殘香〜yours〜

過去ログ359 2010/4/16 10:27

☆平井蓮華
散歩道〜苺通り〜
野苺 木苺 蛇苺
君と一緒に歩く道

野苺の花を蹴散らして
足に絡みつく棘さえ
君にはどうでもいいこと

鼻先を草むらに突っ込み
私の愛でるべき花々を
踏み荒らす君だけど
そんな姿さえも愛おしい

蹴散らされても
健気に生きようとする花々
君と私と同じなんだね
2010/4/16(Fri)10:27
HP

彩 愛 美
信じる力
 
想い続ければ
何時かは
叶うと言う
そんな夢を
ずっと
探していた

やりたい事を
見付けられずに
ただ何となく
生きて来たから
言葉の意味さえ
解らなかった

与えられた物が
多過ぎて
自分を見つめる事が
出来なかった
昨日までの道

初めて立ち停まった道
自分を探してみた
自分に足りない力を
自分なりに考えた

まだぼんやりとだけど
見付けた道を
歩き出してみた
可能性なんて
解らないけれど
信じる力を
どうぞ 下さい
2010/4/15(Thu)1:01
HP

☆華月
identity
もしも君が自分を否定したり
自分を信じられなくなったとしたら

悲しむ人間がいるだろう

少なくとも僕は悲しい

世界の全てを見ることは不可能だ

断片でさえ、ひとりひとりの見え方が違う

けれど振り回される必要はない

君の見る世界の中で
大切だと感じるものを

大切だと思い続け
信じ続ける

そこから全てが始まるから
2010/4/14(Wed)17:38
HP

☆凪
オカリナの少年
思い出すのは
チューリップの赤と
丘の上の
オカリナの少年…

私は小さい頃
おてんばで
いたずらばかり
していたから…

お母さんに
怒られるたび
この丘に来て
桜の木の下で
泣いていた…

構って欲しかった
ただ、それだけだった

泣いてる
私の耳に
飛び込んで
来たのは…

オカリナの
優しい音色だった…

ちょっぴり
音程が外れてるけど
耳に心地好い音…

なんの音かと
桜の木の影から
ソッと覗いた…

丘の上に
赤いチューリップの花…

その真ん中で…
オカリナを奏でる
少年がいた…

小さい私は
オカリナの少年から
目が離せなくて…

涙が溢れて
止まらなかった…

赤いチューリップの
花と一緒に…
色鮮やかに焼き付いて…

いつまでも…
忘れられない
光景だった…

そして今尚…
この場所に来ると
同じ光景が
リフレインされる

思い出すのは…
チューリップの赤と
丘の上の…
オカリナの少年だけ…
2010/4/13(Tue)4:51
HP

彩 愛 美
さようならが言えなくて
 
雷の鳴り響いていた 夜の山脈に迷い
逃げ込んで来た あなたの部屋
一人きりになる事が 恐くなる雨の淵で
朝が来るまで 眠りたい気分

ドアをこじ開けて出て行けない夜のシーン
濡れた洗濯物のようにしっとりと
まだあなたの腕に へばり付いていた

さようならが言えない事を
責めたりはしないでね
今夜はあなたの胸以外には
帰る場所なんて もう無いのだから


光る空の騒がしい悲鳴が夜の支配者になり
怯えて逃げる 私の事
面白がり追い掛けて楽しんでいるみたいに
鳴り止まない 嵐の一夜ね

肩を抱いていて 痛みは生きている印
型が着く位に強く 引き寄せて
この体の全て 奪い去ってよね

さようならが出来ない夜を
問いたりはしないでね
この想いあなたのあらしに巻かれ
逃げる場所なんて もう無いのだから


ますます雨は激しくて 孤立する心
こんな想いのままで 何処にも帰れない


さようならを告げないからと
拗ねたりはしないでね
誰よりも一番近くに居たい
あなただけを感じていたい夜だから


 
2010/4/12(Mon)23:25
HP

360358

掲示板に戻る