残香〜yours〜

過去ログ67 2007/1/29 2:48

☆夏津
逃亡
拒まれることを
恐がって


逃げてゆく私の後ろ姿を


あなたは見たでしょう?


一番見られたくない
あなたに


知られた私の
情けない姿


もっとキレイに


離れれば良かったのに


衝動に駆られて


投げ捨てた想い


一番見られたくない

あなたに


一番見られたくない

姿で去った
2007/1/29(Mon)2:48
HP

☆まひこ
節目
今日から 明日からと
何度も迎えた

ココロのリセットの日

胸が痛んでも
幾度節目を迎えても
確かにあった想いは
消え去ってはくれない

儚かった日々は
空色とのコントラストを失い
消えてしまいそうなのに

この想いには
いつ、靄がかかるのだろう

夢幻の世界を色付けていた
鮮やかな想いが
今は私の胸を突き刺す

どれだけ穴が開いても
確かにあるこのココロは
消え失せてはくれない

ぽっかり開いては滲み出て
やっぱり溢れて

また訪れた節目の今日も
この刃をもって 綴る
2007/1/27(Sat)16:26
HP

☆北条朔夜
緋牡丹の愛
麗逸(れいいつ)の君
雪のような肌に
緋牡丹の花
愛しく咲かせる

毀(こぼ)れる吐息に
夢を視させて
美しく交わる
罪を許して

祕(ひそか)なる花
僕に下さい
甘い蜜舐め
そう囁くの


麗しい君
硝子の眸(ひとみ)に
僕だけの愛
激しく請わせて

快樂(けらく)の躯(からだ)に
夢を視させて
美しく交わる
神も羨む

祕なる花
僕に下さい
貴方に口付け
そう囁くの


麗逸の君
雪のような肌に
緋牡丹の花
愛しく咲かせる

祕なる愛
僕に下さい
甘い蜜舐め
そう囁くの
2007/1/27(Sat)15:19
HP

☆小さな貝がら
微笑みを忘れずに
ほら あったかいね
春の中 微睡んで

さぁ おいで
泣いてばかりせずに

優しい笑みで
迎えてくれる
春のこぼれび受けて

ピンクの綺麗な
花雪の中
歩いた街並みは
そっと
笑顔にしてくれるね

君も私も犬も猫も
空を行く鳥も
みんな嬉しそうに
歩んでいるよ

暖かい穏やかな
空気の中
みんな心仲良く
歩んで行こう

にこにこ にこにこ
微笑みを忘れずにね…

By 小さな貝がら
2007/1/26(Fri)1:48
HP

☆湖々逢
【One drop】

一つの雫が
ポタリと落ちた

みるみる内に
その色は広がり

いつのまにか混じりあい
溶け込む

心に巣くう
小さな虫のように

一つ二つ
二つ三つ

伝染病のように
それは広がっていく

まるでそこに元から在ったような顔をして

忘れてはいけないのは
それらは何にでも寄生するということ

危険なのは
一度訪れた波は必ず砕けるということ

あなたから私へ
私からあなたへ

この色は少しづつ移り住む
2007/1/26(Fri)1:14
HP

6866

掲示板に戻る