殘香〜yours〜
過去ログ394
2010/9/7 1:59
☆たね夜景胸ぐらの夕日に
啖呵を切る鉄骨
斜陽に暮れ
サーベルのように
残光を翳している
こぼれ陽の反射で
血煙のラッパを鳴らし
火の国の刃を逃れ
蒼白の尾を引く蛍たち
金色の膜が
張り裂けゆく今夜
なあきみと
どこへ過ぎてやろうか
闇夜の滑車が
からから廻り
実存が
実存が微かに灯る
夜行時計のしじまから
溜息を
溜息を燃やして
メリーゴーランド
光りの歯音が
やすらかな真空を飾り
眼を開く
眠るようにほしのひと
甘い喪失を絡め
ロマンチクに抱かれゆく途方よ
ほら
はだか電球になる
愛を囁く寝床の上
のっぺらぼうの月が光る
2010/9/7(Tue)1:59
HP
☆湖々逢I wish貴方にふたたび逢える
この日をずっとずっと
待ち望んでいた
私は、あと何度
涙を流すんだろう
悲しみじゃない
うれし涙を
あと何度、流すだろう
おかしいね
冷めていく気持ちを
感じながら
貴方の声を聞くたびに
貴方の言葉を聞くたびに
胸が熱くなって
涙が溢れてくるんだ
ずっとずっと
待っていたんだよ
あれからどれだけの
時間が過ぎていったかな
やっとやっと
貴方に逢えるんだね
"また此処で
おなじ場所で
あなたに逢いたい"
もうすぐ願いが叶うよ
貴方のおかげで
願い続ければ叶う夢も
あるんだと知ったよ
ありがとう
今日、この日に
ありがとう
幼い、あの日の私に
笑えなくなった私に
貴方がくれた
最高のプレゼント
最後のプレゼントに
ならないように
わたしも頑張るね
ありがとう
ありがとう
心からの愛を貴方に
心からのありがとうを
貴方に
2010/9/7(Tue)1:39
HP
☆彩 愛 美DPostmail
机の上に無造作に置かれた
あなたから届いたポストメール
夏の香りを残したままの
想いを綴った言葉に溢れて
簡易プリンターで撮りたてのシーンが
直ぐにこうして送られて来る
相変わらず あなたらしく元気で
自分の旅を続けているのね
でもあんまり無理な旅はしないでね
何時も突然で驚かされる
また新しい事始めたのね
旅の便りを 何時からか待つ
それを楽しみにしている私
時間毎に更新される移動先
リアルタイムのその風景
初めて見る街並み 何時の間にか
私も旅をしているみたいな
そんな気持ちになる 地図で追い掛けて
ちゃんと食事とかしているのかな?
また移動中に 簡易食なんかで
済ましたりとか していないのかな?
またたくさん お土産話なんか
ゆっくり聴かせて下さいね
旅から戻ったら 色んな事をね
2010/9/7(Tue)0:13
HP
☆綿帽子【儚さと空しさと残酷な‥‥】それは‥‥
時として‥‥
残酷に映って‥‥
自然は全てを与えてくれる
日々照らす太陽の光
絶え間無く生み出される空気
渇きを癒す恵みの雨
自然は全てを包み込む
海では魚
空では鳥
陸では人や様々な動物達
それに木々や虫達
自然は全てを知っている
語らずとも
そっと支えて示してくれる
例えば
この地球(ほし)
木々に根付かれ
養分を吸い取られても
人々に踏み付けられても
何と文句を言うものか?
静かなる木々
黙々と生命の息吹を
支え続けている
蝉に騒がれても
毛虫に葉を食べられても
何と文句を言うものか?
語らず動かず示し続けるその姿
その神秘的な自然の驚異を
人々は受け入れ
向かい合わずには居られない
蝉に耳元で叫ばれても
樹皮から養分を吸い取っても
廃除しない木々
それは
約十年近く地中に潜み
土を耕してくれた事への還元
毛虫に葉を食べられても
廃除しない木々
それは
土の上に落とす糞は養分となり
蝶に成長すれば
動けない自分に代わり
授粉してくれる事への還元
語らず動けない木々は
拒まず受け入れている
自然は全てを受け入れる‥
片や
風光明媚な重要文化財に囲まれ
生業として触れ合う者
片や
風塵カビに囲まれ
懐柔して妬む者
木々は受け入れ
木々は廃除した‥
匠と言葉巧みの行く末
語らずとも
動かずとも
木々は意思を示した
語らず動かず示し突き付けられた
自然からのメッセージ
言葉は要らない‥
少なくとも
その姿の前では
どんな言葉も
儚く‥脆い‥
自然は
語らずとも
動かずとも
示したくれるから‥
受け入れればいい
自然が
日々変わらず
語らず動かず示し
教えて続けている事
それは
目の前にある
『現実』
人も自然の一部なら
たやすく受け入れられる
時として
残酷な姿で現れる
それが‥‥現実
目の前に突き付けられた時
逃げる?
それとも受け入れる?
語らない自然
騙らない現実
そして
現在(いま)がある
『現実』の前では
どんな言葉も
儚く‥
脆く‥
そして
空しい‥
2010/9/6(Mon)21:12
HP
☆海音あきめいて。縛りが解けて
いつでも自由になれる
そんな状況になったよ
気付いたら
初夏のあの日から
随分経ったよ
もう「特別な旅」の日も近いよ
思えば夏は色々あった
ただでさえ、
生きるだけで精一杯なのに
下らない感情に身を任せ
無駄に辛い思いをしたものだ
夜、肌を掠める風が
やけに冷たく感じたら
心の皮を一枚向くよ
空にばらまかれた
無数の星たちが
残りの2010年の味方
2010/9/6(Mon)17:11
HP