月いろの手紙 SONG NOTE2/FREE
過去ログ198
2010/9/8 0:08
●竹林隠士眠り歌。
【竹林隠士の眠り歌6】
(ある日の出来事)
今日の貴方は勤め先の都合で仕事が午前中に終わりお昼過ぎに帰って来ました
貴方の布団の乗り物は朝には畳んで部屋の隅に積んであります
貴方は早く帰って来たので布団を短い時間だけでも乾そうと思いました
隅に畳んで積んであるはずの布団がありません
貴方はわけが解らなくなりました
暫らくするとガラス窓の方に何か見え良く見てみると布団が畳まれた状態のまま空を浮遊してガラス窓から擦り抜けて入って来ました
畳んで積んだ形のままの布団の上で貴方のイエネコが気持ち良さそうに熟睡していました
貴方は呆れました
これがイエネコと呼ばれる種類の動物の図々しさなのです
貴方はイエネコが余りにも気持ち良さそうに寝ているので布団を乾すのを諦めました
。
2010/9/8 0:08
HP
●鳶雅盗生猫じゃらし。
【生猫じゃらし】
そう
今私は生猫に飢えているのだ
ある日の事
思わぬ経緯から生猫が来た
ウチの庭を歩く生猫を姉が取っ捕まえてイエの中へ連れて来た
これぞ正にイエネコ
即席のイエネコは思ったよりも人懐っこい
それも当たり前
首輪がしっかり首に巻いてあるのだ
野良猫イエネコ化計画は実行出来ないがネコをじゃらすオモチャには事欠かない
ミニチュアの釣竿の糸の先に鼠のぬいぐるみの付いた釣竿は入れ食い状態だ
生猫たまりまへんなぁ
首輪さえ付いていなければと思いつつもウチを別荘にしてしまう計画が密かに
それは密かに
やっぱりそれはマズいかな
そう
今私は生猫に飢えているのだ
。
2010/9/4 13:10
HP
●鳶雅盗 詩 考 錯 誤。
【 詩 考 錯 誤 】
詩は時として便利な方便となる
比喩あり含みあり
直接伝えぬ方便となる
されど含みも善し悪しだろう
特定個人への中傷を含みする詩是あり
それをやった時点で詩とは名ばかりの嫌みとなるのだ
賛否両論あろうとも
中傷含み嫌み歌
是詩にあらず
中傷含み嫌み歌
是もし詩として罷り通るなら
多くの詩心の人困惑する
中傷含み嫌み歌
やってはいけない無言の掟
。
2010/9/4 0:50
HP
●鳶雅盗無題。
なつのびて
もみじいろつき
おくれしも
あおばそまれし
おそあきのそら
夏暢びて
紅葉色着き
遅れしも
青葉変われし
遅秋のそら
※
『暢びる』は暢びやかなる
の意
。
2010/9/3 20:10
HP
●鳶雅盗間違えられたヤンキー。
【間違えられたヤンキー】
ツッパリ風の不良を見れば
誰もが呼ぶはヤンキーだ
そもそもヤンキー何なのよ
元々ヤンキーニューヨーカー
だけど日本のヤンキーリーゼント
日本のヤンキー始まりは
それは和製のロッカビリィ
ロッカビリィってなんなのさ
アメリカ南部のロケンロー
アメリカ南部はなんなのさ
それはスコッツアイリッシュの白人さ
スコッツアイリッシュの白人てなんなのさ
そいつはイカしたヒルビリーさ
ヤンキー本当はヒルビリー
ロッカビリィはヒルビリー
だからヤンキー間違えで
本当はイカしたヒルビリー
。
2010/9/2 22:12
HP