殘香～yours～
過去ログ379
2010/6/22 0:08
☆彩 愛 美どしゃ降りの雨の中で
朝早くから騒々しく 街中に響く
屋根やガラスを叩いて 降り出した雨
途中下車を余儀無くされて行く
夢の電車の行方 確かめる間も無く
待ち合わせの場所も きっと雨の中で
人通りも減った 火曜日の駅前広場
どしゃ降りの雨の中で
傘も刺さずに 待ち続けていた
髪もメイクも崩れて心もボロボロになった
あの時のあなたは 今何処に?
柔らかい眠りから無理に剥がされて行く朝
想い出と現実入り混じる微睡み
御機嫌斜めの仏頂面をして
歯ブラシを突っ込み 乱れた髪を纏めた
幾ら身仕度を決めてみても外は雨
こんな想いのまま出掛ける気分じゃないわ
どしゃ降りの雨の日には
傘を刺しても 濡れてしまうから
待ち合わせもキャンセル予定変更の電話ね
晴れた日を選んで また今度ね
今はもう違う人を待ち 想いも変わった
こんなどしゃ降りの日には 想い出すけど
どしゃ降りの雨の中で
傘を忘れて部屋の中に居た
空いた時間を潰せず想い出に彷徨っていた
あの時のあなたを 探していた
2010/6/22(Tue)0:08
HP
☆哀Dear...乾いた心
潤せるのは貴女。
私 乾いて 変わった。
いつの間にか消えた。
そっと口唇
指でなぞって。
ポツリ呟く
貴女の名前。
ふっと気付けば
日付が変わる。
一日 言葉遊び。
つかの間震える。
痛みさえも
愛おしい。
苦しみなんて
感じない。
寂しい
哀しい、
私
全然平気。
痛み抱えて笑う。
誰にも見せない。
いつだって仮面を被る
私は道化師(ﾋﾟｴﾛ)
おもしろ可笑しく
おどけてみせる。
ニヤリ浮かんだ
闇の笑み。
誰にも分からぬ
腹の底。
私は道化師(ﾋﾟｴﾛ)
おもしろ可笑しく
おどけてみせる。
たまにはシリアス
演じてみせる。
誰にも分からぬ
道化の気持ち。
2010/6/21(Mon)8:06
HP
☆彩 愛 美雨が降っても 雨が降っても
地は固まらない
それどころか
大地はぬかるみ
足は掬われて
無様に転んで
全身泥まみれに
なったりもする
雨が降っても
地は固まらなくて
流れ出す土砂で
道は通れなくなる
結果は
見るまでもなく
悪くなる
何時だってそう
人の言葉を
信じてみるけれど
その度に
裏切らてしまう
雨が降っても
地なんて固まりはしない
降り出した雨は
集中した水となって
街を占領して
人も車も
動けなくなってしまう
雨が降ったら
大地は削られて
流されてしまった
2010/6/21(Mon)0:13
HP
☆チハルVenus ～金星～唇引き締め見上げる宇宙
密やかに満ち欠ける金星
傷付いた心隠し微笑んで
探し求めてる理想の楽園
地球の軌道寄り添う様に
太陽の輝き果てない光を
あなたの挑む内なる戦い
叫んでる胸の奥も指先も
秘められた真実の美しさ
解き放つ強い光となりて
背筋伸ばし見上げる宇宙
昼と夜の狭間に光る金星
未来を見つめ此処に佇む
描きだす心鮮やかな色彩
2010/6/19(Sat)21:15
HP
☆茂そとは、暗殺者の群れねえ くつろぎなさい、この胸で
どんな夢でも、叶えてあげるから
愛している…愛している…
なんどでも、言って
つけねらう…そとは暗殺者の群れ
胸に、もたれなさい
わたしの虜になって、おやすみなさい
守ってあげる、永遠の眠りのなかで
魂をもてあそび
いっそ、傷つけたいの
お手のもの…あなたの、命さえも
永遠に、愛してあげるから
消せない傷を見せなさい
この手にのせて
甘美なの、魂の味が…
そとは、あぶないわ
ここでなら、傷を癒せる
過去はまぼろしに、消えたの
未来の味だけ、あなたにあげる
あなたの夢を、つけねらうの
そとは、危ないところ
血のありか、おしえて
快楽を、いくらでもあげるから
むさぼりなさい…夢の味
わたしの胸のなかで…虜になって
昨日と、おなじ今日は
いやだと言っておきながら
愛が後悔だなんて、だれが決めたの？
愛している…愛している…
なんどでも、言って
そとは、あぶないわ
ここでなら、傷を癒せる
過去はまぼろしに、消えたの
未来の味だけ、あなたにあげる
2010/6/19(Sat)7:36
HP