殘香～yours～
過去ログ464
2011/8/22 23:54
☆彩 愛 美帰 路
背中に昇る 朝陽に追われて
ようやく帰路に着く 覚悟が出来た
本当の自分の気持ちを見失い
気付けば自分を確かめる旅の中に居た
日本海に昇る 朝陽は滲んで
キャロットオレンジの空が
海面に映り込んで行く
あまりの見事さに言葉を失い動けなかった
知らず知らずの内に涙が流れて
たまらなくあなたの下へ帰りたくなった
曲がりくねった 海沿いの道路
上手く走れなくて 目が回りそう
窓を開ければ潮風に煽られて
沈んだ気持ちも吹っ切れて楽になれそうで
私にしては有り得ない一人旅
周りのみんなを驚かせ
慣れない車で飛び出した
何もかも棄てたら一番大事な物が残った
私の中に眠る本当の気持ち
だからこそあなたの街へ帰りたくなった
ずいぶん寄り道してこんな所まで来たけど
遠い道程をゆっくり時間を掛けて帰ろう
迷い事もう無いけど初めての一人旅だから
もっと楽しんでから廻り道をして
のんびりとあなたの側へ帰りましょうね
2011/8/22(Mon)23:54
HP
☆平井蓮華夏の終わり茜空に飛び交う赤蜻蛉
夕陽に羽根を煌めかせ
くるりとターンを決め
鼻先をスイッと横切る
掴まえようと伸ばす手
すり抜けては遠ざかる
金色の羽根は高く舞う
橙色に染まった夏雲を
手を翳して見上げたら
声を限りに叫び出す蝉
名残惜さに夏を思慕う
今年の夏は色々あった
思い返すと目を細める
一声高く飛び去る油蝉
茜空に飛び交う赤蜻蛉
桜に縋り付いて鳴く蝉
風に揺れる深緑の葉は
夕焼けに染まって紅い
草叢で歌い始める蟋蟀
夏の終わりの夕暮れを
独り酔い痴れ見送る僕
2011/8/22(Mon)14:58
HP
☆宇佐 世白陽を裹む黄昏月に睛を瞠れば
歪んだ其れでさえ
今日でも丸く見える
此のこころはひずみ
何処翔けらうのかも
もう分からない
何時か廻り廻り来て
こころの底から滲み出る本音を
ぶつけられる日が来るのなら
一切、裹まずに
言の葉へ乗せられるのなら
そんな狂れた想いを
考えいだく夜もあった
黄昏月に睛を与え
孤に塗り変えられた其れは
今日でも丸く見える
そして
つめたく、つめたく
夜を通り過ぎた後の亊は
考えずに迎える朝を
其の陽を
見ぬ振りをして
外に出よう
もう
みえない、みたくない
2011/8/22(Mon)2:44
HP
☆久猫依存症逢えないのが辛いなんて思わなかった
あたしは一人でも平気だったから
いつから貴方が必要になったのかな??
もう手放したくないよ
携帯みたいに離したくないよ
いつだってあたしの心は貴方で
言葉で表すなら依存症
あたしは貴方に依存してる
2011/8/22(Mon)1:11
HP
☆彩 愛 美妙高の朝 AM 4:30
妙高の裾野に
夜は明け行く
九州で生まれて
育って来たから
いくら日の長い
夏の朝とは言え
こんな時間から
明け行く朝空を
見られるなんて
想いもしなかった事
何時もだったら
まだ早いと
二度寝をして
明け切った朝に
起き出して来るのに
やっぱり旅行中だと
それだけで気持ちも
高ぶっていて
二度寝だなんて
もったいない事は
出来はしない
限られた時間の中で
どれだけの事を
体感出来るのか
考えただけでも
楽しくなるよね
さぁ
車のキーを回して
また旅を続けよう
2011/8/21(Sun)22:24
HP