残香〜yours〜
過去ログ66
2007/1/24 22:40
☆夏津grief割れた風船
光った石ころ
濡れた歩道
に泣いた僕
崩れた階段
眩しい夜
細い安心
‥嘆いた僕
2007/1/24(Wed)22:40
HP
☆湖々逢【small world】
小さく小さく
呼吸をして
静かに静かに
目を閉じる
厚い厚い
壁の向こう
遠退く遠退く
意識の中
確かに確かに
此処に眠る...
痛む痛む
胸を抱えて
愛しい愛しい
景色の中へ
何もかも何もかも
全てなげうって
今すぐ今すぐ
飛び込みたい
高い高い
空の先
広い広い
宇宙の彼方
綺麗な綺麗な
お月さま
あなたにあなたに
抱かれて
も一度も一度
私に力を...
2007/1/24(Wed)6:33
HP
☆なでしこ88号プラスチック・ラブ熱すぎれば
溶けて形を変えて
冷たくすれば
簡単に割れてしまう
出会わなきゃ
こんなに苦しむことも
なかったのに…
鳴りやまぬ心の叫び
誰か早く壊して
プラスチック・ラブ
2007/1/21(Sun)20:27
HP
☆なでしこ88号コンビニ・第二章今日もいつものように
コンビニに立ち寄る
お気に入りのコーナー
今日も開いて…あれ?
ふと目をやれば
そこには君がいて
ふと窓の外から
君を見つめていた
ふと外を眺めた
君が僕に気付いて
あの時のように
笑顔で僕を見てきた
気がつけば僕は
コンビニの中にいて
知らぬ間に僕は
君の隣に立っていた
やっとお話できますね
君の声は優しく
そうですね、と
僕の声が呟いた
どうですか?
温かい物でも買って
どこかでお話
しませんか?
君が放った言葉に
僕は素直に頷いた
2007/1/21(Sun)20:22
HP
☆湖々逢Heat吐く息が白く染まる
かじかんだ手をこすりあわせて
それでも全身から奪われてゆく体温に
偽物でもいい
借り物でもいい
温もりが欲しかった
せめて
手のひらを繋ぎあえる
存在が隣に欲しかった
今年も
思い出されるのは
あの日の記憶
繋ぎ止められるものなど
何もないのに
それでも時は容赦なく
過ぎてゆくよ
私という存在を残して
いつか繋いだ手の温もりが忘れられなくて
いまもこんなに必要としてる
何度も何度も
頭のなかで描きながら
それでも
触れられないこの距離に
ただ言葉も発せずに
前を睨み付けるだけ
耳をすませば
あの日のメロディが
聞こえてくるような気さえして
かたむける
音色のなかにあなたを今年も
見つけられそうには無い
輝くイルミネーションに飾られた町の中
あてもなく歩く私が居た
いつか終わり来るこの日々に
深く強く刻まれたあの笑顔が
なによりも心を暖めるとも知らずに
2007/1/20(Sat)9:54
HP