残香〜yours〜

過去ログ126 2007/10/12 21:55

☆朔夜。
冷ましたお茶と、花の馨り。
窓をきっちり閉めてしまうのが
勿体ないくらいに 毎晩、
月が綺麗に観える東向きの部屋。

ほんの少しの空間が
ボクたちの無限のスペース。


一番気に入っている紅茶の銘柄が同じの
キミとボクは

その数時間を、めいっぱい贅沢に過ごす。

たちのぼる花の仄かな馨りと
淹れたてのお茶の香ばしい香りが
細く開けた窓からこぼれ、
凛と輝く今宵の月へ。

(幸せのお裾分けです、お月様)


キミの髪ともたれた肩が
ボクにとける頃…

ちょうどいい温度の
F&Mを傾ける。


もう、いつ世界の終わりが来てもいいと
思ってしまうような瞬間と云うのは、

きっとこんな時なのだろう。

眩暈がするほどの…甘い馨りの中で。
2007/10/12(Fri)21:55
HP

☆ヨーコ
終わりのないlovestory
昔むかし幼い夢の中

あたしはアンタに出逢ったよ

アンタは気付いてないだろう

夢の中ではあたしはあんたの恋人で

誰もが羨む仲だった

だけど昔のあんたは消えちゃった

あんたの優しい面影を

夢の中の出来事だと

あたしは自分に言い聞かせ

昔みた夢のように

あんたは優しく微笑むよ

そう…

夢はいつまでも昔のまま

誰もが羨むラブSTORY

終わりのないラブSTORY
2007/10/12(Fri)20:47
HP

☆愚者
蜘蛛
部屋の片隅
其処は狭く
外界の方が幸せかもしれない

でも選んだのは此処

愚かな餌さえ訪れない
逝く道は干乾びの死
何度広い世界に放そうとも
何故か此処に戻ってくる

細い糸を張り
何かを捕えようというのか
其れはこの蜘蛛にしか分からない
きっと僕には解らない

時が経ち
静かな夜
気が付けば
蜘蛛は巣と共に渇ききっていた

でも

密かにではあるが
己の生きた証を
残して朽ちていた

ただ一人

僕にだけ

ただ独り…
2007/10/12(Fri)13:02
HP

☆GG
道化師(ピエロ)の恋
〜second album〜

道化師は笑ってる
本当は辛いハズなのに

道化師はオドケてる
一輪車、綱渡り
何をやらせても
一番芸が上手いのに
ワザとふざけて
見せる

幾ら上手くても
手を叩き喜ぶ貴方は
もう居ない

独りはイヤ…

ワザと失敗したら
みんなが笑って
喜んでくれる

心を失った道化師は
喋れない
オドケて微笑むのが
精一杯
2007/10/12(Fri)9:27
HP

☆ひろ子
「平気だよ」って
嘘ついて

「大丈夫だよ」って
強がって。

本当の気持ちは
誰にも見せず

唇かんで
泣くのをこらえた。
2007/10/12(Fri)8:54
HP

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