殘香〜yours〜

過去ログ228 2008/12/12 0:36

☆椿 ゆきこ
心地いい
君はソファに寄りかかり

私はソファに寝そべって

君はヘッドフォンで
音を聴いているようだ

私はひたすら本を
読んでいた

会話はない

君が寄りかかった
ソファ

私が寝そべっている
ソファ

君の頭が

私の外太股辺りにある

微かな体温が

心地いい


*椿 ゆきこ*
2008/12/12(Fri)0:36
HP

☆結姫
。虹。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


空を架ける 七色の橋
澄んだ蒼に 溶け込んで

優しく 淡く
弧を描いては

跡を残さず 消えていく

空が流した 静かな涙も
消える頃には 止んでいて

七色の橋 架かるは刹那
まるで 魔法みたいだね


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2008/12/11(Thu)14:58
HP

☆、彩 愛 美
睡魔Swimmer
どのくらいの間
眠っていたのだろう
つい
うとうととして
気付かない内に
眠っていた

このところ
忙しい毎日で
心の落ち着く間も
無かった
ベッドの上も
久し振りだった

もう ほとんど
記憶も無くて
それは
長いようでも
短いようでもあった

ギリギリまで
耐えていた
睡魔に捕まって
眠りの中を
何時しか
泳いでいた
浅くて
深い
夢の中で
魚になった
2008/12/11(Thu)1:09
HP

☆加羅
昭和を知らない僕達
可も無く 不可も無く
取り敢えずは恵まれていて
何が不満かと尋ねられ
答えれば贅沢だと返され
深く考える事も無く
一応納得してしまう
それ以上考える前に
未経験な情報に慰められて
カラッポな肯定を満足に変えながら
大人になったと勘違いして生きていく
平静を装ってみても
何かが足りなくて
質が悪い社会は
ちっとも平らかに成り立っていない

嗚呼、こんな時代に生まれた僕達に
昭和の強さをください
アナログ浪漫を教えて
お願い僕達に
昭和の強さをください


ヨポエムCLUB〜夢幻〜
by.加羅
2008/12/10(Wed)20:54
HP

☆、彩 愛 美
White Love

白い雪の花が舞う交差点で
出逢う事が二人の夢だった
誰の物でもない白い絨毯に
最初の足跡残したくて

まだ夜明け前の薄明かりの中
ようやく白さのわかる雪を
踏みしめて出逢いの場所まで

約束を交わさずとも感じ合える
二人の出逢いまで後5分


耳当てとミトンでもう寒くないわ
暖かいのはそれだけじゃない
長めのマフラーを二人で巻いたら
どんな寒さだって平気だよね

さらさらの雪は固まりはしない
雪玉をあなたに投げたって
届かずに崩れてしまうのね

それでも何度でも投げたりもした
心は届く事感じている


virgin snowに 心を解き放し
まだ誰の足跡もない二人だけの時間


真白い景色の中で愛し合える
出逢いから始まる恋の唄


*SONG for 涌井田 朱子
2008/12/9(Tue)0:43
HP

229227

掲示板に戻る