殘香〜yours〜

過去ログ605 2014/6/19 10:20

☆音無詞 詩(元 小さな貝がら)
天国と繋ぐ糸がもしあれば…
「もしもし お父さん?」
そちらの暮らしはどうですか?
今元気ですか?

もし
もし天国にいるお父さんと
話せたら何話そ

父の日だけど
ご苦労様って
素直に言えるかな

恥ずかしくて
戸惑ってしまうんだろな

今此処にお父さんがいたら
又歌聴かせてくれるかな?
得意な親子丼
作ってくれるかな?

あなたが居なくなって
3年目の春が過ぎ
季節は梅雨になり
今日は父の日です

あの日みたいに
胸ポケットにラジオ入れて
ラジオ聴いてますか?

お父さんの事
知りたいけど
気になるけど

天国と繋ぐ糸
何処にありますか?

もう肩をお父さんに貸して
歩く事も
車椅子押す事も出来ないけど

だけど
気持ちで
肩貸してるから
だけど
気持ちで
車椅子押してるから

☆By 音無詞 詩
2014年6月作☆
2014/6/19(Thu)10:20
HP

☆彩 愛 美
ス マ ホ


新しく変えた スマホの中には
まだメールが 一つも届かない
アドレスが変わった事も あるけれど
慣れない操作に 戸惑っているから

周りのみんなが そうなんだからと
無理して替えた 最新機種

殆ど使えない 機能とアプリばかり
通信コストも 高くなって
お気に入りだった 可愛い絵文字も
もう使う事が 出来なくなっていた


片手の中に 納まっていた頃には
片手携帯で 片手ノートと
同時進行が 器用に出来たのに
まるで違う操作に 付いて行けない

ライフスタイルに合わせて選べば
スマホの必要も 無かったのに

ファッションみたいに 流行りに踊らされて
時代遅れの ガラケーを棄て
身分不相応の スマホに替えた
もう戻せないと 解っていたのにね


使い慣らした機能はもう 何処にも無くて
何処のキャリアの販売店でもスマホばかり



独自の進化スタイルで ここまで来たのは
国民性に 一致したから
今更国際基準を 持ち出されても
気持ちがそこまで 付いて行けないよ



2014/6/19(Thu)0:21
HP

☆彩 愛 美
地 球 島

この宇宙の何処かに
『地球島』と呼ばれる
永遠の楽園の星が
あると言うけれど
未だかつて
その楽園とやらに
辿り着いた者は居ない

そこは
豊かな自然に包まれて
争いも無く
誰もが穏やかで
平和に暮らす
住民全てが友達の星

そんな事は無い
そんな筈は無い

人と人が出逢えば
必ず何かしらの
衝突があって
その度に
友情を深めたり
亀裂を深めたりしながら
友達の振り分けを
するんだ

それの無い星
偽りの平和
ディオラマの世界
図面に描いただけの
二次元的理想郷
実在だなんて
とても
信じられなくて


2014/6/16(Mon)0:47
HP

☆彩 愛 美
Green

答えを出すのを 躊躇っている
訳では無いつもりで 居たけれど
そう取られても仕方が
私の姿勢や態度にも 問題がある

急いで決めてしまうのが 全てじゃ無い
もっとゆっくりと 見極めて居たい

林の中を抜けて来る そよ風のように
不意に感じる 優しさが好き
変に気取る事も無く 緩やかな気分で
ただ毎日を 生きて居たいだけ


緑の中から 生まれて来る
癒し成分に 包まれている
知らない内に 溜め込んでしまった
体の毒素をきれいに 浄化してくれる

日々のストレスに ズレてしまうリズム感
元に戻して 元気な笑顔

体の中を巡る 気の流れを整え
大きく息を 吸い込んでみる
胸の奥に燻る もやもやな気分も
次第に失せて 笑顔が戻る


取られて事の無い 意味の無い不安に
日々追い廻されて アタフタとしていただけ


深い眠りから覚めた後のような 心地良さ
背筋を伸ばして 歩き出す
胸の痞も取れて 清々しい朝の
青葉通る 太陽が眩しい



2014/6/12(Thu)0:32
HP

☆彩 愛 美
特別では無いもの

今在る私について

新しい世界に
放り込まれて
頼れる者一人
見付けられず
キャリアとか
通用もしない
別々のルール

今までの私の
経験値なんて
役にも立たず
戦力に成らぬ
新人扱い同様
こうなったら
エリートとか
大学出身とか
肩書きなんて
意味を失って
紙屑になった

特別では無い
何処にだって
転がっている
石ころみたく
存在感の無い
その他大勢の
エキストラの
どうでもいい
一人になった

と言うよりは
多分初めから
エキストラで
当たり前の話
だったんだと



2014/6/9(Mon)1:56
HP

606604

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