出張茶室

▼過去ログ292
2014/6/16 23:55

◆速
う…(間近に感じる相手の口から見える牙にひ、と息を呑めば、このまま喰い付かれたら無事では済まないと血の気が引き)獣人、なのか?じゃあ此処は、獣人の縄張り…?


…じゃあ二人占め、ですね(背けられる顔の頬が赤いのがわかれば、可愛い人、と呟いて身を乗り出しその頬にふわりと口づけ)二人だけの秘密にしたいな。…ダメですか?


…快先輩…(ぱさりと背中がベッドに沈むと、己を見下ろす相手の微笑みにきゅうと胸が締め付けられ。きゅっと手を握り返すと、恥じらいながらも頷き)…名前、呼んで下さい。速って、いっぱい…。


(真面目に授業の用意を済ませていれば、ふと聞こえた声に視線をちらと向け。いつもは自分に頼ってくる相手が全く己に構わないのにむすっとしてしまい、筆箱から相手用にと入れてある消しゴムを取り出せばずいっと相手の頬に消しゴムを押し付け)…貸、し、て、や、る。


いやあの、こういう、青色のファイルが見つからなくて(はっと顔を上げてはあわあわと身振り手振りでなくした資料の形状を告げて)
6/16 23:55

◆快
えー、だって離したら攻撃するでしょ?その杖で…(暴れる相手を押さえつけ、手に握られた杖を鼻先で指し、言葉とは裏腹にその表情はどこか楽しそうで)


ああ、…独り占めするにはもったいないと思って、な…(感謝の言葉に顔に熱が集まり、赤くなった顔を見られたくなくてフイッと顔を相手から背けて)


…ん、俺も。(ゆっくりと唇が離れていくと、ふっと優しく微笑んで、再びベッドに倒れこみ相手を見下ろすようにして、指を絡めて握り)もっと俺のこと好きになって…


(隣の席に相手が座るのがわかるも話しかけづらく、一時間目の授業の準備をしようとすると消しゴムを忘れたことに気づいて、いつもなら幼馴染に借りていたがなんとなく前の人に声をかけ)…なぁ、消しゴム二個持ってない?


…マスター?(教わった通りに紅茶を淹れて持っていくと、慌てて何かを探す相手に気づいて声をかけ)何か探しものですか?
6/15 18:37

◆速
ッ、わ!?(警戒するように周囲の林を見回していたが完全に不意をつかれ、押し倒され焦ったようにもがくものしりと乗られて身動きがとれず)狼…?はな、せ…っ。


じゃあ、此処は快様にとって思い出の場所なんですね(己も湖へと視線を移せば月の映る綺麗な湖畔にそっと吐息を零し)…わかります。凄く、綺麗だもの。…連れて来てくれて、ありがとうございます。


ん、っん、ちゅ…(重なる唇に懸命に応えては、首に腕を回してすがりつき)すき、せんぱ、すきぃ…っ。


やっぱり僕のせい…で、でも元はと言えばあいつが…はぁ、(謝ろうかと思うもつい意地を張ってしまい、己も支度をすれば教室へ向かうも相手の隣に無言で座り)


これが完成すれば、皆驚くぞー…あれ?(パソコンを立ち上げ論文の続きに取り掛かろうとするも、資料が見つからず。慌てて机の周りを漁り始め)な、ない…昨日この辺に置いた筈なのに…っ。
6/14 2:17

◆快
くくっ、…(気づかれてしまったことに慌てることなく、むしろ自分の居場所がわからずに挙動不審になっている相手に笑いがとまらず。ようやく治まった所で狼の姿で音もなく相手の背後に降り立ち、その勢いで相手を押し倒し)相手に名前を聞くときは、自分から名乗らなきゃねー。


まぁな…、その時に歩き疲れて辿り着いたのがこの湖だったんだよ。(当時のことを思い出して懐かしくも苦い思い出に苦笑いし、視線を湖に向けたまま話して)あまりの綺麗さに泣くのも忘れて魅入ってしまったな…。


速、くん…(顔を上げ頬に触れていた手で相手を引き寄せ唇を重ね、徐々に深くなるそれに特別なものを感じ)


…はぁ、女子かよ俺は。かっこわる…(上手く切り替えの出来ない感情にイライラし、溜め息を吐きながら教室に向かって)


(パタパタと戻っていく相手の後ろ姿を見つめて首を傾げ、手に持っていたカップの紅茶をひと口飲んで)…あたたカイ。
6/12 21:59

◆速
!だ、誰だ…!(いてて、と腰を摩っていたが、不意に頭上から笑い声が聞こえれば咄嗟に杖を構えて臨戦態勢をとり。だが慣れない森の中では何処にいるかも検討がつかず)


(すいと水面に僅かな波を起こしながら相手の元へ飛んでゆけば、静かに空いての隣へと座り。しっかりしているように見える相手の意外な昔話にくすりと笑って)ふふ、快様もそんな頃があったんですね。


…先輩が、いいです(目を伏せる相手にきょとんとするも、触れる手にすりすりと甘えて)せんぱいじゃなきゃ、やだ…。


ちょ、快…っ(相手が自分を拒否する事が初めてであり、動揺している内に相手が部屋を出て行ってしまえば茫然と閉まった扉を見詰め。トーストに視線を落とせば落ち込んだようにつぶやき)…やっぱり、昨日の事…。


…そっか。そうだよな(相手の言葉に残念そうに視線をカップへ落とせば、相手の手に己の手を重ね)いつか、快にも伝わりますように。…あ、そうだ、論文!(はっと書きかけの論文を思い出せば、あわあわとキッチンを出て)
6/12 2:07

◆快
(不審な相手を警戒して見ていたが、どこか面白い言動に尻尾が揺れていて、相手が躓くのを見て我慢しきれず噴き出してしまい)…ぷっ、……ははっ。


……、(水面の上で月の光を受けて飛び回る姿が綺麗で、思わず見とれてしまい。水辺に近い所に座り、相手を手招いて)まだ俺が幼い頃、この森で迷うことがあってな…


ちがう…(不安気な相手に首を振って、相手を抱いたまま体を起こし、頬にそっと触れては目を伏せて)むしろ…俺なんかでいいのかな、って思っちゃってさ。


ん…、でも今日はちょっと、いいや…ありがと。(昨日のこともあって食欲はわかず、作ってくれた相手に申し訳なさそうに礼を言って、先に学校に行こうとして)…先、学校行ってるわ。


…そうですか、俺はアンドロイドだからマスターの言うような感情はアリマセン。(色や温かさはわかるが、それらが人の心を動かすことだとはわからず、手の中にあるカップを見つめて)……でも、いつかはマスターと同じ思いを共有したいです。
6/11 1:11


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