月いろの手紙 置き詩版

過去ログ302 2016/3/28 4:04

●灯台
自我
書いている時間が自分
詩を書いている時間が自分
溺れずおごらず
騙されず

書いている時間が自分
詩を書いている時間が自分
父を思い
母を思い
離れて暮らす妹を思い

書いている時間が自分
毎晩詩を書いている時間が自分
職場は第2の家族
30年以上も同じ職場で働けば
みんな家族
それでも一日の中に
自分の時間を作る
何もないのに
何かあるのが勇気だから
2016/3/28 4:04
HP

●ぽち
釣糸と釣り針
 
かけているのになぜだか探してしまう眼鏡
それらと一緒

人の思考は環境を整え
ちょっとしたシグナルで歪められるという

事件がよく起きる日やなぜだか眠くなる日
それらを突き詰めればたぶんはそういったことかもです

ノンアルコールでもなぜだか酔えてしまう不思議
それらと一緒

意外と穴だらけなんです

それらを踏まえて苛立ちや不安と向き合ったなら
今まで見えなかったものが見えるかもです

釣糸と釣り針
それに特別な意味はないんです
そう単なる釣りをしているだけなんです
 
2016/3/24 4:13
HP

●灯台
心配は好き
心配だらけ
生きるとは心配だらけ
だから今日だけ許して
好きだから嫌いと語ること
2016/3/24 1:19
HP

●ぽち
いつか見た未来と現在が交差する場所
 
あれだけ あんなに いつも君を
心は奏でていたのに
もしやこれが老化? 悲しいよ
今じゃ何も聞こえやしない

迷路みたいな胸の中は
気付けば物置に化けてる
そうだ、これも老化 空しいよ
今じゃ足の踏み場もない

自由奔放 旅人は何処かへ行きました
夢を求め そのまま何処かへ行きました
僕を置いて 何かを連れて
そう愚痴れたならどんなに楽だろう
あぁ胸が痛いや

夢中で 必死に それがすべてと
そうしていなきゃ不安だった
だけど僕も老いた 切ないよ
今じゃムダなあがきはしない

光り光る 旅人は何処かへ消えました
その眩しさに目がくらみ見失いました
残像 錯覚 それを残して
残された時間が苦痛で仕方ない
あぁ胸が痛いや

空行く鳥はいつまで羽ばたいて
働き蟻はいつまで働く?
人生に定年退職なんかないのに
僕らはなぜ諦める?

自由奔放 旅人は何処かへ行きました
夢を求め そのまま何処かへ行きました
そう愚痴れたならどんなに楽だろう
あぁ胸が痛いや
 
2016/3/22 2:47
HP

●灯台
言葉
言葉の 中に生きる
私は毎日
言葉の中に生きる
泣くのも
笑うのも
言葉の重さ

言葉の中に生きる
私は毎日
言葉の中に生きる
出掛けるのも
買い物するのも
言葉の軽さ

言葉の中に生きる
私は毎日
言葉の中に生きる
ラジオの音楽
テレビの座談会
言葉の光り
2016/3/17 2:13
HP

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