月いろの手紙 置き詩版

過去ログ300 2016/2/22 3:40

●灯台
何回でも
何回でも嫌いになるけど
何回でも好きになる
それはそばにいるから

何回でも嫌いなるけど
何回でも好きなる
それは明日を信じているから
2016/2/22 3:40
HP

●玖妙夢堂
箱篋〜parcel〜
 
  代れぬ痛み
  寄り添って
  居ることで

  其れが縱へ
  束の間でも
  和らぐなら

  想ひは叶ふ

  伸ばす腕の
  直ぐ隣りに
  觸れながら

  時には唇で
  唇を覆って
  抱けるなら

  想ひは躍る

  愛しき君と
  箱に籠って
  眠れるのも

  新たに紡ぐ
  頁を色どる
  愉しみなら

  想ひは續く
 
2016/2/17 22:58
HP

●灯台
孤独
生きるとは
孤独と向き合うこと
好きな人がいれば
好きな人がいるだけ
孤独と向き合うこと

生きるとは
孤独と向き合うこと
父を見ても
母を見ても
勇気の固まり

生きるとは
孤独と向き合うこと
だから詩を綴り
だから歌を歌い
自分は自分で良いよと
明日を信じる
2016/2/15 4:17
HP

●ぽち
戯言、うわ言、独り言
 
夜なんか来なきゃいいのに
夜になんかならなきゃいいのに
いつかはそう思ってた
ボクにもそんな時期があった

なんてさ、懐古してる場合じゃないね
今は明日を繋ぐことに集中しよう

夜には夜の素敵さがある
夜があってこそ朝や昼の有り難みに気が付ける
言われてる通り
ならこの夜は何のため?
そうだよ、この夜は何のため?

もしも終わらせるつもりなら
わざわざ夜を演出したりしないよ
もうサクッとね、終わらせるんだから

伝えるなんておこがましい
単なる戯言、うわ言、独り言

そうだよ、この夜は何のため?
あぁまた怒られそうだけど
まぁいいや
 
2016/2/13 15:46
HP

●玖妙夢堂
如月〜ripeness〜
 
 指折りて數へる
 君までの毎日は
 特別を植ゑ付け
 また次の日常を
 非凡にしてゆく
 季節の風の香も
 耳に殘る聲色も
 他の誰でもない
 ひとりを描いて
 想ひ續けてゐる
 珈琲を飮み乍ら
 幸福が熟成する


 秒刻みで感じる
 限られた逢瀬は
 特別を包み込み
 また次の日常を
 非凡にしてゆく
 鼻先の髮の香も
 絡む指の温度も
 他の誰でもない
 ひとりを覺えて
 想ひ續けてゐる
 映畫を語り乍ら
 幸福が熟成する
 
2016/2/10 23:39
HP

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