殘香～yours～
過去ログ483
2011/12/12 23:59
☆彩 愛 美白い恋人達
手を繋ぐ事も 躊躇う程に
初雪のような 純情さだって
始めの頃だけだとしてもこの気持ちを
ずっと持ち続けられたら幸せだよね
コートの中の暖もり以上の温もりも
こんなに近くこんなに遠くにあるなんてね
想えば想う程に 見えなくなる
それでもこの手の中にしっかりとある
この恋を二人で ずっと育てて行こう
街中の店の 窓を賑わす
色とりどりの 灯りが弾けて
大切な人への想いも大きくなる
どんなプレゼント選べば喜ぶのかな
それとなく胸の内を探ってみるけれど
想いは形なんかでは現せないよね
探せば探す程に 読めなくなる
この際余計な雑念を棄てたら
素敵な贈り物 きっと見付けられるよ
考えても考えなくてもずっと繋がっている
想い引力永久磁石のように続いて行く
降り出す雪空を 二人見上げて
言葉が白く凍えても尚暖かい
この恋をずっと 二人で育てて行こう
2011/12/12(Mon)23:59
HP
☆彩 愛 美月が欠けている間 月が 欠けたのは
地球が月に
影を 落としたから
でも それなら
どうして 半月は
真っ直ぐな影が
出来るのだろう
人は
月には 行けないって
言うけれど
こんな風に
影を 落とせるのなら
人は
知らない内に
月に行っているのだろう
ロケットを 飛ばして
やっと行けるような
遠い場所にまで
影を落とせるような
強い光を
休む事なく放つなんて
そんな力に乗って
行けないと想っていた
月まで 僕達を
投影して
束の間だけでも
月の 住人になれる
月の欠けた 夜の間だけ
僕達は 夢の中で
月へと 旅に出掛ける
2011/12/11(Sun)23:25
HP
☆彩 愛 美失くした夜に
こうしていると あなたとの愛が
どれだけ大切だったか解るわ
今頃になって やっと気付くようじゃ
幾ら何でも遅過ぎるわね
空を舞う白い雪の儚い速度
手の上で直ぐに溶けてしまう弱さ
壊れた指先 失くした恋をなぞるの
もう二度と戻らない 恋の行方探している
このまま崩れて行く 夜が痛いの
錆び付いたドア 静電気が飛ぶ
こんなになってもまだ金属だって
痛い程に 投げ付ける想い
なのに私は何を迷うの
風を呼ぶ白い息の言葉に惑う
手探りの愛は上手く掴めないの
震える恋心 流れる夜の狭間を
混ざらない恋色の絵の具全部搾り出しても
何一つ描けない 胸が壊れた
鳴らないオルゴールのネジが切れて
音の無い夜に怯えながら凍えて
あなたの温もり一つも探せないままに
はぐれた言霊 もう魔力を失くして
もう空を飛べはしないただの箒抱き締めて
失くした心に問う 夜が痛いの
2011/12/9(Fri)23:55
HP
☆彩 愛 美幸せの味 ハートの
クルトン浮かべて
透き通るスープから
幸せが始まる
かじかんだ心は
スープの熱に溶かされ
これから訪れる
幸せを受け入れる
準備をしている
大地の中で大切に
育てられて来た
新鮮な野菜の
ハーモニー豊かな
前菜料理に
ストレスフリーになる
どんな物にだって
愛情は込められていて
選りすぐられた素材や
年月を費やした調味料等
最高の喜びにまで
引き上げてくれる
メインディッシュに
声も出ない程
これで満足だと想っていたのに
更に余韻を楽しむ
スィーツとコーヒーの
絶妙なコンビネーションに
幸せのメーターは
マクシマムになる
2011/12/7(Wed)23:44
HP
☆彩 愛 美赤いキャベツ
子供の頃 キャベツやきゅうりは
もっと育てば 赤くなると信じていた
だけど何時まで経っても
緑のままだと言う事を知った
大人になって 東京に出て来て
紫キャベツを見た時には
やっぱり赤くなるんだと
ビックリもしたけれど
まだまだ世界には 知らない事が
こんなにもたくさんあるんだね
野菜が嫌な訳は 食べにくさ
りんごや柿のように 赤く熟したら
甘くてもっと 食べ易く
見た目も食欲が 増しそうだし
大人になって 野菜の味も解り
子供の頃より 食べはするけど
まだまだ赤い野菜への
こだわりも消せなくて
自分もまだ 熟しているなんて
言える程大人じゃないけど
人間だって 若い内はみんな
青い奴だなんて 言われたりもするよね
何時かは憧れた 赤い野菜に
なれたらと想いは馳せるけど
2011/12/6(Tue)0:00
HP