殘香～yours～
過去ログ544
2013/2/8 23:14
☆彩 愛 美Killer Snow
深々と降り積もって行く雪が
何もかも全てを遠避けてしまう
せっかくここまで来たあなたとの距離も
スタートラインよりずっと後退させられる
進もうとして力を込めれば尚更に
深く沈んで前には行けなくなる
想いの届く範囲が狭くなって行く
目に映る全てが白く霞んで行く
降り止まない雪はまるで消しゴムのようね
知らない間に忘れ去られてしまう
大切な物程 早く消えて行く
僅かな時間なのに遥かに及ばない
意識の奥へと押しやられてしまうのね
常に新しい物だけが残されて行く
誰も停まった時間に見向きもしない
途切れた電波の先は白い闇の中
何処に何があるのかも探せなくて
繋いだ手と手の感覚さえ薄れて行く
凍えて行く心にもう目も開けていられない
直ぐそこに居る人の顔だって見えなくなる
寒さに閉ざされて行くギリギリの命
恋だって生き物だって知る時に
行く手阻む雪が最期通告を下した
2013/2/8(Fri)23:14
HP
☆彩 愛 美結 晶 出逢った日から
恋の雫を
一滴づつ集めて
想いを
大きく
確かなものへと
育てて来た
誰に打ち明けるでもなく
相談出来るはずもなく
小さな胸の中
鍾乳石みたいに
長い年月を掛けて
想いを
結晶させて来た
最初から
気付いていた訳じゃなく
初恋と言う
大人への入り口が
見えていなくて
なかなか
進めずにいただけ
今なら
はっきりと解る
怖くて
足が竦むけれど
やっと気付いた
想いの結晶を
本当のジュエルに
替えるために
あなたに
逢いに行こうと
決意して来た朝
2013/2/6(Wed)22:58
HP
☆でみたす(ジコチュウ)敷かれたレールを辿る。
それが嫌なわけじゃない
ただ 敷いたその人に
反骨したかっただけ
(思春期特有のやつ)
僕は僕が正しいと思った
ことをやればいいと
気付かされたから
立派な使命なんか無いが
自分で作ってしまえばいい
上手く行かないかもしれない
でも
やらないよりはずっといい
言葉なんか無くても
あの時繋いだ手の温もり
次元を越えていても
伝わる愛があると知った
だから
憧れたあの人のように
僕も僕の信じる道を貫く
周りが何を言おうが関係ない
最後には幸せになれるだろう
(代わりに誰かを犠牲にしても)
2013/2/4(Mon)23:22
HP
☆彩 愛 美窓 雪
窓で吹雪いて行く 雪のせいで
何を話していたか 解らなくなった
今夜はちゃんと 話をしようと
想っていたのに 次第にズレて行く
日々の暮らしの中で気遣う想いが何時か
言いたい事も言えないようになっていた
窓雪の中で 何を想うの?
あなたと歩いてきた道も消えて行く
何一つ残さずに 埋め尽くして
綿のように白い明日を 覗かせていた
あなたとは違う 別の友達は
まるで恋とは無縁の 人なんだけれど
気兼ね無く何でも 話が出来て
遠慮しないで 本音が言える人
何も気を遣わず不意に想い伝わる
空気みたいにただそこに居てくれる人
対比なんて出来はしないけれど
この頃ふと考えてしまう事がある
何一つ迷わず あなたとこのまま
窓雪の白い明日を 歩いて行けるのかな
過去も未来も何も見えなくなる時
何を信じて歩き出せばいいと言うのかな
窓雪に揺れる部屋に一人で
あなたを想い探し伸ばした手の中で
白く溶けて行く 雪の雫
夜明け空に今日の道を 輝かせて
2013/2/4(Mon)23:20
HP
☆彩 愛 美Rewalk 想わぬ場所で
躓いてしまって
以来…
走る事が
出来なくなってしまった
病気や怪我を
言い訳には
したくは無いと言いながら
つい理由にしてしまう
体調管理や
病気療養と言って
今まで削って来た
睡眠時間を増やして
無理をしなくなった
今までの歩みも停まり
過去だけで
今を繋いで来た
何時かそれが
尽きる事と知りつつも…
一つの年が終わり
一つの年が始まる
もう走れはしないかも
知れなくなったけれど
せめて少しづつでも
歩き始めようと
再起動してみた
以前程の
力も勢いも
今は無いのかも
知れないけれど
2013/2/3(Sun)23:18
HP