殘香〜yours〜

過去ログ529 2012/10/12 1:10

☆VICTOLIA
ほら、
ほら、すぐそこに
落ちていたよ

必要なものなら
必ず見つかる

ほら、嘘が下手
目が泣いてる

要らないものなら
投げ捨てればいい

遥か遠い日
ヤクソクした事も
今はもう忘れて
その先へと歩み続けて

揺れる願いが
儚く散り逝く前に

どうか精一杯の
笑顔を見せて

ほら、見上げて
光のつぶ

いつでも君の事を
照らしている

遥か遠い日
えがいた夜も
今はもう思い出
この先へと歩み出すよ

揺れる涙が
儚く散り逝く前に

きっと精一杯の
笑顔を贈るよ
2012/10/12(Fri)1:10
HP

☆、彩 愛 美
熊の行方
  
誰のせいで
こうなったのだろう

住処を奪われて
餌場を奪われて
生活圏を壊されて
行き場を失くした

生きて行くため
仕方無く
人間の居住地へと
食糧を求めて
降りて来る

出来る事なら
彼等にしたって
人間との接触は
避けたくて
それでも
生きて行くためには
仕方が無い事

でも 人間は
それをも 許さない

事態は 自業自得
勝手に追い込んでおいて
結果 危険だからと
簡単に 銃殺する

追い出されてしまった
熊の行方は
何処にある
そして
人間の行方は…
  
  
2012/10/10(Wed)22:58
HP

☆、彩 愛 美
堂々巡り
 
後一歩のところで 足を踏み外して
真っ逆様に 落ちて行く
手摺りの無い 螺旋階段
あれ程注意を払っていたのに

上手い具合に 事が運んで
このまま ゴール出来るように
想えていた 矢先の事だった

あまりのショックに 腰が抜けた
止まらない涙にしばらく
立ち直れそうにも無いけれど…


底の抜けた花瓶の 心は何時までも
満たされなくて 枯渇する
釣瓶を失くした 井戸の水
どれ程湧き出しても 汲み上げられずに

目の前にある 水が飲めない
何度も手を伸ばしたけれど
近付いては 遠くに飛ばされて

その度立ち上がり 追い続けた
縮まらない距離埋めようと
頼りない足取りで急いだ


器用にだなんて 愛せはしないわ
だからこそ丁寧に 愛して来たつもりよ


周りも呆れて 物が言えない
急かされて想わず 踏み外す
堂々巡りの 恋に落ちて…


 
2012/10/8(Mon)23:10
HP

☆、彩 愛 美
薔薇と棘
  
みんなが想う程に
薔薇は
気高い訳では無い

綺麗な花には
危険な棘があると
みんなが言うけど
薔薇はすごく
落ち込んでいた

深く傷付いた薔薇の心は
誰からも離れようと
自分を棘で守った
最初の頃は
色々心配してくれて
声も掛けてくれたけど
みんな棘に傷付いて
その内だんだんと
近付かなくなった

その事で薔薇は
みんなから非難された
薔薇はますます
心の傷を大きくして
棘の数も
どんどん増えて来た

こうして薔薇は
孤高の花となった
人には話せはしない
悲しみは
より美しさとして
花の輝きになった
誰も近付かない花として
2012/10/7(Sun)22:42
HP

☆、彩 愛 美
髪を切り落として自由
 
short hair 想い悩んだ末
突然の image change
かなりの boyish
スカートも止めて…

恋を傷だとは 想わないし
生きて行けない 程じゃないし
それで終わりって 誰かに
決められたくなんてないし

切り落とした髪は 何時かまた
前と同じように そして全く違う新しい
髪になって 長く伸びる日が来る


last love そう過去じゃない
そう言える cool heart
昨日は delete
強がりじゃない…

胸の痛みなど 今だけだし
引きずるだけ 苦しむだけだし
それで幸せ 見逃せば
『意味ないじゃん』 ってだけだし

女を棄てる気は 無いけどね
違う生き方で何かを 探してみたいだけよ
意地になって 切り棄てた訳じゃない


新しい事だけが 明日じゃないけれど
昨日を棄てないと 見られない明日もある


誰が何を言ってもいいのよ
私が決めた事 他人には関係ない
髪を切って やっと手にした自由


 
2012/10/5(Fri)23:51
HP

530528

掲示板に戻る