殘香～yours～
過去ログ374
2010/6/8 0:12
☆彩 愛 美淋しさの海を渡って
淋しさの刹那の海に 一人で漕ぎ出したの
月夜の灯りだけを頼りにして
あなたが居ると言う 港を目指して
迷わないように 一直線に
波の高い夜は 恐くなるけれど
それでも前にしか進めない船で
一秒でも早く辿り着きたいのと
この荒々しい海に飛び出して来た
腕が千切れそうになる程漕ぎ続けて
今夜もまだ辿り着けずに居る
何度でも漕ぎ出す海も 何時も同じじゃない
凪だって在れば 嵐だって在る海
風が無さ過ぎても また在り過ぎても
真っ直ぐ前には 上手く進めない
必ず辿り着く岸なんて無くて
それでも先に進むしかない海を
夜毎に漕ぎ出して逢いに行きたいのにと
想いだけでも届けと 心に決めた
波が荒れ狂い目の前に立ち塞がり
今夜もまた辿り着けずに居る
どれだけ想えば 辿り着けるの
目には見えない 海は何処までも広くて
どんな事があっても辿り着きたい夜
今夜こそはあなたに辿り着く
2010/6/8(Tue)0:12
HP
☆黒川AB病室の床に吐き出して カーテンの隙間を見つめて
そうやって 私は私でいた
百回目の注射の後に 突然窓ガラスを破って侵入してきた 野球のボールと男の子
私の腕と足は生まれつき 上手く動いてくれなかった
一人じゃ何にも出来ない子
でもあなたは介護するでもなく サリバン先生の振りでもなく
ただ ただ そこにいた
私の髪と顔に染みついた 鎮痛剤と病室のにおい
あなたに気付かれないように
シャワーで洗いざらい流した
お遊戯する他の子の中 じっと座っているだけの私
それを見て 黙ってるお母さん
何となく笑ってる先生 右足を無くした優しい子
私は とても悲しかった
あなたと一緒に 夏祭りの花火を見に行ったあの日
二人は そっと手を繋いだ
動かない腕と足も無い じっと座るだけの私はいない
あなたの声が 風に流れた
私の髪と顔に染み付いた ベッドの軋みと病室の暗さ
消したい、でもどうせ消えない 嫌いな私から私は逃げる
病室の中で カーテンの中で 私は身体を脱ぎ捨てて
出来る事ならば 子供みたいに大声で泣いて
恋して生きてたい
2010/6/7(Mon)23:25
☆彩 愛 美夢 の 雫 夜の海に
夢の雫
落として
小さな波紋
幾つも集めて
今夜
夢の島へと
船を浮かべて
何時か
何処かに
置いて来た宝箱
大事な想いが
たくさん詰まっていたのに
忘れて来た夢の数々
巡る夜は
幾多の想いが
熟して実り
今 収穫の時を
待っている
その果実には
何時でも
ジューシーな夢が
詰まっていて
その全てが
私の歩いて来た道
何処までも
拡がる
夢の雫
新しく産まれた
波紋集めて
自分の歴史を辿る
夜だけの旅へ
2010/6/7(Mon)0:00
HP
☆ぽまとりんそれで良いんだよ…楽しいときは
心ゆくまで楽しもう
嬉しいときは
思い切り喜ぼう
泣きたいときは
気が済むまで泣こう
辛いときは
自分に正直になろう
悲しいときは…
時が解決してくれるまで待とう…
いいんだよ…
あるがままに生きて
いいんだよ
ありのままに生きて…
それで良いんだよ…
2010/6/5(Sat)20:16
HP
☆最中みもみも。
生あったかい天気です
いつのまにか夏が
来てしまいそうですと
みもみも。
半年ぶりの甘味だ
凛としたアイスを
手土産に君が来てくれた
みもみも。
早く食べないとと珍しく焦る
アイスは多分友達かな
渇いた二酸化炭素と話してる
みもみも。
ドライアイスは多くて
二時間のサービスは
足して八十円なんだよ
みもみも。
その辺で適当に
コンビニに寄れば
浮いた八十円也は
みもみも。
こころも。
私の春のひとときに
投資という事でどうですか
うだる汗の匂いすらも
嗅ぎたいくっついていよう
ドライアイスはおつけしますか？
運転手がその張りぼての
笑顔に頷いてくれた事が嬉しくて
2010/6/5(Sat)7:20
HP