殘香〜yours〜
過去ログ538
2012/11/27 21:27
☆たね遊歩眼底飛行(短歌)朱をささやき寂を包む
そんなこおろぎの心を拾はむか
うつむいても栗まんじゅうひとつぶんほくほくとしてみたり
きみの流星の長い髪まばゆく地をひいてレモンの谷
すきま風から発ちましよう感傷の列車を降りたなら
きみの顔文字に昏れるどうやら季語があるらしい
枯れ葉帽子の一礼に深々と翳りなくしづめていく実相を想う
はるかなる窓を開けろ途方もない藍に途方にくれて
2012/11/27(Tue)21:27
HP
☆彩 愛 美DThinkin' About You
ひそひそ話さえ大声に聴こえる夜の寂間は
心の中の全てを大きくするamplifier
淋しさが際立つ夜の迷路に戸惑う
君だけのせいじゃないよと言葉を濁らせて
本音が時々顔を出す
thinkin' about you every night
伝え切れない心の想い綴った記帳ノート
もう忘れたけど何十冊目になったのだろう
今夜もまた眠れそうには無いけれど
千切れた言葉後に接続出来ずに夜を彷徨う
言葉よりも胸の内を届けたいmid-night
震える唇で 何を伝えたかったの
やるせなく背伸びした影が闇に揺れて
淋しさが舞い踊る深夜 夢の谷
thinkin' about you every night
痛いくらいに張り詰めた糸電話心のパズル
組み換える事も叶わない鎖に繋がれたまま
月夜もまた朧な雲に見え隠れ
thinkin' about you every night
名前失くした幾つもの淋しい夜monochrome
色の無い色鉛筆で塗り潰した心模様
もうこのまま眠れそうには無いけれど
2012/11/26(Mon)23:35
HP
☆彩 愛 美DAftermoon 照る月も欠け
全てが失くなる
闇夜には
全てが真実の
姿を現す
見た目でしか
解らなかった物が
見えなくなる事で
隠されていた真実を
浮き彫りにして行く
月無き月の夜に
心の闇に隠した
魔物達が
姿を現す
自分の姿を
消し去る事が出来る
闇夜の間だけ
偽る事の無い
本当の自分に還る
人であった記憶など
とうに失くして
理性の全てから
解放されて
本能のままに
魔物へと
身も 心も
変えてしまう
自分だけはなんて
想っていられるのも
月が出ている間だけ
2012/11/25(Sun)23:32
HP
☆彩 愛 美DあなたQUEST
感じさせてよ あなたの暖もりを
生々しく凹んだ ベッドの跡とか
チグハグな位置に ある枕とか
何気無いあなたの 痕跡の一つ一つにも
特別じゃない 仕草の中に潜む
あなたが私に示す 優しさの全て
触れ合う指先に走る 電流の衝撃
ときめきなんて 言葉じゃ足りない
あなたを語るには まだ時間が足りない
問い詰める事なんて しないけれど
知りたい事は沢山 あり過ぎるくらい
それを一つづつ 解き明かすよう
夜の頁開き 見付ける事が出来ればいい
教わる物じゃなくて 学び取る物
あなたを探す冒険 無限の幸せ
宝箱開けて ゲットするアイテムの数々
あなたを知る程に 強くなれるわ
あなたへ進む 私のベクトル示して
導かれるように あなたの地図が見える
kissが灯す道標 見逃すはず無いでしょう
度重ねる毎に 深くあなたを感じられるわ
引き寄せられた 二人の想いは誰にも壊せない 愛を力に変えて
2012/11/23(Fri)23:21
HP
☆彩 愛 美D生 還 理由だとか
意味だなんて
そんな物は無かった
ただ 生きたいと
この死に満ち溢れた
異世界から
平穏無事な
生の地へと
戻りたかった
コンクリートのように硬い
ゴツゴツした寝床から
フワフワして暖かい
ベッドの上で
ただ 好きなだけ
眠りたかっただけ
そのためなら
どんな代償を払っても
この場所から
エスケープしたくて
ずっとその機会を
伺っていた
ここより
ずっと遠くに
生きていると言う
輝きの世界へと
再び戻るために
今日も
脱出を
試みている
2012/11/21(Wed)23:42
HP