殘香～yours～
過去ログ252
2009/3/19 1:42
☆彩 愛 美Moon Taxiこの街の
何処からか
夜にだけ
走るタクシー
必ずこのルートを
走るだとか
決まっている訳ではなく
見た目には ただのタクシー
悲しみに 行く先さえ
告げられない時
きっと出逢えるタクシー
そして
ドライバーは聴く
『今、いくら払える?』
ってね
でも
料金なんて
まるで 関係なくて
悲しみのマイルが
フルになったら
きっと その時
月に向かう
タクシーに変わる
あなたが抱えた
悲しみの全てを
月までの料金にして
夜の間中
あなたを癒やしてくれる
明日の朝陽と共に
あなたの笑顔が
戻りますように
2009/3/19(Thu)1:42
HP
☆ＧＧささ舟峻嶺に
春の陽射し降りて
雪解け水は小川と成り
新たな流れが生まれる
小川に流す笹舟
希望を乗せて
水は せせらぎ
風 唄い
眩い道を進みゆく
大地に
流麗山水降りて
涸れた地は沃土と成り
新たな息吹が生まれる
清流を走る笹舟
夢を乗せて
草はそよぎ
花 香り
豊かな春を進み行く
源流水 地平を望み
旅立つ笹舟
海へと届け
春の心を乗せて
2009/3/19(Thu)0:33
HP
☆彩 愛 美桜 月
君と瞳が合ったのは とある冬の日
暖かい春の日になったらこの場所で
また逢いましょうねと 君が微笑んだ
時は経ち 並木道の桜にも
春色の蕾が見え始めた
君と約束を交わした 桜月が来た
風のようにふわりと突然
現れる君に逢いに行こう
割と暖かだった 今年の冬
それでも春の陽射しには適わないけれどね
だからこそこんな日を 選んだんだろう
花が咲く 一歩手前の桜でも
春色の香りを伝えている
君を待ち続けて今 桜月が来た
歌のように 何時もすぐ側に
現れる君に逢いに行こう
唇に桜を纏い 軽い足取り
まるで君が春を連れて来たみたいだね
君の約束が花咲く 桜月になる
蝶のように春を喜んで
現れる君に逢いに行くよ
＊SONG for AURORA
2009/3/17(Tue)0:22
HP
☆彩 愛 美花 酔 い春に萌えて
一斉に
花が 咲き乱れる
生命の眠りを
解き放たれた
草木は芽吹き
蕾を膨らませて
一気に
開花して行く
賑わう 花の園
冬の国を
通り抜けて
香り立つ花に
酔いしれる
まるで
噎せ返るような
花の海にあって
香りの波に
心地良く酔えば
異世界へと
迷い込む
散る花だと
知っていても
知っていればこそ
今 この時に
心身共に
深く
酔っていられる
2009/3/15(Sun)23:57
HP
☆阿霞夢を見る夢を見る
悲しい夢を 泣きながら
楽しい夢を 見ることもなく
夜は独り 闇の中
孤独すらも 程遠い
自分の体温すらも 感じない
裸足で歩く 石畳
誰もいない 夢の中
それでも 歩く 誰かを求めて
2009/3/15(Sun)15:34
HP