殘香～yours～
過去ログ362
2010/4/27 0:14
☆彩 愛 美お気に入り
ボーダーのシャツが大好きで
何時でもそれを 着ている
いくらおしゃれな 服を選んであげても
まるで見向きもしないのね
自分のお気に入りしか興味がなく
それ以外の物には無関心で…
何時までも自分の夢だけに前向きでいる
そんな中であなたにとって私も
お気に入りの一つでいられるのかな?
テーブルの上には アレコレと
大好きな物を 置いている
自分だけにしか 解らない世界の中
なんて幸せそうな顔
得意顔で今にも語り出しそうな
その笑顔に引き込まれそうになる
まるでおもちゃを手に入れた子供のように
無邪気にはしゃぐあなたがなんとも
うらやましく想えて また好きになるの
何時の間にか増えて行く お気に入りの数
この手に納まり切らない程に 溢れている
真っ直ぐ自分の夢だけを 追い掛けている
そんな風にあなたは私の事を
お気に入りに選んでくれるのかしら?
2010/4/27(Tue)0:14
HP
☆彩 愛 美家 事 家事は 火事
どんなに暑い日でも
火を使い
家族のために
何時も
温かい料理を
作って来た
家事は 舵
安心して
みんなが
外に出て行けるのは
家の中の事を
しっかりと守り
ちゃんと
帰れる場所の
維持をしてくれるから
火事は 嘉事
喜怒哀楽
どんな事が起きても
それを 笑顔で
みんな 喜びに
変えてくれるから
家族の
健康を考えて
何時でも
支えてくれるから
一番大切な
仕事なんだと
2010/4/26(Mon)0:13
HP
☆彩 愛 美月極駐車場
相変わらず 安アパートで
今も僕は 暮らしているよ
お風呂もトイレも無い狭い部屋は
二人で暮らしていた あの頃のまま
何も無かったけれど 笑顔だけは
絶える事のない毎日だった
あの頃中古でボロボロのFiatを買って
飽きる程乗り廻していた
歩き廻ってやっと二人で探した
家賃よりも高い月極駐車場
馬鹿みたいと 笑い転げたね
雨の日には 締め切った窓
開ける事も 出来ないでいた
庇も無く滝のように流れる
雨垂れをぼんやりと眺めていたね
買い置きのレトルトで 済ませていた
今夜はスープも作るねなんて
雨の後の晴れた日曜はFiatで出掛け
たくさんの買い物して来た
二人で食べるには多過ぎるくらいの
冷凍食ばかりバッグに詰め込み
寄り道した 懐かしいあの頃
もう月極駐車場の契約期限が
すぐにでも切れてしまう頃
もう乗らなくなったあの車と
一緒に売ろうと この部屋に最後の
鍵を懸けて 駅への道を急いだ
2010/4/24(Sat)0:41
HP
☆Yumetsuki刹那全てを捨てて
全てを諦めていた
現実なんていらない
真実なんてみたくない
見えるモノを無視して
見えない何かを信じる事が
唯一の救いだった
そんな僕の心に
君は優しく寄り添った
癒えぬ傷を抱えたまま
言えぬ罪を隠したまま
君と出会い
僕はまた儚い夢をみる
いつ消えてもおかしくない
そんな幻のような日々
君と過ごす一瞬一瞬が
僕のすべてだった
幸せを実感できる
刹那的時間
僕は時のカケラを集めて
繋ぎ続けた
無意味だと理解しながらも
必死で祈り続けた
二人の時間が
永遠に続くように…
必ず来る終結の時
確実に近づく闇に怯えながら
僕は震える体で君を抱きしめる
僕は弱い
僕は卑怯だ
君の幸せを願うなら…
僕は駄目な人間だ
僕は最低だ
でも僕は…僕は…
君が好きだ
もしも叶うなら
叶うとしたら
僕は永遠に
君のそばにいたい
そして
この刹那を
二人で生きたい…
2010/4/23(Fri)16:09
HP
☆薔薇子(しょうこ)滴るような紅感情の 生まれる意味を探していた
僕には届かない 遠く彼方に
有限の世界にサヨナラを告げて
またあなたと出逢うまで飛んでいくよ
色彩の 溢れる海で溺れているんだ
呼吸の仕方さえ 置き去りにして
永遠に朽ちないものを手に入れたい
僕はずっとそれだけを望んでいるんだ
衝撃が 走るような美しさを知っている
涙が止まらないような 感動を
鮮烈に あなたに焼き付けたい
僕はずっと それだけを望んでいるんだ
この紅色の滴る世界を創り続けるんだ
2010/4/22(Thu)17:10
HP