殘香～yours～
過去ログ452
2011/6/20 23:40
☆彩 愛 美雨を言い訳にして
糠るんだ雨が心まで 身動き出来なくする
たった一度きりの恋だなんて想いまで
嘘にしたいつもりでいるの
ヒールよりも深く 道は川になって
行く事も戻る事も 許してはくれない
雨が降り出したから さよならが言えない
m～m それはただの言い訳 未練だわ
理由付けて別れを 引き延ばしている
聴き訳のない 駄々っ子のように
細めた目で遠く見てる 南向きの窓辺で
叩き付ける雨は 溜息混じりの恋を
種火までも 消してしまうの
仕舞い込んだ毛布 引きずり出してまで
暖めた想いさえも 直ぐに冷めてしまう
雨に眩暈覚え 逢いには行けない
m～m 何を怯えているの 逃げているの
逢いたいはずなのに 逢いたくないなんて
何を今更 ぶっているのよ
宿り雨の長さに 夜明けは来なくて
でもこのまま雨が上がったとしても
朝が来る気がまるでしない
雨が止みそうになく さよならが言えない
m～m 今になって 取り戻せはしない
時間稼ぎ 別れ先延ばししても
綺麗な虹は 咲きはしないのよ
2011/6/20(Mon)23:40
HP
☆彩 愛 美雨 背 窓をつたう
カタツムリが
空の背景と交わって
まるで
ここからは
虹の橋を渡るよう
千切れて行く
雨雲は
青空の中へと
溶け出して行く
モコモコとした
その陰影は
まるで
モノクロの
紫陽花のよう
雨は何時だって
たくさんの物語を
運んで来る
外に出られない
部屋の中では
自分だけのストーリーが
組み上げられて行く
情景は誰をも
詩人に変えるから
感じる心を大切にしてと
泣き出しそうな声で
願っていた
明け行く 雨を照らす
光はやがて 虹になる
空にはそれぞれの詩が
確かに 綴られていた
2011/6/19(Sun)23:41
HP
☆女郎花音楽ガオー！ガオー
あいつがとうじょう
たたかえ！みんなで
ソファーにしゅつどう
おうちでパパが
ひるねをすると
とたんにゴジラに
へんしんするぞ！
(読み聞かせ詩集『音楽』より)
2011/6/19(Sun)9:54
HP
☆彩 愛 美Rain Bridal
白いドレスには生憎の 空模様だよね
意地悪な季節 外には出られない室内婚
ベールを被った姿はまるで照る照る坊主
早く晴れてよと 祈るみたいにね
始まる前の不安感抱えて
こんな天気にみんな来てくれるのだろうか
rain bridal どんな天気になっても
幸せをお祝いしてくれる 友達が集まり
惜しみない笑顔で 見送ってくれるの
明日の花道を歩く二人に
一度始まればスター気分 ストロボに溺れ
一日限定この場限りの ヒロインになれる
みんなの視線集めてトップモデルみたいに
花道をスポット浴びて歩くの
今日のために二人で選んだ
最高の衣装の御披露目をするのよ
rain bridal 虹のアーチをくぐって
幸せになろうねとハートキャンドルに誓う
涙より笑顔で居てよと降る雨を
晴らす程の祝福の手が鳴る
rain bridal 笑顔をブーケに替えて
幸せがみんなにもちゃんと届きますように
高く投げ上げてバトンを受け渡して
明日に架かる虹の橋渡ろう
2011/6/17(Fri)23:56
HP
☆彩 愛 美水 の 精 雨のパラシュートが
空一面に拡がって
水の精が
たくさん降りて来る
渇いた大地は
恋しくて 恋しくて
この日を
待ち望んでいた
何を恵みだと
想うのかなんて
環境一つで
直ぐに変わるもの
でも今は
みんながこの日を
恵みの日として
待ち焦がれていた
大地は
水の精を受け入れて
歓喜の声を上げる
忘れていた命の鼓動が
一斉に目を覚まして
一気に命が爆発して
この雨期の間に
次の世代への命を
繋いで行く
生命は光を放ち
やがて大地からは
天に向かう光の柱となって
世界中に届くのだろう
水の精は巡り
また空へと 還って行く
2011/6/15(Wed)23:57
HP