殘香～yours～
過去ログ249
2009/3/10 0:46
☆彩 愛 美再々恋愛
風にまかせて 飛ばした便りも
何時か時の砂に埋もれて
気が付いたら通り過ぎていた
あの交差点 あの店
何時かまたねなんて言葉は
実現しない ただの言い訳なのに
再々恋愛 連続模様
何処まで行っても 同じ事ね
夢の続きは やっぱりただの
夢でしかないと 知っていても
誰を愛しても かまわないものを
同じような人に恋して
同じ場面 同じ別れを
映し出す雨 千鳥雨
嘘も信じれば 真実と
また騙されるだけと 言われながらも
再々恋愛 巡る走馬灯
何時まで経っても 繰り返し
違う世界に 飛び出せる程
強くはないのよ 歩けないのよ
涙なんて 見せられないけれど
泣けるものなら 泣かせても欲しいと
すぐ側にある胸に逃げ込めば
再々恋愛 七転八起
倒れても懲りずに 堂々巡り
夢は夜しか 見れないものと
何故気付かず 恋して来たの
＊SONG for Saku-Ra
2009/3/10(Tue)0:46
HP
☆彩 愛 美カ ー ド自分を証明する
この薄っぺらな
一枚のカード
こんな物に
自分の全てを
預けている
簡単な程に
失くししまったり
書き換えられたり
データだけを
抜き取られたり
奈何にも
お粗末な
身分証明書は
とても軽くて
この手を離れても
全く 気付く事もない
何処かで
落として来た自分は
新しく
何度でも
作り替えの利く自分で
こうして
何人もの自分が
安易に
コピーされ続ける
このデータだけの自分が
何時まで
生きて行けるのだろう?
2009/3/8(Sun)23:58
HP
☆木実初めは無愛想だったけれど
フォローしてくれたり
優しいこと知っていたよ
私が緊張していると
話しかけてくれたね
失敗したときには
笑っていてくれた
すごく救われて
助けられていたんだ
あなたの方が何倍も
しっかりしていて
大人っぽく見えたよ
あなたと話して
楽しかった
忘れたりしないよ
あなたの夢が叶うように
ずっと願っているよ
こんな私に
優しくしてくれて
嬉しかったんだ
本当にありがとう
2009/3/8(Sun)21:43
HP
☆透君はまるで、風のようだった。
手を伸ばしても掴み切れない
自由に空を舞う風のよう。
君はまるで、水のようだった。
ひたすら、透明で、透明で。
少しの黒でも染まってしまう。
君はまるで、花のようだった。
可憐で初心な、白き百合。
儚さから生まれる純白の〝白〟。
その白さ故に、黒に侵されて
風に散って逝った君の最期を
僕はただ見つめることしか出来なくて。
今頬を伝う涙を
柔らかな春風が撫でていく。
拝啓、君へ。
風に乗ってこの歌がどうか届きますように。
いま君は風になって、僕の近くに居るのでしょうか。
頬を撫でる風を、君だと思ってもいいのでしょうか。
風に乗せた小さな言葉。
白百合の花束と共に君に届きますように。
（有難う、そして、さようなら。）
2009/3/8(Sun)15:24
HP
☆ナﾂﾒ追走右カーブから曲がり進む車の
ヘッドライトが真っ直ぐに延びて
ブラインドから光りは屈折して私へ
隙間から指す光りは長く延び
絡まるように私を撫でていった
身動きを奪うように長く重く
囚われたのはおのずから？
逃げることは出来たのだと？
走り出せば逃げることも出来たはずだ。
光を振りほどく力はあったはずだ
黒く黒くのびる髪を切り
軽い頭は思考した。
光を振りほどき、自由は手に入る。
走り出す足に筋肉はついている。
走り出せる。
2009/3/7(Sat)9:47
HP