殘香〜yours〜
過去ログ391
2010/8/25 19:44
☆海音降臨の予感黒い羽根が足元に落ちた
「嫌な予感…」でも
期待を込めた光を放つ
うっすら雲が覆う空
見上げて呟いた海辺で
「降臨の予感…」
向こうで 雷が鳴り響いた
いつも傍にいてくれれば、と
願うもいつも何も無く
気づけば更ける夜に憂い
早くここに来てと
願い続けて今いつか
それでも常時信じて待つ
私に絶望の瞬間訪れるまで
私に最悪の時間訪れるまで
朝になれば感じる「降臨の予感」
貴方が囁いたとおぼしき言葉は
意思となり無意識に降り注ぎ
周りに煌めきを放って行く
羽根が舞うと感じる「降臨の予感」
夜の月が隠れて感じる
明日こそ「降臨…」
私は願い、指で嫌いな光を隠す
貴方が降りる瞬間の為に
ずっと傍にいてほしい為に
2010/8/25(Wed)19:44
HP
☆チハル短夜〜みじかよ〜虫の音彩る短き夜
星影囁く静かな闇
線香花火の放つ光
儚き恋の夢のよう
衣に移る火薬の香
胸に浮かぶ遠き日
穏やかな毎日の中
ふと振り返る瞬間
星は静かに流れる
優しく見守る月と
共に生きてゆく君
温かな日常と静寂
穏やかで慎ましく
愛おしく狂おしく
虫の音響く短き夜
星の囁く優しい闇
線香花火の残香と
静かに見守る月と
2010/8/25(Wed)14:35
HP
☆、彩 愛 美木漏れ陽の中の幻影
あの日の交差点であなたを見かけたわ
私に気付かずに車の陰を通り過ぎる
あんなにも楽しそうな笑顔を浮かべて
肩を抱いて歩くきれいな人は誰?
たぶん私の勘違いでたまたま似た人と
目の前で偶然に出くわしただけよ
目の前の赤信号を振り切ってでも
今直ぐに確かめに行きたい気持ち
この不安を誰か否定してよ
夏の木漏れ陽の幻影が怪しく揺れ
私が一番見たくない像を映し出して
こんなにも心を砕いて行くなんて
太陽のせいじゃなく眩しい人は誰?
知りたくない嘘の間違い探しの答え
目の前に突き付けられた決定打ね
目も眩むような陽射しに気を失って
あなたの後を追い掛けて行けなくて
この気持ちを誰か拾ってよ
情けないくらいブルーな空
秘密さえ隠さないオープンな空
木漏れ陽噎せ返す熱気の中で
あなたの愛を探せなくなってしまう
この幻影誰か掻き消して
2010/8/23(Mon)23:56
HP
☆、彩 愛 美夏 期 氷 その気になれば
何時だって
食べられなくもないけど
やっぱり
この時期にこそ
出来れば
外で食べたい
クーラーだとか
扇風機だとか
電気的な物は
一切使わずに
自然の風の中で
汗をかきながら
一時の涼を求め
一心不乱に
食べたい
時々
頭がキンキンと
痛くもなるけれど
これもまた
醍醐味の一つ
色とりどりの
シロップを
集められるだけ集めて
夏が終わる
最後の一時まで
この快感を
楽しもう
2010/8/23(Mon)0:28
HP
☆、彩 愛 美西町へ…
何時も通りにバスが 西町へ着く
港から続く 川沿いの道
変わりようもない 住宅街
しばらく振りに来たこの道
あれからもう何年も経ったけど
あの日のままの景色が拡がる
ほら君の家が見えて来る
もう君は居ないはずなのに
君の歌が聴こえて来る
花火大会の夜は 浴衣姿
港では人が 溢れかえって
のんびり花火も 見れないよね
君の部屋の窓いっぱいに
花開いたたくさんの花火達
あの時の景色忘れられなくて
ふと君の家を想い出す
もう君に逢えない家でも
この街に帰って来た
懐かしい言葉が 飛び込んで来る
途端に時間の流れが変わる
あの頃の自分に不意に連れ戻される
バスが西町に 着いたから
川沿いの道に君の家
夏の歌が聴こえて来る
2010/8/21(Sat)0:05
HP