月いろの手紙 SONG NOTE2/FREE
過去ログ197
2010/9/1 14:45
●鳶雅盗西崙東莱南源。
【 西 崙 東 莱 南 源 】
崑 崙 西 華 山 女 仙
蓬 莱 東 華 海 神 仙
桃 源 南 華 原 田 園
仙 無 中 華 皆 北 面
崑崙の西華は仙女の山
蓬莱の東華は神仙の海
桃源の南華は田園の原
仙に中華無く皆北面す
。
2010/9/1 14:45
HP
●鳶雅盗蝉時雨。
ゆうぐれに
すずしうちみず
せみしぐれ
なつのまなかの
おわりはじまる
夕暮れに
涼し打ち水
蝉時雨
夏の真中の
終わり始まる
。
2010/8/31 18:49
HP
●鳶雅盗夏庭匠(なつにわのたくみ)。
【夏庭匠(なつにわのたくみ)】
猛火の太陽の被せ降る小樹林
庭の匠は木々との対話に一苦労
緑の憩いをくれる木々達を粗末に扱う事は万死に値する
灼熱地獄に在ろうとも感性の全てを樹に集中し捌く枝葉の相談の対話をするのである
庭の匠が木々を愛でる様に木々も匠を慈しむ
幹に登り込み枝葉を愛でると灼熱の太陽から守ってくれる様に木々は優しく抱き包んでくれるのだ
木々の優しさに触れた瞬間こそが庭の匠の夢心地
木々は意外と人懐っこいのである
無言の木々は心で会話をする
だから奸(よこしま)な心根の者は見破られ木々に拒まれるのだ
猫や犬や幼児と同じく木々は直感で匠の心根を見抜くのである
木々を愛でる匠には優しく慈しみの緑のミストを降らせるのだ
木々と心が繋がった瞬間の喜びこそ庭師の冥利に尽きるのである。
木々は無言の意志を持っている
。
2010/8/31 1:14
HP
●鳶雅盗猫の妖精。
【猫の妖精】
猫の妖精は夢の中で僕と添い寝していた
目が覚めた後に残る残香
確かに添い寝していたんだ
あの懐かしい匂いもほら此処に
はに♀が添い寝していた場所に温かさが残っている
僕は猫と今まで添い寝していたんだ
。
2010/8/29 18:13
HP
●鳶雅盗眼(まなこ)閉じる無限世界。
【眼(まなこ)閉じる無限世界】
私には無限の世界が見える
いや、有限だか限り無く無限に近い花鳥風月
眼(まなこ)の奥へ更に踏み込みと山紫水明がある
それが今の私の無限世界
記憶はかけがえの無い宝物
そして眼(まなこ)中に愛しい猫の女の子がいる
眼(まなこ)の中の猫の女の子は、私の顔を覗き込み省エネ鳴きをしている。
『あっちの部屋に面白い押し入れを見つけたから一緒に行こうよ』
と言う意志をたった一言の「にャ」で済ませてしまう猫の女の子の名はハニー。
それに対し私は残念な目をするだけでハニーには通じる。
眼(まなこ)を閉じればいつでも傍らに猫の女の子が居る
眼(まなこ)とじなければ病床の窓見えるのみ
。
2010/8/27 17:20
HP