残香〜yours〜

過去ログ161 2008/3/15 3:24

☆鋼 鉄信
春望の夢
春めく夜に見た夢の中でも懸命に君を追う俺の姿があったよ

好きだから捧げる
俺の全てを

好きだから欲する
君の全てを

好きだから誓う
俺の恋の全てだと

好きだから期待する
君の恋全てを

好きだから懸ける
俺の想い全てを

好きだから繋ぎたい
君と俺の想い全てを

好きだから好きだから
大好きだから願うんだ

君の幸せが
俺の幸せでもある事を

俺の喜びが
君の喜びでもある事を

この夢の続きを
二人で見られる事を
切に祈ってる。
2008/3/15(Sat)3:24
HP

☆愚者
現実が魅せた夢 夢が見せた絶望
暫く忘れていた感情
欠けた心が望んだ愛情
気にも留めていなかった
奥底に沈んだ現実
学習能力の無い頭が感付いた時にはもう
既に遅かった…


紡ぐ単語はただ
虚空へと消える
無情にも其れ等は素直な自分の表れ
それでも今は虚しいだけ
足らない半身
求める他人
腰抜けの拙い想いなんて届く訳が無く
そして欲しいモノは手に入らない
狂気に染まり荒れ狂う心なんて
蟲ケラ以下の脆い価値
寧ろ価値は無に等しい


手を伸ばし掴んだモノは
悲しみの残骸
自覚が恐怖を呼び
眠りさえ妨げる
愚かな妄想は
己の無力さを痛感させた


資格すら持ち合わせていなく
権利も無い
でも止まぬ感情
奥底だけ病まぬまま
苦しみの街道を彷徨い
哀れな姿を晒す日々
無様な回廊に終焉は訪れてくれるだろうか?
数多の疑問が朿と成り
自らを苦悩の世界へと引きずり込んだ


甘い愚想は夢のまま
降り注ぐ現実は常に絶望の螺旋階段
廻り廻って元の位置
2008/3/12(Wed)22:38
HP

☆英哩耽
タイトル
宙の名前を本で覚えて
月が下弦だと蘊蓄たれて
長方形に収められた有限の星ですら
数える気も起きないのに
『満天の星だね』と甘い四文字で濁す

あっさりしてる
のにくどい
口説い

名前という
森がある
水がある
色がある
海も
私の潮も
塩も
砂糖も
佐藤さんも

名前という
金の刺繍の背表紙

なんかなかったらもっとふべんでかんたんなのに

花束を胸に少女が昼寝してる
その花はコスモス(多分)
寝そべるのは野原
少女の名前は知らない

それでも
本とホントの
寝息が聞こえる
2008/3/12(Wed)22:10
HP

☆ジョナサン
さくら
何気ない仕草 一つでも
この目に焼き付けていたい

何気ない言葉 一つでも
脳裏に焼き付けていたい

うまく話せなかった事
いつも控え目にいた事
後ろ姿だけで満足と
嘘で恥ずかしさ隠して
想いつのらせていた事

桜舞うその時も きっと何もできないで固まってるだろう
寄せ書きに名前を…
写真と第二ボタンを…
お願いしたい事はたくさんあるはずなのに

桜散るその時は もう違う場所のスタートラインの上
新しい生活に
あなた無しで挑むのは
まだ考えられないのに
伝えられない
2008/3/12(Wed)20:45
HP

☆ポエマー・リョウ
『煌めく風の中で』


陽だまりの中で働く人々は
太陽の輝きで季節を味わう

星の輝く中で働く人々は
月の瞬きで季節を味わう


煌めく風の中で
出逢いと別れを繰り返し
本物の宝物を
探し求めている

…答えなんて

誰もが
自分の心の中にあるのに

誰もが
気付いていないだけ…


陽だまりの中で働く人々は
太陽の輝きで季節を味わう

星の輝く中で働く人々は
月の瞬きで季節を味わう


煌めく風の中で
遠回りしながら
人々は
自分の中にある答えに…
本物の宝物に
辿り着いてゆくのだろう
2008/3/10(Mon)6:40
HP

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