反射〜yours〜

過去ログ29 2006/8/17 13:08

☆ゆきぽん姫
君の声 
幾度
君の背中を
見送った
だろう

眠れない夜
君からの
電話

傷つくことに
背中を
向ける

僕がいました

愛する事も
愛される事も

無器用な
私達


眠れない夜
君の声は

僕には
届く
2006/8/17(Thu)13:08
HP

☆アカリ
ひとつの星が嫉妬とジレンマに耐えきれずに爆発
遠い昔に火を吹いた
その星のした僕は同じように
今すぐにでも爆発
もしも僕が火を吹いたなら
君は僕にずっとずっと強く冷たく当たればいい
僕は渇いて灰になってパラパラと舞い
ひかりの虹を創って
君と彼との架け橋になろう


2006/8/17(Thu)8:26
HP

☆憂月
あなたの紡いだ嘘を
私は上手に解けないから
いつまでも
不格好に絡まった儘
それでもあなたは
泣きそうな顔をする

どうして
虚しいのだろう
覚束ない足取りで
求めて止まない私だから?
何を
云いたいのだろう
不器用な入れ物しか
持ち合わせてない私なのに

透き通らない
夜は暗くて
見通せない私に
いつしか
泣きだして仕舞った
ウソツキなあなた

雨降る帰りの道
仕様が無いの。と
私は不細工に笑う
繋いだ手は
いつの間にか冷えていた
2006/8/15(Tue)19:40
HP

☆mai
アメイロタマネギ
キッチンはあたしを
恥ずかしいくらいにセンチメンタルにする

バター焦がしたフライパンに乗せたタマネギは
どんどんどんどん
やわらかくなっていって
だんだんだんだん
姿かたちなくなっていって

まるでいつか愛した
あのヒトみたいで


鼻をつまんで
上を向いて
刺激に耐えたあたしの瞳から

ポロポロポロポロ
いつのまにか涙が
涙が止まらなくなって


愛しすぎて、いたのかな
ねぇ


好きだったよ、とても
愛してた


あの頃はあなたに
押し付けてたかな

フライパンの上で弱っていく
このアメイロタマネギ、みたい

撫でて可愛がりすぎたかな
いつのまにか押し潰してたかな


バターの香りがひろがる
こんなちいさなキッチンで

センチメンタルにもなるほどに

あたしはあなたを愛してました
2006/8/12(Sat)16:21
HP

☆ブルースカイ
blue sky on the image
【 晴天 】

もしも悲しき涙が
頬を伝う時は
晴れた空を
見上げればいい

広大なる雲の白
圧倒的な蒼い色
輝ける日差しに

ちっぽけな自分の
ちっぽけな苦悩など

全部吸い込まれて
消えてしまう様な
不思議な力を
感じるはずだから

次第に涙は乾いて
心が満たされれば

自然と溢れる笑顔に
明日への希望が
湧いてくるから
2006/8/12(Sat)12:00
HP

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