
性格も、格好も、声も、詞も
私の代わリに愛して
私の代わリに
昨日のことは完全に忘れたわ
足リないところを教えてちょうだい
頑張ろうとすればするほど空回リ
目が回るわ 世界が回るわ
あなたが泣き止むまで
この場所で叫び続けさせて
あなたのどんな小さな声も
拾ってあげるから
あなたにお願いがあるわ
私を惜しみなく愛して
性格も、格好も、声も、詞も
私の代わリに愛して
私の代わリに
My dear poem
どれくらい愛してくれる
My dear poem
惜しみなく愛してくれる
2008/6/6 15:15
HP
●黒陽戦姫滅びのうた冷ややかな風
頬をなぞり
ぬくもりや想いを
彼方の虚無へと葬り
誘う手をとれば
深淵の終わりへと導く
真っ白な切符に変わり
過去も未来も
現在(いま)すらも
白く闇を重ねて
なにごともないように
私とまだ見ぬアナタや
廻り逢えたキミとの
すべては闇の腕(かいな)に
囚われて
消えてゆくの
優しく髪を梳いて
少しだけ、そばにいて
切なる願いや
手と手で交わした
ちいさなぬくもりや
つないだ絆すらも
白く、白く、
消えてゆくの？
消えたくなんてないの
アナタやキミとの
未来や過去が全部
壊れてゆくの
そんなのは嫌なの
初めて想えたことや
最後に交わした言葉は
私の宝物だから
私のなかの私が
語りかけるの、私に
私が望むものは
綺麗な感情？
それとも
美しき消滅(ほろび)？
私が私を
白き闇の人身御供(にえ)に
すれば白き闇は消えるの？
ならせめて
私の滅ぶ姿を誰にも…
誰にも見せないで
過去や未来から
私を消去して
誰の心にも残らぬよう
私の心(ほんしん)を
誰にも明かせぬまま
滅ぶことを
私のなかの私は
赦してくれるかしら？
心も言葉もなにも
残さず消えてゆくことを
どうかお願い…
赦してね？
2008/6/5 23:57
HP