残香〜yours〜

過去ログ153 2008/2/3 21:20

☆鋼 鉄信
冬の食景に想う
例えば
おでんの大根の如く

華は無いかもしれない
だけど旨味は一番

君にとってそういう
存在でありたい

例えば
すき焼きの豆腐の如く

主演ではないだろう
だけど甘辛くて美味く
栄養も豊富

そういう存在
互いの人生の
良き助演者でありたい

辛口甘口
共に歩けばぶつかる事もあるだろうね

それでも甘く囁き
君と愛を語る

潤沢な暖かさの中
君と笑顔を交わす

ああ やっぱり
俺にとって
一番のご馳走は君だよ

真冬の食卓の風景
ふと こんな事を想い
微笑みが零れた。
2008/2/3(Sun)21:20
HP

☆英哩耽

これは一枚の壁
残酷で出来た
神の愛で出来た

君の前に続く明日
私がいた終幕の夕日
同じ物は見れない

繋いでる壁
覚えることで出来た
残すことで出来た

瞳に映った私
胸に焼付く瞳
僅かでも重なる

触れたくない壁
忘却で出来た
傷痕で出来た

皺々の手を伸ばす
君は間際に気付く
歪曲できない物がある

これは一枚の壁
壊すことは出来ない
登ることも出来ない

時間の壁
2008/2/2(Sat)5:31
HP

☆yukako
星の砂
まるで奇跡の様に
ちりばめられた砂達

遠い昔あの地を焼き尽した人間に
それでも素敵なプレゼントをくれる。

僕たちは次は何を返せるだろう
2008/2/1(Fri)13:15
HP

☆夏津
あの曲を入れたら
ふと目が合う二人


覚えてる?
覚えてるよ


そんなコンタクト
だった気がする


君との思い出は
数え切れない


気持ちに
答えられなくても

それを知ってて
想ってくれた


友達という響きに
顔を曇らせた君

それを見て
辛い顔をした時


私には幸せな顔を
していてほしい

そんなふうに
君は言った


今まで出会った
ほかの人とは違うの


優しさをくれても
見返りは求めない


誰にも真似出来ない
あなたに


感謝してる事、
いつか伝えないとね


『きみへ』
2008/1/30(Wed)1:39
HP

☆湖々逢
「go up」


動き出したの
長い眠りから覚めて

伸ばした指先を
光が照らしていた


刻む鼓動に
揺れる心の奥深く

溢れ出した涙は
きっと切なさじゃない


何もかもフラットに
真っ白にしたなら

あなたを私に描くだけ


黒い
カーテンの向こう側

満月の下で
再び出逢った


煌めく輝きの中で
2008/1/29(Tue)0:45
HP

154152

掲示板に戻る