殘香〜yours〜

過去ログ342 2010/3/7 22:08

☆遼旅
声の行方
声は天から降り注がれる
声は潤いを求めている

だんだん声は高く険しい山々を下る
だんだんだんだん声は扇状に広がる
だんだんだんだんだんだん声は平らに移動する
だんだんだんだんだんだんだんだん河口へ小さく辿り着く
声は渇きを求めている

声は流れのない雑踏にまみれて溺れ死ぬ
2010/3/7(Sun)22:08
HP

☆鋼 鉄信
暁の夢 君への想い
春雨じゃ
濡れていこう
君恋しや
惚れていこう

梅 香しや
そぼ降る雨夜に
君 愛しや
想いが溢れ出す

春眠暁を覚えず
我身君を求める

君の夢に堕ちる
夢の君に果てる

暁 君の胸で眠る
夢 醒めて溜め息

さあ 今日も始まる
いざ 君に向かって

遠くない未来を君と
堪らなく恋しい君と

それが それだけが
俺の願い
願って かなえたい
君への想い。
2010/3/7(Sun)21:42
HP

☆優
『巡る春』
チクリ チクリ
胸の奥が騒めく
あれから何度目かの
大切な季節が来る

あたしはまだ
思い出には出来ず
だけど
立ち止まれずに

平気なふりは
上手くなるのに
甘え方はますます
下手になってく

会わないと
心に決めたあの日
後悔しか無かったの
これで良かった
いつになったら
そう言えるのかな

在ったかもしれない
違う未来には
君が隣に居たのかな
意味のない夢物語

出会ったのは
偶然の様な必然
触れた温もりに
不安は何一つ無かった

思い出の場所へ
足を踏み入れる勇気
それすら無くて
あれから何度
季節は巡ったの
2010/3/7(Sun)9:31
HP

☆平井蓮華

この桜の下で恋をした

花びら舞う青空の下
陽に透けた茶色い髪
第一ボタンを外した
少し大きめの学ラン
友達と笑い合う笑顔
周囲の音を失う瞬間
一瞬で恋に堕ちた私

この桜の下で恋をした

あの日と同じ空の下
陽に透ける伸びた髪
ボタンのない学ラン
あの日と変わらない
友達と笑い合う笑顔
風の音が攫ってく音
君が私の初恋でした
2010/3/6(Sat)16:59
HP

☆御神楽樹林
淡い記憶
淡く あわく 輝く記憶

過ぎ去りし あの日々に
ふと 想いを馳せる

温かな日常と ささやかな幸福(しあわせ)と

離れてしまった心に
ひとり 泣いた あの日

眩しすぎる貴方には
もう 近づく事はできなくて…

淡く あわく 消えゆく記憶
貴方の面影も もう思い出せない
2010/3/6(Sat)10:58
HP

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