殘香〜yours〜

過去ログ323 2010/1/4 5:29

☆宇佐 世白
短歌
創られた箱庭の中で迷いつ 美しければ何の隘路か
つくられた はこにわのなかでまよいつ うつくしければ なんのあいろか

 そのケースの中には細雪が降っている。
 冷たいこの手は、何を掴もうとしているのか、未だに判別出来ない。
 迷いの無い目なんて、在り得ない世界で。
2010/1/4(Mon)5:29
HP

☆GG
火の海
大海原に最後の夕陽が
静かに落ちた
船は闇に閉ざされ
波音しか聞こえぬ日
漂う船で独り想う日
この静かな闇が
本来あるべき姿だ
心は静かに波間を漂う

闇に小さな光が
無数に浮かんだ
船は星に包まれ
光っては消える灯
漂う船へ心伝える火
この光と闇が
本来あるべき姿だ
この世は闇に浮かぶ海蛍

僅かに光っては
闇に紛れ
一瞬だけ輝いては
闇に潜む
繰り返し流れる日
闇の彼方を独り想う日
この先 何処へ
行けばいいのだろう

大海原に最初の朝日が
静かに昇る
新しい日が生まれた
船の進路は開かれ
明日へと旅立つ日
誓いを胸に秘める火
この大きな海が
人生の歩む場所だ
行き先は―――
しばし風の吹くまま
流れてみるか
2009/12/30(Wed)23:04
HP

☆、彩 愛 美
大 掃 除
 
今 この部屋にある
全ての物を
取り敢えず 排除して
空っぽにしたら
一年間の汚れを
落とそう

物で埋まった部屋は
想像以上に
広さを 取り戻した
そこには
家具やカレンダーの
跡が焼き付いていて
またそこに戻せと
言わんばかりの
主張をしていた

何も無いこの部屋にも
ちゃんと生活の跡が
残っていて
私が歩んだ記憶を
共有していてくれた

窓を開けて
風を通して
また新しい年へと
足を運ぼう
またこの部屋には
元通りのレイアウトで
同じ生活リズムが
始まるけれど
もうこの一年とは
違う一年が刻まれて行く
その気持ちだけを残して


何時も、御訪問、御投稿有難う御座います。
2009年の『、彩 愛 美宦xの活動は、本作品を持ちまして、休止とさせて頂きます。
新年は、1月6日より、活動再開を予定しております。
来年も『月いろの手紙』と、お付き合い頂ければ、幸いです。
どうか、御健康、御多幸で在りますよう。

―――――――彩 愛 美 代表-
 
2009/12/30(Wed)20:48
HP

☆、彩 愛 美
僕達のジャーニー
 
どんな事をしている時だって
君の事をずっと考えていた
どんなに遠くに飛ばされたとしても
君の事を忘れたりはしなかった

君と出逢えた深夜の旅で
またこうして再び出逢えた
君とのこの出逢いに
運命以上の強い繋がりを感じた

白々と朝空が拡がって 新しい旅が始まる
必ず帰れる場所に君の笑顔が
きっと待っているから 僕は旅が出来る


移動するだけで時間が過ぎる
食事が出来なくなるくらいに
地名を追い掛け旅して来たけれど
今はみんな想い出に出来る程

君が居るから続けて来れた
まだ見えないゴール目指して
次の場所探した
一枚の写真を頼りにして旅をした

自分一人では辿れなかった数々の旅の先で
必ずそこに待っている君の笑顔が
僕を奮い立たせて 力に換えてくれる


君が笑顔になってくれるのなら
僕はどんな旅でも続けられるよ
journey― journey―


再会出来る喜びはこの深夜の旅の中
必ず帰って来るねと君の笑顔に
約束して明日の目的地目指した


 
2009/12/29(Tue)0:18
HP

☆、彩 愛 美
おしくらまんじゅう
 
何時も 誰かと
背中合わせになって
押したり
押されたりして
その重圧の中で
勝ったり
負けたりを
繰り返している

そりゃぁ
何時も 勝てるなんて
何処にも保証なんて無くて
負ける日もあるけど
負けても 泣かずに
また立ち上がって
押し返せば いい

力が足りないと言うのなら
その力を身に付けて
また来れば いい
これで終わりじゃなくて
何度だって
気持ちさえあれば
挑戦出来るから

休んだって いい
疲れた日だってある
体力を取り戻したら
また明日から
輪に戻って
押して 押されて
押し返せば いい
勝利を実感出来るまで
2009/12/27(Sun)23:35
HP

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