殘香～yours～
過去ログ189
2008/8/26 1:46
☆彩 愛 美雷 雲空を取り込む
稲光の青白さに
何時降るかも
わからない雨に
怯えている
直ぐにでも降って
直ぐに止んでくれたら
はっきりするものを
降るとも
降らぬとも知れぬ
恐怖感は
気持ちを
鈍らせて行く
雷雲が
黒く
伸し掛かる空の下
まだ
降りもしない雨の
事ばかりが気になり
何をするにしても
落ち着かない
ただ こうして
空を見上げては
不安な顔をしているだけ
先のわからぬ雨が
手も 足も
動けなくしたまま
黒い雷雲となって
拡がって行く
2008/8/26(Tue)1:46
HP
☆橘遥子小さな羽根君の震える理由は何だろう
君の小さな背中の羽根は
まだ飛び立つには小さすぎて・・・
君の震える理由はなんだろう
理由なんていらないのかもしれない
その羽根を大きく振りかざすとき
一緒に解き放たれてゆくの
2008/8/24(Sun)20:33
HP
☆椿 ゆきこ儚いものあなたが
なんとも形容しがたい
表情で微笑むとき
私は優しくなれる
気がするの
あなたが
髪を鋤いてくれる指先の
温度を体に感じるとき
私は満たされる
気がするの
あなたが
悲しい秘密を
ひとつ､ふたつと
こぼすとき
私は泣きたい思いで
強くなれる気がするの
あなたが
弱さを私に晒すとき
ごめんね
私は最高に幸せなのよ
きっと私は
特別なんだって思えるから
でも知ってるの
一緒にいられることは
決して
当たり前じゃない事
儚いものだと
だから私は
大切にしたい
あなたの言葉
あなたのしぐさ
見逃さないように
大切にしたい
＊椿 ゆきこ＊
2008/8/24(Sun)5:35
HP
☆ゆいモコモコ読みかけの本を閉じた
秋空を白い雲が流れている
繋いだ手
カサリカサリとか細く響く落ち葉を踏みしめる音
立ち止まり
小さな手でイチョウの葉を拾いうれしそうに笑う
ママが編んだモコモコのベストを着て
またひとつ
またひとつ
小さなてのひらにいっぱいのイチョウの葉
ぼくに差し出す
読みかけの本を開く
イチョウのしおりを挟んでいるページを・・・
2008/8/24(Sun)3:38
HP
☆ぐ～にゃんあの日に会いたい優しく歌う君の声に
安らぎを感じて
柔らかな君の手に
温かな安堵を覚えて
僕を包み込む腕に
すべてをあずけようと
心に誓った
微笑む瞳と
愛しているの言葉は
きらきらしていて
僕は幸せを知った
あの日の君に
もう一度会いたい
あの日の僕に
もう一度帰りたい
2008/8/24(Sun)1:46
HP