殘香〜yours〜

過去ログ527 2012/10/1 14:35

☆VICTOLIA
アイ ヴィリーブ
いつのまにか
心に穴があいて
過ちばかり繰返してた

光に照されるのが怖くて
薄暗い夜に隠れた
憧れた未来も
現在(ここ)にはない

ゆっくりでいいから
その一歩を踏み出して
詰まらない常識なんて
蹴り飛ばせばいい
大切なものはすぐ側にある


どれくらい
歩き続けていただろう
行く宛なんてないけど

間違いばかり繰返してても
誰も教えてはくれない
憧れた愛も
現在(ここ)にはない

焦らずでいいから
小さな勇気握りしめて
下らない肩書なんて
背負わなくていい
大切なものを守るために


言い訳すら聞いてくれない
この世界で何を見出だせるだろう
ボロボロになってもいい
その手で アイ ヴィリーブ


ゆっくりでいいから
その一歩を踏み出して
いつの日か必ず
照される日がくるなら
大切なもの失わぬように
この道をありのままで
2012/10/1(Mon)14:35
HP

☆、彩 愛 美
ドリルマン
  
掘り続ける先が
何時も
簡単ではない
硬い地盤や
大きな岩ばかりで
真っ直ぐには
掘り進めない時もある

間違った道なら
埋めてしまえばいい
新しい穴を
また探せばいい
遠廻りに見えても
結局は
近道だったりもする

現場では
全体の事は
見えてはいないけど
現場だからこそ
ここぞと言う穴が
見えて来る

どんなに闇の中でも
その先にある
光が見えていて
何処をどの方向へと
掘り進めばいいのか
このドリルが
教えてくれる
それを信じられるから
今日もひたすら
穴を掘る
  
  
2012/9/30(Sun)22:31
HP

☆たね遊歩
沐浴
太陽が滴る
黒点のほとり

暗礁の尾
それらの枝を折る
せつない、
という直射に耐えながら

淡い記憶
褐色の日が煙る晩夏
影なきふかい想いの波形が、
ひとかけらの虹を諳んじて、
からからと胸の映写機を廻します

僕はきみの
蜜のかげを植えようか

あまい言の葉は
草むらのあいだ
(やがて木洩れに生える
通奏高音)

背面鏡を覗けば
ひそやかに疼く青空
その擬態を呑み込む
影を拭うものを
きららとした自問でさざめいて

剥離した陽を
 白い時計を
やさしい森の暗喩で寄り添い
風を模し
花を散らした哀しみに
風鈴を鳴らそう

もう一度
てのなるほうへ気化する

流した汗、
そしてなみだ、

太陽が匂うシャツは
まだまぶしい
2012/9/30(Sun)12:17
HP

☆、彩 愛 美
実  家
 
明日は帰ると言う便りを
風に飛ばされてしまう前に
この胸の中に取り込んで
帰る人を待ちましょう

想いが薄れた訳では無いにしても
心を顔には出せない人
ここはあなたの家なのだから
何時ても帰って来ていいのだから

特別に何かをする訳でも無く
有りのまま何時通りのままの
変わらない家で迎え入れましょう


一年振りになるのですか
去年通した浴衣だけど
今年もまた着れるでしょうか
想い浮かべ待ちましょう

喜び忘れた訳では無いけれども
普段と変わらないようにして
誰に気兼ねをするのでも無く
何時でも帰って来られる場所に

待ち焦がれた人だけどわざとらしく
ごちそうやお迎えをするのは
止めにして普段通りの我が家のまま


どれだけ離れていても帰って来られる家
それをずっと変わらずに守り続けて行く


離れていた時間なんて関係無い
心はずっと繋がっている
絆の強さで迎え入れましょう


 
2012/9/28(Fri)22:52
HP

☆、彩 愛 美
夢 宇 宙
  
宇宙旅行が
夢で終わるのは
特別な訓練を受けなければ
行く事が出来ないから

体力の無い人や
心臓等に重い病気を持つ人
体に負荷を掛けられない人達は
大気圏を越える重力には
耐えられる事も無く

直接宇宙に繋がる
軌道エレベーターが
造れないのは
マントル対流や遠心力に
耐えられないから

SF映画やアニメでは
いとも簡単に普段着のまま
宇宙旅行へと出掛けるけれど
今現在
宇宙開発は縮小されて
シャトルの役目も
終わりを告げた

増え過ぎた人口問題
スペースコロニーへの移住
そんな話だってあるけれど
海に浮かぶ小さな
一つの島の領土ですら
解決出来ない国際国家群に
新しい領地だなんて
造り与えるなんて出来ないから
やっぱり宇宙旅行は
夢のままで終わる
  
  
2012/9/26(Wed)22:30
HP

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