残香〜yours〜

過去ログ133 2007/10/31 18:43

☆英哩耽
ランプ
それは初冬の佳月の様に
玲瓏とひかり
女の軟弱ないのちを
ドクドク揺さぶる

水牛の薄皮が通す
たましいの光
瞳に沈んで離れないのは
安息を獲たい傲慢のせい

還りたいだろうか
生まれ落ちた場所へ
眩惑は女を罪悪へ誘う

太陽の下食べて寝て欲情して
今は弄ばれた柔肌を照らすだけ
前世を
女の躯に遺して
2007/10/31(Wed)18:43
HP

☆たね。
涙星
漆黒の点々
流れる泪のあとを
尾を引いて

みえない未来
その
目線の死角に瞬いた

流星群は行ってしまった

底冷える夜肌
弧光をなぞる指は
懇願を数えるばかりの
七つの星の残心

零れた彗星は床に堕ち
その露わに光る
星に似せた涙は
無限を内包して
痩せこけた天に混じり合う

ねえ、
夜が 夜がまだ
肌のようだと云うのなら
光る命を
光る命をわたしに下さい

盲いた天秤の眉
凍った眼路を
こじ開ける磁極の上

渇望の地に
光りの髄液はこぼれ
それは、懐古の胸に
溶け始めた星たちの
残骸

ほぐれぬ星糸で辿る
むらさきの未明
帰するところなく
展望はさざめく
かぐわしい明転

ああ
葬送の風吹く
蒼い獅子の走馬灯よ
裂かるる夢の
空挺で往く
輝かしい冥星よ

息を吸い込むたび
遙かな星雲を宿すような
肺が還元する
ひとすじの蛍光のもと


わたしは
所在の無い
しろみゆく星になった
2007/10/30(Tue)12:25
HP

☆ハク
不器用
“言葉で言わなくても”
“わかるでしょ”

と、
そう言う君が一番

“言葉で言わないと”
“気付かない”


そして…


“君は不器用だね”

と、
微笑む私が一番

“不器用で上手く言えない”

だったりする…
2007/10/29(Mon)21:21
HP

☆漣 竜庵
落花参の足跡マーチ
大地の靴の履き心地
足根が心を揺さぶって
気持ちいいから歩きたい

季節の風が
かかとを浮かせば

空から地球に
花びらの足跡を残すんだ


─備考──
2007/10
2007/10/29(Mon)4:40
HP

☆早希

貴方の言葉1つで
僕は一喜一憂するんだ
貴方が云った
「出逢えてよかったよ」
僕の心は暖かくなったんだ
僕も貴方に云うよ
「僕もだよ」って
伝えていきたい
貴方にだから伝えていきたい
あなたと出逢えたた事
あなたと友達になれた事
誇りに想いますと
2007/10/28(Sun)11:09

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