殘香～yours～
過去ログ466
2011/9/2 23:58
☆彩 愛 美Sunset Beach
シグナルのように黄昏に沈む海が
見渡せるカフェで愛を語り合った
短い夏がもう終わりを告げて
追い立てるように秋の顔がそこまで
もう見えそうになった頃
小さな恋がまた一つ西の海に沈んで
再び東の空から昇るとは想えないまま
ねぇまた今度なんて口にした言葉が
ただのジョークにしか聴こえない夜は
何時もより強く長く背中を抱き締めていて
蝶のように波間に浮かぶセールが
極彩色に光り輝いて
強い陽射しに灼いた肌晒して
痛みだけ残す秋の風に飛ばされ
この夢時間も暗幕の中
小小説をまた一つ読み終えたその後の
次の物語直ぐに探せると想えないまま
もう二度と読み返す事なんて出来ない
ただ一度だけしか辿れない話
結末だけでも熱く心に焼き付けていて
名残惜しむように心文字逃さずに読み取る
最後のシーンを深く刻み込むように
顔さえ見えない程闇に沈むビーチ
夏の波が帰り秋の波が来る
終わる物語流しこの恋これで閉じよう
2011/9/2(Fri)23:58
HP
☆チハルエチュード最上階の教室に残してきた記憶
過ぎ去る季節は琥珀色
あの頃の僕達は 同じ夢を見ていたね
夕陽に染まる教室で 重ねたメロディー
いつも笑いながら
視線を合わせ練習してた
特別なんて何もないたった一度の今日
君がいる奇蹟も空間も
当たり前の毎日で 共に夢を見ていたね
明日を知らない幸せを 輝くハーモニー
いつも信じあって
呼吸を合わせ演奏してた
突然途切れた
僕達のエチュード
届かない場所 完結しないスコア
君を失った僕が選んだ僕が選んだ道
そしてまた夢を追いかけるのは
もう一度君に逢える気がするから
隣に君がいる
取り戻せない未来に歌う
2011/9/1(Thu)0:47
HP
☆彩 愛 美正面衝突 どんな道にだって
そこに似合った
走り方があって
それを知らないで
やって来るなんて
無茶なお話
ただ真っ直ぐに延びた
一本の道ならば
誰だって走れるけど
右に 左にと
振り廻される山道は
数多くの経験を積まなければ
とても走れはしない道
でも走らなければ
永遠に慣れないと言うけど
広いスーパーの駐車場にさえ
まともに停められなかったり
右折車の側方通過とか
恐がって出来ない者が
細くて離合するために
わざわざバックして
道を譲らなければ
進めない道を
走れるはずもない
ましてや
センターラインを
平気でオーバーするなんて
ただの自殺行為でしかない
そんな簡単なルールも守れずに
今までどのくらいの
恋を失くして来たのだろう
2011/8/31(Wed)23:43
HP
☆女郎花輪唱ひっそりと
野に忘れ咲く
ヤマユリの
ゆく夏の日を
惜しむ名残よ
2011/8/30(Tue)0:41
HP
☆彩 愛 美何時も君が居た
躓いたその先には 気が付けば
何時も君が居てくれたね
傷付き倒れた時には
何時も君が手を伸ばしてくれた
歩く道にある 石ころをみんな
君がきれいに取り除いてくれたから
苦しむ事も無く 今までこうして
歩いて来られたと 改めて気付く
私の目の前には何時も
欠ける事も無く 君が居てくれた
何気ない毎日の中にだって
何が潜むか 解らない
不安な要素なら君が
全部解らなく 飛ばしてくれる
普段ならまるで 気付かない事も
事がある度 君の愛感じられる
見えない場所で 助けてくれるの
それが痛い程に 伝わって来る
だから苦しい顔を君に
見せる事なんて 出来はしないのよ
一人じゃ頼りない足取りも 君が居るから
強く確かな道を 歩いて来れた
怖いものなど何も無いわ
そこに何時だって 君が居るのなら
2011/8/29(Mon)23:32
HP