月いろの手紙 置き詩版
過去ログ309
2016/12/26 0:10
●ぽち来年も続きます、始まりの年 事態は深刻です
そう言えばいくらかの気は引けるでしょう
でもね、実際は差し迫ってなんかいなくって
始まりの年
そうそのまんま、始まりです
森羅万象、あの人にも
そうボクにだって永遠はない
何かを始めれば終えなきゃならない
永遠じゃ決してない
何かを始めるには二○一六、一七
都合がいいんです
特に来年、干支がそうであるように
鳥です、羽があるんです
飛べるかは自分次第
日々を、その暮らしを頑張ろうとする人がいる限り
ボクも頑張りたい
お金、余命などの有無
なんてとるに足りないこと
もしもその心を誰かに引き継げれば
その心は生き続けるんです
誰かが言った言葉を添えます
始まりの年
何だっていいんです
始めることに意味がある
2016/12/26 0:10
HP
●玖妙夢堂行秋〜bustle〜 逢瀬の程に染まりゆく秋を
休日の街と食で充たす午後
君が笑って居てくれるから
想ひは豐かに膨らみ續ける
雜踏に紛れて肩に近づける
奧に觸れられない悔しさか
壯大な詩に祕められた謎を
銀幕の妙が解き明かす午後
君が傍らで觀てくれるから
愉しみ豐かに廣がり續ける
外套に匿れて薄ら咳をする
抱き締められない寂しさか
2016/11/7 18:59
HP
●玖妙夢堂欲念〜acceleration〜 そんな表情を見せるから
唇へと運ぶグラスの中に
ひと塊の妄想を忍ばせて
絡まる舌と喉にくゞもる
音と粘性を愉しみながら
内側から攪拌したくなる
愛ほしさは齒止め知らず
そんな腦裏を煽るやうに
色づく君のネイプに觸れ
ひと塊の懸想を囁きつゝ
時めく夜を戲れにくしと
刻む指先を躱すみごなし
現實から略奪したくなる
愛ほしさは齒止め知らず
2016/8/6 2:50
HP
●玖妙夢堂矢張〜after all〜 どれだけ想ひ描くより
たとへ僅かな時間でも
聲を聽く方が救はれる
空回り浮き沈みし乍ら
濁り始めてゐた今日が
其處に居る君を感じて
鮮やか色に染まるから
この不思議はやはり戀
どれだけ聲を聽くより
たとへ僅かな逢瀬でも
向き合ふ方が癒される
唇を寄せてみた指先を
困惑に引く君の頬には
仄かな色が廣がるから
この夕間暮はやはり戀
2016/7/30 2:00
HP