月いろの手紙  SONG NOTE2/FREE

過去ログ233 2012/10/24 22:59

●ぽち
空芯
少しだけ難しい言葉を探してた
もう少しだけ大人に見られたくてずっと探してた

僕との違い 君はそう大人びていて
「不安なんです」 置いていかれないかと
いつも不安なんです

君はこの蒼く 広く 深い空
僕はそれを飛び回る小さな鳥
いつだって中心を探して旅する小さな鳥

事実より大袈裟に手振りまでつけてみた
あと少しだけふたりで話していたくて口数を増やして

夢との違い 僕はそうただの臆病で
「不安なんです」 嫌われやしないかと
今も不安なんです

やがてこの蒼く 広く 深い空も
僕自身の重みで飛べなくなる
悪い夢 悪い方へばかり行ってしまって

その笑顔は優しくて だからつらくて
ぐるぐる ぐるぐるとただ彷徨うんです
この想いの余計な所までも

君はこの蒼く 広く 深い空
僕はそれを飛び回る小さな鳥
いつだって中心を探して旅する小さな鳥
夢見ては空芯求めて
2012/10/24 22:59
HP

●yukako
もう会えない
旅立った君へ


もう、多分会えないよね


きちんと話しもできないままお別れしてしまった


もっと君と話したかった


後悔ばかりが今も、今も


誰かと別れるたびに


いつも、いつも、いつも…
2012/10/22 0:30
HP

●ぽち
obsolete
言うなれば僕はキミにとってのドレス
いつも着飾れることを意識して
「服装、髪型、振る舞い」 流行、過敏に反応し
何より優先したキミのオーダー

「愛があればこそ」と
夢を見る子供みたいにヽヽヽo

問題は歳月(とき)がいくらかふたりを変える
それが当たり前のようにも思えて
「大層貧相な恋愛」 均衡は次第に崩れ去り
胸より剥がれ落ちた「永久」の言葉

「愛があればこそ」と
そんな祈りも空しくヽヽヽo

もういっそのこと この心ごと
別売りカートリッジタイプ 取り換えられるならヽヽヽo
それでも世界は それでも素晴らしいと
obsolete 愛 ひとり撒き散らす

「僕ら幸せです」と
そんな顔 なぜ出来るの?

「愛があればこそ」と
夢を見る子供みたいにヽヽヽo

愛、愛、愛ヽヽヽo
ひとり撒き散らす
2012/10/21 12:11
HP

●紅
恋衣
重ねた躰の隙間に
流れ込む吐息が
淡く色づいて
秘密に姿を変える

言葉よりも先に
こぼれ落ちるものが
心地よい余韻を刻んで
躰の奥へと
深く沈んで

そっと恋衣に
惑いながら身を包む
薄紅に染まる
白肌を隠して
甘い想い隠して
2012/10/21 11:47
HP

●灯台
へび
体全体が足
体全体が手
でもあの長さから
前しか進めない

丸くなって
背伸びする
木を登る
音と臭いで
獲物を捕らえる

最近は
めったに見ない
移動を見たら
冬眠の準備か?

中国で沢山見たと言う
道路を横断していたと言う
地震前兆現象で無い事を
祈る夜
2012/10/17 23:52
HP

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