月いろの手紙  SONG NOTE2/FREE

過去ログ203 2010/10/5 2:40

●鳶雅盜
夜の灯り

【夜の灯り】


その昔電気の無かった頃

夜空にちりばめられた星々の光りは細やかな灯り

その昔街灯の無かった頃

夜空に浮かぶ月の灯りは道行く人々の神であった事だろう


改めて見る月は明るい


夜道の淋しさを優しい灯りで導いてくれる月夜比売神

現代人に忘れさられた月の女神はそれでも優しい灯りを点し続けている

優しき夜の灯り



2010/10/5 2:40
HP

●源香士
居眠り天使
搭叙ーり天使

居眠りしている君の額にそっと唇を寄せる

君が寝たふりをしているのはすぐに分かったよ

僕の唇が額に触れると見る見るうちに頬を染める色白の君


もう少しだけ寝たふりをしててね

君の唇を奪い終わるまでの間だけでいいから…
2010/10/4 7:22
HP

●蓬莱武仙
東華文明


【 東 華 文 明 】

日本の文明、蛮夷に非ず

蓬莱の神仙、和人を成す

東華の雅民、風流を嗜む

士道は隆盛、文武に通ず


 日 本 文 明 非 蛮 夷

 蓬 莱 神 仙 成 和 人

 東 華 雅 民 嗜 風 流

 士 道 隆 盛 通 文 武



2010/10/2 7:22
HP

●鳶雅盜
無題


 こけむして
 ひかげのこにわ
 かぜそよぎ
 あかたてそえし
 まいちるもみじ

 苔蒸して
 日陰の小庭
 風戦よぎ
 赤点て添えし
 舞い散る紅葉



2010/9/28 14:49
HP

●鳶雅盜
ネコネコした微睡み

【ネコネコした微睡み】


季節の変わり目の日向は微睡みの憩い

ちょっとイエネコを呼んで撫で回す

微睡みに浸るイエネコは眠くなると手がポカポカ温かくなる

イエネコはもう目を開けていられなくなる程微睡んでいる

赤ん坊の手の様に肉球が温かい

何ともネコネコした気分だ

脇に猫を抱き抱えて一眠りしようか



2010/9/26 1:23
HP

204202

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