殘香～yours～
過去ログ242
2009/2/17 1:05
☆彩 愛 美卒業証書
こんな紙切れ一枚で
語れる程 簡単じゃなかったね
二人の想いを 詰め込んだ
グレーの表紙の 卒業写真
あの頃の夢も もう黒い筒の中に
仕舞い込んだ卒業証書のように
もう見る事も無くなったよね
薬指を怪我して 指輪をはめられなくなり
あなたが包帯を巻いて
玩具のジュエルを結び付けた
意味もない程ペラペラの
形だけの 卒業証書
みんなで喜び分かち合い
最後の学生時間を語る
もう何度夢を 通わせて来たのだろう
出逢いの持つ奇跡の 煌めきの中で
切なくも楽しい 想い出よ
肩に腕が食い込み 確かなあなたを感じる
今だけ生きてる気がした
涙が止められないくらいにね
季節が移るまではまだ今のままで居たいと
友達も恋人もみんな 一枚の写真の中…
お互いの卒業証書をクロスさせて
過ごした夢の跡なぞる
これで終わりじゃない 始まりだと
＊SONG for 沢嶋 メロン
2009/2/17(Tue)1:05
HP
☆彩 愛 美卒業文集ずっと
この土地に居た
ここに居るまでは
そして
ここでみんなと迎える
最後の 学校生活
みんなの
想い綴る
三年間の歴史を
集めた 文集の中に
収め切れない程の
気持ちが 溢れていた
大学や
就職や
家業を継いだりと
それぞれ 違う道で
初めて 離れ離れになる
今までは
学校が変わっても
同じ地域に居て
何時でも
友達に 逢えたのに
もう
それも 出来なくなる
そんな想いを
卒業文集に滲ませて
春からは
みんなと違う街で
一人で 生きて行く
2009/2/15(Sun)23:37
HP
☆麻生叨哉 確信犯で、臆病者だ。
針は天辺を越え、
丑三つ時を越え、
無機質な部屋に寝て、
不規則な呼吸を続け、
憶測で人を危惧して、
不快感が沸き上がり、
擦れた声色で耳打ち、
水気を含み、
鮮明に流れ、
雑音を消し、
静寂が流れ、
視線を感じ、
背中を撫で、
言葉を失い、
視線を逸らした。
確信犯で、臆病者だ。
2009/2/14(Sat)3:23
HP
☆彩 愛 美Lonly Valentine
淋しさを量れるスケール
世界中何処にもありはしないから
誰にだって正確に伝える事なんて
出来るはずもないけれど
ぼたん雪が 後から後から
絶え間なく降り続く 冬空の下で
どれだけ厚着をしていても
あなたの居ない寒さには勝てない
自分に正直で居る事がこんなにも
難しい事だと あなたを愛してから
初めて気が付いた Valentine
苦虫を噛み締めたような
曇天の空からは信じられない
純白の雪が降る 音も無く静かに
火照る頬には 気持ちいい
人とは違う想いを形に
手造りのショコラを 手渡したいけど
タイミング上手く掴めず
あなたへの距離 探しているの
制限時間付きなのに渡せない
何時までも握り締めてたら 溶けてしまう
苦味を抱き締めた Valentine
雪の中で白くなる心 情熱を閉じ込めた
淋しい雪だるま 誰かに忘れられたまま
今年も想いを胸に残して引き下がる
渡せないショコラ 自分で食べるなんて
淋しさを噛み締めた Valentine
＊SONG for 川島 麗美
2009/2/14(Sat)0:33
HP
☆透
愛してあげる。
母性的に
超絶的に
本能的に
大胆に。
むさぼる様に、愛してあげる。
妖艶な露出に
きっと貴方は私の虜。
ずる賢く、愛してあげる。
挑戦的なチラリズムで
貴方を煽って…
ほら、愛してあげるから。
私の躯もあげるから。
だから、
どうか傍に居て？
( 虚勢で隠した弱い処に、気づいて? )
愛してあげる。
だから、
(「愛して？」)
2009/2/13(Fri)21:06
HP