殘香～yours～
過去ログ327
2010/1/26 0:28
☆彩 愛 美待合指定席
ホームの隅っこで 待ち続けた
それこそ終電の時間が来るまで
自宅駅に着くまでの電車の中だけが
二人に許されていた共有時間
ただ逢えると言う この時間だけが
唯一の楽しみになっていた
そのためになら全てを捨て去っても
構いはしないと想えた毎日だった
雨の日だって風の日だって 変わらずに
待ち続けた 私だけの待合指定席
待つとは言っても 屋根も無ければ
ベンチも無い本当のホームの端で
乗降をするにしても ここには誰も来ない
逆に一人だけ目立つような場所
暑さも寒さも ただ待ち続けた
逢えたその時に全て消えるから
そのためになら幾ら時間過ぎても
淋しくはないと笑顔を忘れずに居た
お気に入りの本をたくさん読んだりして
待ち続けた 私だけの待合指定席
ただ待つだけだった時間も今ではこんなに
上手く使えるようになって来た
愛はどんな事も楽しみに変えるものよと
待ち続けた 私だけの待合指定席
2010/1/26(Tue)0:28
HP
☆宇佐 世白短歌と三行詩滄々と来たりて冬の面影が 鋒となりて柔肌を刺す
此処では、どんな日だって肌は痛む。
冷たさを抱持する滄々たる陽も翳されて。
行く場所がないから、だから此処に来たのでしょう。
2010/1/25(Mon)10:55
HP
☆彩 愛 美ドリームシュレッダー 夜の記憶は
みんな 夢の中
いい事も
悪い事も
雑然と放り込んだままの
記憶の有無を
深層意識が
自動分類されて
不要な物だけ
シュレッダーに掛けられて
封印されて行く
夢の中では
時間も 場所も
設定が出鱈目で
前後の繋がりも
冷静になって考えれば
有り得はしないのに
自然に受け入れていて
結末を見る前に
だいたい朝を迎えて
その内容のも殆どを
覚えてもいない
ドリームシュレッダーが
朝陽に反応して
スイッチが入る
朝食を終わらせた頃には
もう 夢のあらすじなんて
話せはしない程に
もとより
ストーリーも無いのだから
2010/1/24(Sun)23:52
HP
☆プラム風の詩いつまでも優しさ溢れる
君で居て欲しい
僕の周りに暖かい
風が吹くよ
何度も僕を勇気づけて
何度も僕に笑顔で答えて
凍えた僕の心の中・・・
暖かな風が吹くよ
心地良い光の中で
僕は精一杯想いを
君に伝える事だろう
2010/1/24(Sun)3:24
HP
☆ぽまとりん季節川柳潮の香と
水仙がまねく
保田のまち
※南房総・保田の句。
2010/1/23(Sat)22:36
HP