殘香〜yours〜
過去ログ632
2015/10/1 0:43
☆彩 愛 美プレゼント
こそばゆか言葉ば 幾つか並べて
直接『好いとう』と 言えないヤツ
そげんこげんで ウチの事ば
長い間ずっと 待たせて来た
今度ウチの 誕生日やけんて
アイツが不意に くれたプレゼント
これまで何度もあった 誕生日
今まで何も して来なかったくせに
今になって 初めてくれたプレゼント
今 薬指で キラキラと輝いている
つやつけた上辺だけで 中身の薄い
大袈裟な言葉や行動は 要らない
そげな事よか 本当の気持ち
簡単で良かけん 伝えて欲しい
特別多くを 望んだりしてない
ごく何気無い 想いだけで良か
ばってんサプライズも 時に嬉しか
まるで子供のまま 成長せんヤツ
イタズラまがいに くれたプレゼント
今 薬指で 誇らし気に 輝いている
好かんたらしか事や せからしか毎日
難でん憾でん 夢の中へと… 流してくれるヤツ
おはじき弾いて 今までの出来事
素敵な想い出の 花束に変えて
初めて本気で くれたプレゼント
約束言葉と 共に今 輝き放つ
2015/10/1(Thu)0:43
ＨＰ
☆彩 愛 美死 亡 説 あれ程までに
派手だったのに
今は何処へ
行ってしまったのだろう
もしかしたらと
死亡説が流れている
って
勝手に殺さないでよ
こうして ちゃんと
生きて居るから
でもね
秒単位で
スケジュールを組まれて
好きな事も 食べる事も
まともに 出来なくて
そこからやっと
解放されて
自由な時間も増えた
確かに好きで始めた
仕事だったけれど
プライベートの時間なんて
全く持てなかった
この際 他人事の振りをして
有名人の自分の死亡説を
軽く受け流して
ただの一個人として
誰も気にも止めないような自分を
楽しんでみよう
もともと
造り出された偶像の
自分なんて
居なかったのだから
2015/9/28(Mon)23:37
ＨＰ
☆彩 愛 美夏を忘れられなくて
煮え滾る雨が 灼熱の大地で弾ける
焼けたアスファルトに 無数の水溜まりが出来る
幾ら雨が降り注いでも 渇いた心を
潤す事が 出来ない程よ
終わる夏を なかなか認められなくて
訪れる秋に 気付かない振りをしている
それが一つの恋の 区切りになる事を
知ってか知らずか 足踏みをしたまま
人の流れに 付いて行けなくなる
怪訝そうな顔で 太陽が顔を叛ける
諦めの悪い奴と 罵るように陽が陰る
何時までも続かない現実 水泡のように
見られなくなる さっきまでの夢
形の無い 恋を留めて置く事が
言う程易く 出来るはず無いのにね
物語りの終わりを 惜しむ間も無く去る
月日の流れに 取り残されたまま
手を離してしまえば 夏は過ぎる
もうここに居る意味が 何一つ無くなっても
進む道を見失って 一歩も動けないで居る
過ぎる夏と じわじわと訪れる秋
季節の変化に 合わせられないまま
恋の名残に一人 秋に枯れて
2015/9/16(Wed)23:00
ＨＰ
☆彩 愛 美知覚障害 見て見ぬ振り
知っていて知らぬ振り
悪い事だって
はっきりと解っているのに
全く悪意すら
感じなくなっている
慣れ切ってしまう
みんなやっているから
自分さえ良ければ
って
感覚そのものが
麻痺してしまっている
信念がある訳でも無く
ただ周りに流されて
無関心な個人主義並べ
好き勝手やっているだけ
思考力は低下して
誰かのためにでは無く
自分だけのためにしか
行動出来なくなって
生きている事を
否定するかのように
知覚を欠落させた
人であっても 人ではない
心が衰弱しきって
一人では生きられないのに
一人でも生きて行けるって
勘違いをしたまま
孤立して行くだけの
小人になってしまう
2015/9/13(Sun)23:51
ＨＰ
☆彩 愛 美初 失 恋
恋を失くした その時から
水のように薄い 夢が始まる
簡単に 掴めそうに想えていても
指の隙間から 直ぐに零れ落ちる
どんなにきれいに見える 夢だとしても
決して固まる事は無い 儚い夢の形
まだ失くした恋を 諦め切れないから
次の夢へと 想いを寄せられない
信じられない 信じたくはない
これを終わりに したくはない
転がり落ちる 地球儀
坂を下り 追い付く事出来ない
ちょっと手を滑らせた だけの事なのに
元の世界には 戻せはしない
どんなに大事にしてた 恋だとしても
この手に留めていられない 速さで逃げて行く
恋と片想いの 境目で彷徨う
ラビリンスから 抜け出す道標を
見付けられない 見付けたくはない
答えを聴くのが 怖い夜
初めての幸せは 初めての不幸の前触れ
そんな事を 誰も 教えてはくれなかった
信じられない速度で 沈む太陽
何時までも沈まないと 信じたかった
何も見えない 何も聴こえない
恋を終わらせる 明日など
2015/9/9(Wed)22:00
ＨＰ