殘香〜yours〜

過去ログ332 2010/2/10 21:04

☆湖々逢
一瞬のきらめき
なにひとつ逃したくない

まぶたの裏、胸の奥深く

記憶のなかに焼き付けて


消えないで欲しい

生きていると感じられる

すべての瞬間に祈るから


一瞬のきらめき

身体いっぱいに呼吸して

いつまでも輝いて


変わらないで欲しい

いつまでも此処に居て

今この瞬間にも願うから
2010/2/10(Wed)21:04
HP

☆平井蓮華
粘着質な執着
君からの着信
待っていたけど
どうやら今日は
鳴らないまま終わりそう

そりゃそうか
だって君とは別れたんだし
でも本当は納得してないけど

君からのメール
待っていたけど
どうやら今日も
返信ないまま終わりそう

そりゃそうだよね
だって俺フラれたんだし
全然納得なんかできないけど

君からの呼び鈴
待っていたけど
どうやら今日も
会えないまま終わりそう

そりゃそうか
俺が怖いって言ってたし
いつも俺、優くしてたのにな

俺が喋ると
全部君の話
もう誰も俺の話を聞いてくれない

俺にはもう君だけ
なのに君は離れてく

このまま俺だけ
君のこと忘れられずに
どんどん一人になるのかな
2010/2/10(Wed)17:07
HP

☆歪
さようならの痛みは甘い。
静寂な夜が脆弱な僕を打ち砕く。
言い訳を連ねた僕の言い分を君は聞いてくれない。
突き刺さる視線と彷徨する視界。
交差する事なく錯誤する思考。
意味もなく無意味を嘆いて、
訳もなく無意味を笑った。
元よりすべて無意味だというのに。
何もかもが空虚で何もかもが滑稽。
君が笑えば僕も笑う。
幸せと不幸の狭間で不公平が渦巻く。
君が泣けば僕は笑う。
哀しみと苦しみの狭間で君が笑う。
君が笑ったから僕は泣いた。
狂気と狂喜が渦巻く中で君が笑った。
さようならと呟いて。
さようならと泣いた。
涙が頬を伝えば最後、さようなら。
2010/2/10(Wed)14:40
HP

☆宇佐 世白
my sin
あなたが好きでした
自分が惨めになるくらい

あなたに縋って泣いた
あの夜はもう
永久に取り戻せなくて
ただ記憶に
着いていくしかない

あなたが好きでした
わたしは死んで
呼吸が出来なくなるくらい

あの夜はもう来ないけれど
過去形になって
しまったけれど
あの小糠雨の降る夜
わたしが抱き締めた
あなたのこころに
偽りは壱つたりとてなかった

ただ私にだけ
惨めな胸臆から
その"偽り"が降ってきて
止まない雨のように
あなたへの
最後の最大な嘘が
消えれば良かったのに
2010/2/10(Wed)5:28
HP

☆湖々逢
僕は生きている
理由を欲しがった

自分であればいいのに

そんな風に考えても

現実はまるで違う

思い通りにならない

それが当たり前だと

諭す声が聞こえた

前に進む時なんだ

そう、これはキッカケ

きっと頑張れば

自ずと結果は付いてくる

今度は自分の足で

輝く景色を見に行くんだ

もう、生きた屍と呼ばせない

僕は生きている

自分の足で、今を生きていく
2010/2/9(Tue)0:52
HP

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