月いろの手紙 置き詩版

過去ログ298 2016/1/18 3:15

●灯台
言葉がない
言葉がない
声がないのも愛
死人にくちなしとは
良く言った
バスの運転手の遺体が
会社に安置されている

言葉がない
声がないのも愛
二度と起こさないで
夜の交通事故

言葉がない
声がないのも愛
ダンプと
スキーバスでは
大きさが違う
でも一番の悲しみは
遺体を遺族に
引き渡せない現実
2016/1/18 3:15
HP

●玖妙夢堂
昇華〜thirdly〜
 
もっと深い繋がりを求めて
新たなカタチ刻んでゆこう
背中や肩へ、羞恥と甘美と
その細胞のひとつひとつに
想ひの雫を沁ませておこう
巡り逢ったことが必然へと
昇華されゆく喜びが始まる


もっと永い繋がりを信じて
搖がぬコゝロ刻んでゆこう
陰陽は奧へ、指先と胸元と
その細胞のひとつひとつに
褪めぬ熱を沁ませておこう
愛し續けることが自然へと
同化されゆく極みが近づく
 
2016/1/7 0:57
HP

●ぽち
今日もお疲れさまでした
 
考える人がいる
苦悩する人がいる
そこから何かを見つける人がいる
その結果助かる人がいる
それに感謝し、次へとバトンを渡そうとする人がいる
だからボクは今日もこうしていられる

除菌や消臭、厄介なものには蓋を
踏み込めば好き嫌いが産む敵視と争い(平和の崩壊)
コンピュータの弾き出す答え「0か1」
そこから未だ抜け出せない人類

可能性がないだなんて言いやしないよ
何兆年もかかると言われる問題
数を増やし時間を稼ぐまでしたんだ
いいところまで来てると信じたい
いや信じさせて

考える人がいる
苦悩する人がいる
そこから何かを見つける人がいる
その結果助かる人がいる
それに感謝し、次へとバトンを渡そうとする人がいる
だからボクは今日もこうしていられる
 
2015/12/29 3:03
HP

●灯台
横須賀ネイビーパーカー
高校生が発案した
卒業課題で発案した
だじゃれが現実に

高校生が発案した
私も買ってしまった

高校生が発案した
妹の後輩たちだ
妹が病気で
再会出来ない分
パーカーを着てみた
2015/12/21 2:03
HP

●玖妙夢堂
極月〜starry〜
 
 今年は特別な師走
 本當の君を知って
 不變の想ひ傳へて
 少し冷たいけれど
 少し遠くが見える
 澤山の光の向かう

 新しい形を刻もう
 運命に傾倒をして
 續いてゆく夜空へ


 今年を振返る馳走
 何時も君は輝いて
 尚更に想ひ募って
 少し寂しいけれど
 少し近くに感じる
 微醉ひ頬に觸れる

 愛しい形を紡ごう
 運命に返杯をして
 繋がりゆく夜明へ
 
2015/12/17 0:40
HP

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